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2009年10月30日 (金)

スカート

ヨシカズは家庭教師をしている俺の生徒である。
成績はお世辞にも良いとは言えない。

「なんで、お前はそう落ち着きがないんだ?」俺は模擬試験の結果を見ながら、あまりのケアレスミスの多さに頭を抱えていた。
「仕方がないだろう?血気盛んな男子高校生に、落ち着いてじっとしてなんかいられると思うか?」
「男子高校生の皆が皆、お前みたいならそれでも納得するが、お前の落ち着きのなさは限度を超えているぞ。」
「奴等は学生服を着てても中身は女の子なんだろ?家に帰ればスカートを穿いておしとやかに勉強してるんじゃないか?」
そう言って机の上に脚を投げ出したヨシカズを見て、俺は切れてしまった。
「そこまで言うなら、お前も女になれ!!俺が教えている間はスカートを穿かせてやる!!!!」

 

「せ、先生?マジですか?!」
翌日、俺はヨシカズを裸にすると、買ってきたワンピースを着けさせた。背中にファスナーがあるので、体の固い男なら一人で脱ぎ着できない代物である。
「お前も言ったよな。落ち着いて勉強している奴等はスカートを穿いてるって。」
「そ、それは…そんな事言ったけど、それは奴等の中身が女なんじゃないかって…」
「なら、お前の中身も女にしてやろうか?」
「そ、それは遠慮しときます。」
そんなやりとりがあり、ヨシカズは何とか机に向かってくれた。

スカート効果があったのか、次の模擬試験ではミスも少なく、まずまずの点が取れていた。
成績が上がった事で気を良くしたのか、ヨシカズはスカートを穿く事を嫌がらなくなった。スカートだけでなく、下着も女物を着けるようになったようだ。
着慣れてきたのか、ワンピースが彼の体のラインを自然に見せている。こころなしか、胸も膨らんでいるように見えた。
更に、伸ばし始めた髪が割れて覗かせるうなじのあたりが、妙に色っぽく感じられるようになっていた。この格好は俺が強制させたにもかかわらず、「彼は男だ」と常に意識していないと理性が保てない程になっていた。

「先生♪次の模擬試験で良い点が取れたら、土曜日に付き合ってもらえませんか?」とめずらしくもヨシカズが声を掛けてきた。
以前、土日に補習してやると言ったところ、休みの日にまで先生の顔なんて見たくないよ。と言っていたのだ。もちろん、今の成績であれば補習の必要などありはしない。
「どこか解らない所でもあるのか?」と俺が聞くと、
「休みの日にまで勉強はしたくないからね。ただ、先生と遊びに行きたいかな?って。」俺はヨシカズの笑顔につられてOKしていた。

 

それは、俺がヨシカズに強制していたワンピースではなかった。彼が自分で手に入れたに違いない、愛らしいエプロンドレスだった。
「先生?どうしたの♪」俺の顔を覗き込むヨシカズは化粧までしていた。
「どぉ?可愛いでしょ?」と俺の前でくるりと回るとスカートの裾が宙に舞った。
確かに「可愛い」。とても男の子には見えない。だからと言って、それを肯定してしまって良いものなのだろうか?
「行きましょ♪」とヨシカズが固まったままの俺の手を引いた。

 
「キャ~~!!」と黄色い声を上げている。
ジェットコースターの隣の席に座っているのは、ヨシカズという名の「女の子」だった。しがみ付く俺の腕に、彼女の胸の膨らみが押し付けられている。柔らかな頬が触れている。髪の毛から甘い石鹸の香りがした…

「次はアレね♪」と彼女が指したのはお化け屋敷だった。
ここでも彼女はキャーキャーと叫び、俺にしがみ付いてくる。俺の頭の中では、彼女が男だったという記憶が白いペンキで塗り込められていった。
それは、ごく普通の男女が遊園地でデートしているのと何ら変わりはなかった。
遊び疲れてベンチに腰を降ろす。俺が売店で買ったアイスクリームをやると、彼女はとても美味しそうに舐め上げてゆく。
「先生もどうぞ♪」と差し出されたアイスにかぶりついた。
「あ~っ、取り過ぎぃ♪」と俺の口に吸い付くと、舌の先で口の中にあった冷たい残留物を奪っていった。
「ねぇ、美味しかった?」唇が離れる。「アタシのファースト・キッス♪」

俺は何も言えなかった…

 

「良いでしょう♪」
夕暮れの中、遊園地を後にした俺達は街の中を歩いていた。
彼女はホテルの前で足を止めて、そう言った。そして、俺が判断を下す前に、俺の手を引いて中に入っていった。
ドアを開け、部屋の中に入った。
「先生にアタシのハジメテをあげるね♪」そう言って服を脱いだ彼女は、ブラとショーツだけを着けただけの裸体を俺の前にさらけ出していた。
彼女の手が、俺のズボンを脱がしに掛かっていた。
解放された俺のペニスが天を指していた。
「大っきいのね♪」と彼女は躊躇わずに、俺のモノを口に咥えた。
舌と口蓋に刺激され、俺の我慢はたやすく破壊されていた。

 
俺もまた全裸になると、彼女をベッドに押し倒していた。
「優しくシてね♪」
彼女の微笑みを唇で塞ぎ、伸し掛かった俺はブラの中に手を差し込んだ。
弾力のある柔肌が、俺の掌の中で形を変える。先端の蕾を刺激すると、塞がれた口の奥で彼女が喘いでいた。
「イイの…もっとシて頂戴♪」
唇を離すと、彼女はそう言って俺の手を自らの股間に導いていった。
ショーツの隙間から指を差し込んでゆく。淡い茂みの先に未開の渓谷が存在する。俺の指先は温かな湿り気を感じていた。
割れ目の中に指を挿入してゆく。敏感な所が刺激されたか、彼女は「あん、ああん♪」と艶声を上げていた。
俺は彼女の脚からショーツを抜き取った。脚をM字に開かせる。
俺の前に瑞々しいオンナの秘所が晒された。
「きて♪」
彼女に促され、俺は彼女に被さっていった。
先端が彼女の秘所に触れ…
ゆっくりと彼女の中に没してゆく…

俺は何の疑問も抱かずに、彼女の中に自らを放出していた。

 

 
心地よいまどろみから目覚める。
シャワーの音がしていた。壁には彼女が着ていたエプロンドレスがハンガーに吊るされていた。
シャワーの音が止まる。
半透明のドアの向こうで体を拭いている。
しばらくしてカチャリとドアが開いた。
「あっ先生、起きてたんだ。」
恥じらいもなく、バスタオルを肩に掛けただけで出てきたのはヨシカズだった。
彼の股間がモロに見える。俺と同じモノがぶら下がっていた。
俺が揉みしだいていた胸は、跡形もなくなっていた。
声もいつもの男声に戻っているようだった。
「ど、どういう事なんだ?さっきまでは確かに女の子の体だったぞ?」
「見つかる前に戻っておきたかったんだけどね♪この間、ネットで面白い薬を見つけてね。試してみたんだ。」
「その薬で女になるのか?」
「先生も試してみる?女の子の快感て、凄いんだよ♪」

俺は唾をごくりと飲み込んでいた。

「この通り、ちゃんと元にも戻れるよ。」
ヨシカズの微笑みは、善人を魔の世界に引きずり込もうとする悪魔の笑みにも見えた…

 

 

「ねぇ、どうやったら元に戻るのよ?」
俺はヨシカズに詰め寄った。

あの薬で、確かに俺は女の体になった。
男に戻ったヨシカズに指技だけでイかされまくった。
気が付くと朝になっていた。ヨシカズの姿はなく、置き手紙と彼の着ていたエプロンドレスが残されていた。
「先生、可愛かったよ♪」と書かれた紙を怒りに任せて丸めてゴミ箱に投げ込んだが、それで何かが解決する訳でもなかった。
着るものはソレしかないから、仕方なくエプロンドレスを着てやった。
鏡に映してみた。髪の毛がもう少し長ければ、ヨシカズよりも可愛くなると思った。
バックに化粧道具が入ってたので、簡易にお化粧してホテルを出た。

(何で女の子独りで朝の路を歩かなくちゃならないのよ!!)と訳の解らない怒りが込み上げてくる。
近くの小石を蹴り上げたはずみでスカートが捲れた。道行く人の視線が俺に集中したように感じた。
そう言えば、俺って男の子みたいに大股で歩いていたんじゃないかしら?
急に恥ずかしくなってきた。
(な、何なのよ!!)
俺は全ての怒りをヨシカズの所為にした。
兎に角、元に戻らない事には話にならない。
俺はヨシカズを近くの公園に呼び出した。

まだ朝早いので、公園では体操やランニングなどのスポーツに興じている人がちらほらといた。
「待った?」とヨシカズが駆けてきた。
「いつまで待たせるのよ!!」と、俺の怒りモードは継続している。
「ねぇ、どうやったら元に戻るのよ?」と怒りモードのままヨシカズに詰め寄る。
「昨日と同じ事をすれば良いんだよ。」と事も無げに言う。
「ま、また遊園地に行くの?」
「べつに他でも構わないよ。でも、先生とデートする事には変わりはないけどね♪」
ヨシカズとの「デート」と聞いて、なぜか俺の怒りは霧散していた。

「じゃあ、動物園に行こ♪」という俺の提案に「良いよ。」と答えるヨシカズの笑顔が眩しかった。

2009年10月23日 (金)

替え玉

 

俺はアルバイトで家庭教師をやっていた。
生徒はヨシエという可愛い女の子…だった筈なのに…

 

ヨシエは本当はヨシカズという男の子だった。「ヨシエ」は愛称だと言う。確かに、家庭教師になる時に息子なのか娘なのかをちゃんと確認した訳ではなかったが、通された彼女?の部屋はどこから見ても「女の子」の部屋だったし、現れた娘がスカートを穿いていれば、誰だって男の子だとは思わないだろう。
学校には一応、男子の制服で出かけていたが、それ以外の時間はずっと女装していたらしい。俺が教えている時は女の子の姿しか見ていなかっいたので、今の今まで、疑う事さえなかったのだ。

発端は、合格祈願を兼ねた初詣でだった。
俺が迎えにゆくと、振り袖姿のヨシエが出てきた。慣れない格好で人込みに出かけるとあって、俺も十分に注意した。唯でさえ受験生である。「スベル」事は絶対の禁止事項だった。
いつもよりも時間を掛けて神社にたどり着いた。一段一段確かめるように石段を昇ってゆく。参拝者の流れに遅れるように社殿の前に立った。
「合格しますように♪」と俺も賽銭を奮発して祈った。
(これで合格できなかったら焼き打ちでもするか)
とバチ当たりな事を考えていたのがいけなかったのだろうか、昨夜の雪の残りに足を滑らせた俺はヨシエと伴に派手に転んでいた…

 
どうやら骨折などはなさそうだった。
が、起き上がろうとして体が自由に動かなかった。
「大丈夫?」と心配そうに声を掛けてくれた男がいた。
「俺は大丈夫です。それより、連れの女の子は?」
と言う「声」に違和感があった。
声を掛けてくれた男と視線が合う。

…俺は昔見た映画のワンシーンを思い出していた…

俺達はヨシエの家に戻った。状況を説明するのもそこそこに、俺はヨシエの母親に手伝ってもらい、振り袖を脱いだ。
その過程で、俺は衝撃的な事実を知る事となったのだ。

いろいろと話を聞いた上で、俺はヨシカズとしてヨシエの家で生活する事になった。条件として女装する事だけは勘弁してもらった。
元々が男なので映画のように性別の違いでの不自由はなかった。が、ヨシエの代わりに受験をしなければならない事は避けられなかった。とは言え、一度受けた大学の試験である。俺は難なく合格することができた。

 
「これも神様の御利益かしらね♪」
と、俺の前でマニキュアを塗っているのは、本来、試験を受ける筈であったヨシエであった。
ヨシエも入れ替わりに対して動じてはいなかった。
しかし…
俺が受験勉強に集中している間、受験から解放されたヨシエは「俺」の改造に精力を注いでいたようだ。
「ヨシエ」に戻るべく早速にも「俺」の体に合わせた女装用品を揃え、女らしく見えるようにダイエットとエステティックに励んでいたらしい。
しばらくぶりに俺の前に現れたヨシエは「女子大生」らしく、少し大人っぽい服を着て、お化粧もバッチリ決まっていた。

「とりあえず、合格おめでとう♪って言わないといけないのかしらね。」と元の自分のベッドに腰を下ろした。
その姿が元の俺自身であるとは到底思えなかった。男とは思えない艶っぽさに、俺の股間が興奮するのを感じていた。
「少しでも手入れしないと、すぐに男に戻っちゃうのよね。今のヨシカズって、どう見ても男の子よね。」と、彼女の視線が俺の股間に注がれていた。
「お姉さんが、合格のご褒美をシとあげましょうか♪」と妖艶に微笑む。
「な、何がご褒美だよ。それよりも、その格好は何なんだ?俺には女装の趣味なんてないんだぞ!!」俺は彼女の胸元から覗いている膨らみ(本物ではない事を切に願う)から目を逸らすようにしてそう言った。
「だって、アタシは女の子なんだもん。綺麗になるのにいけない事なんてないでしょ?大丈夫よ。この格好でアパートの人達に挨拶したけど、だれも同一人物だって気付かなかったわ。」俺は何と反応して良いかわからなくなっていた。

 
「そうだ。あの神社に合格の報告に行かなくちゃね♪」とヨシエは俺の腕を引くと外に連れ出した。
ヨシカズの持っていた男の服は学生服しかなかった。受験勉強の追い込みで他の服を買ってる暇もなかったのだ。
だから、並んで歩いている俺達は女子大生と高校生の姉弟にしか見えない。

 
神社の階段を上ってゆく。
初詣でとは違い、参拝客はほとんどいない。
拝殿の前で俺達は手を合わせた。
(焼き打ちなどと物騒な事を言って申し訳ありませんでした)
俺は一生懸命謝った。合わせた手に力を入れギュッと目を閉じていた。

「あれっ?」と隣で声がした。
ヨシエは俺の左に立っていたが、声は右側から聞こえた。
声につられ瞼を上げた。そちらを見ると学生服を着た男の子がいた。
反対側には誰もいない…
「戻ったのね♪」
男の子が女の子の声を出して言った。

俺は自分の手を見てみた。爪にはマニキュアが塗られていた。
視線を下ろし、服を見る。それはヨシエが着ていたものだ。
「ヨシカズ君か?」俺は隣の男の子を見て言った。
「いいえ、アタシはヨシエよ。ねぇ、こんな服いつまでも着ていたくないわ。着替えがしたいからつきあって頂戴。」
どうやら、俺には選択権はなさそうだった。

ヨシエが入っていったのは一軒のブティックだった。いきつけらしく、学生服の男の子だというのに親しく対応していた。
「どう♪」と試着室からでてきたのは、いつものヨシエだった。
そのまま支払いを済ませると、
「じゃあ、次に行こう♪」と俺の手を引いて店を出た。
ショーウィンドウのガラスに俺達が写っていた。
さっきまでは姉弟だったのが妹姉になっている。
俺も早々に男の姿に戻りたかったが、今のヨシエの勢いでは当分叶いそうもない願いに思えた。

「大丈夫。アタシが慣らしといたから、コツさえ解れば簡単に出るわよ♪」カラオケBOXで、俺は女の声の練習をさせられていた。
確かにヨシエは、この体で綺麗な女声を発していた。不可能でない事は実証されていたが、やはり自分から女の声を出すのに躊躇いがあった。
たとえ、今のこの姿に似合う声であったとしても、アパートに戻り「俺」の服に着替えてしまえば関係のない事なのだ。
しかし、ヨシエにはそれを許す考えは一切持っていないようだった。
数回の時間延長の後、ヨシエとの女声でのデュエットができるまでにたどりついた。
「じゃあ、次に行きましょう♪」と店を後にした。時計を見るとかなり遅い時間になっていた。
「大丈夫よ。ママにはさっき電話で事情を説明しておいたから。今日は戻らなくても何も言われないわ♪」
と言いながら連れて来られたのはホテルだった。
「先生にご褒美あげるって言ったでしょ♪」とヨシエは鍵を手にエレベータに乗り込んでいった。

 

部屋にはキングサイズのダブルベッドが置かれていた。
部屋に入るなり、俺はベッドに押し倒された。伸し掛かってきたヨシエが唇に吸い付いてきた。
舌を入れるディープキッスだった。それは俺のファーストキスでもあった。
これまで俺には女の子と付き合う事なんかなかった。もちろん、プロの女の所にも行った事はない。
女の子と身近に接したのはヨシエが初めて…

って、ヨシエは男だったんだ!!

「お、男同士でナニをさせるんだ!!」俺は力づくでヨシカズから離れようとした。
「あら、アタシ達は女の子よ♪だからイイコトしましょうネ。」とヨシカズは俺の服を剥ぎ取っていった。ブラジャーに包まれた、形良いバストが露になった。
そのブラジャーもあっと言う間に抜き取られた。
「綺麗にできてるでしょ?ここまでにするには、結構苦労したのよ♪」と乳房の先端を指先で弾いた。
「ヒャン!!」俺は思わず叫んでいた。
造り物だと思っていた乳房や乳首にまで神経が通じていた?
「本物なのか?」偽物なら外せば元に戻る。しかし…俺の頭に不安がよぎった。
「ウエストの余った肉を集めただけよ。もったいないけど、潰してしまえば元に戻るわ。」それよりもと、ヨシエは押し包むように俺の乳房を揉み始めた。
「今はこの快感を楽しみましょうよ♪なかなか味わえるモノじゃないわよ。」と乳首に吸い付いてきた。
「あふぁん♪」と俺の口からは女の吐息が漏れていた。次第に体が暑くなる。
汗が出てくる。特に股間は濡れたように湿っていた。

いつの間にかヨシエは全裸となっていた。服を脱いでしまえば「男」のヨシカズでしかない。股間には男らしい起立が存在していた。
ベッドに押し倒されている俺の方は、上半身こそ裸にされているが、下半身はそのまま。まだスカートを穿いていた。
ヨシカズは俺の脚を押し開くように、腰を割り込ませてきた。スカートの裾が太股の上を捲れ上がってゆく。そして、その下に穿いているショーツが露になった。
「ちゃんと濡れているね。」男の声に戻りヨシカズがそう言った。汗で濡れたショーツは、まるで女の子が愛液で濡らしたかのように見える。
ヨシカズが布の上から俺の股間を撫で上げた。
「ふぁああん!!」得体の知れない快感がもたらされた。しかし、その快感が性的なものであるにもかかわらず、俺は股間に昂りを感じなかった。
そもそもペニスの存在が感じられない?!

「じゃあ、ご褒美だよ♪」とショーツの隙間を広げると、ヨシカズは彼の腰を押し付けてきた。

(????)

俺の中に何かが入ってきた。
それはヨシカズのペニスに他ならない。
それは、本来、男にある筈のない場所から侵入してきている。
胸にバストが造られているように、俺の股間にも何か細工がされていると考えるしかない。

しかし、俺はそれ以上の事を考えられなかった。

快感が全てを塗りつぶしている。俺は女のように悶え、喘ぎ…
そして、絶頂に達していた。

 

俺はシャワーを浴びていた。
情事の汚れを洗い流すとともに、自分自身の肉体を確認していた。
手術とかじゃないヨ♪とヨシカズは言っていた。全ては女装アイテムなんだそうだ。
胸は集めた時と同じように肉体を粘土化する薬を飲んで均してしまえば、腰のくびれとともに元に戻り、股間の方も特殊なシートで被われているだけなので、専用の剥離剤で剥がせば良いと言う事だった。
(それにしても良く出来ているなぁ)
と、無意識のうちに俺の手が股間に伸びていた。

指が割れ目に沿って置かれた。
少し力を入れるとずぶずぶと指先が中に入ってゆく。
「はぁん…」
思わず「女」の吐息が漏れる。
脚に力が入らなくなり、バスルームの壁にもたれる。それでも、股間に差し込んだ指は離さなかった。
ゆっくりと動かしていると、次第に昇っていった。
「あん、ぁあん…」
俺は喘ぎながら快感をむさぼっていた。
「あ、あぁ~~ん♪」俺はイクと同時に、その場に座り込んでしまった。
頭から、暖かなシャワーが降り注いでいた…

 
「長かったね。堪能できたかい?」
ヨシカズはベッドに座り、こちらを見てニヤニヤしていた。
「少しは僕にも楽しませてくれないかなぁ♪」と開いた股間を指さした。
ヨシカズもまた裸であり、彼の指した先には彼のペニスが垂れ下がっていた。
「どうすれば良いか分かるだろう?」
彼の声に誘われて、俺は彼の股の間に座っていた。
垂れ下がったモノを手に取る。顔を近づける。それが先程、俺を貫いたモノだと思うと愛しさが湧いてくる。
俺はソレを口の中に入れていた。
ソレは次第に硬さを増してくる。
ビクビクと小刻みに震えている。
俺は舌と口蓋で更に責めたてた。

「イクぞ。飲めるか?」
俺の口の中に彼の精液が放出された。
美味しいものではなかったが、全てを飲み込み、更にペニスのまわりに残っているものを綺麗に舐め取った。

「今度は上でヤってみるかい?」
ヨシカズがベッドに仰向けになった。
俺は後を追うように、彼の上に跨った。
既にペニスは硬くなっている。俺は手を添えて腰を降ろし、自らの中に導いていった…

 

 
二人の女がホテルを出てきた。
先を行くのはまだ高校生かもしれない女の子、それよりは上の女の方はどこか恥ずかしげに後を付いてゆく。
「ほら、大丈夫だから。あんたスタイル良いんだから、もっと自信持ちなさいよ♪」年下の娘が振り向いてそう言った。
後ろの娘は「でもネ…」と言っているかのように頭を左右に振ると、更にうな垂れた。
「じゃあ、もう一度入れ替わろうか?」と言われた途端、後ろの娘に言った。
後ろの娘は顔を上げ、一瞬固まったようになる。そして…

後ろの娘は前の娘を後ろから抱き締めていた。
先程とは違い、眼が輝いている。
そして耳元に囁いていた。
「今度はアタシがシてあげるネ♪」

2009年10月17日 (土)

夢の後先

 

「ねぇ、先生?」
聞いてきたのは、俺の生徒であるヨシカズだった。
俺はアルバイトで家庭教師をしている。ヨシカズは解らない所を俺に聞いてくるのだ。
「何だ?」と参考書から視線を上げると、間近にヨシカズの顔があった。
「先生には恋人いるの?」と俺の目を覗き込んでくる。
こいつは男のくせに、妙に艶めかしい所があり、気を抜いていると俺の股間が反応してしまう。
ヨシカズの質問ではないが、受験勉強に明け暮れた高校時代には女の子と付き合う余裕もなく、いまだ恋人など持った事はないので、こういう事には免疫がない。
だからと言って「男」にはしるような事はない。俺は至ってノーマルなのだ。

「そ、そんな事は勉強とは関係ないだろう?」とヨシカズから距離を取ろうとしたが、更に近づいてきた。
「ボク、ソノ事が気になって勉強に身が入らないんだ。」
「な、何でそうなるんだよ。」
「ねえ♪」と更に迫ってくる。

「い、いないよ。」

と答えると、ヨシカズはホッとしたように笑顔を見せる。
(マズイ!!)
ヨシカズのその顔に俺の股間が反応してしまった。
「先生はフェラチオってしてもらった事ある?」ヨシカズが伸し掛かってきた。
「な、無いよ…」
ヨシカズが悪戯っぽい笑みを浮かべる。彼の手はズボンの上から俺の硬くなったモノを確かめていた。
「じゃあ、ボクがシてあげるネ♪」ヨシカズの指がズボンのチャックを降ろしている。
俺は固まったまま、何も出来ないでいた。

不意にペニスの先端が暖かく、ねっとりしたものに包まれた。ヨシカズが俺のペニスを咥えていた。
「や、止めろよ…」
俺の抵抗は口先だけであった。が、それも早々に快感に飲み込まれてしまった。
「ううっ、で、出る!」
ヨシカズの舌技で、俺は一気に達してしまった。

ゴクリと喉を鳴らしてヨシカズが俺の精液を飲み込んでいた。
「先生のって不思議な味がするね♪」と妖艶な笑みを浮かべる。
俺は慌ててペニスをパンツの中に戻した。
「き、今日はこれまでにする。残りは次回確認するから、自分でやっておくように。」
俺はズボンのベルトを締めるのももどかしく、ヨシカズの家を後にした。

 

その晩は変な妄想に悩まされ続けた。
俺のアパートに押しかけてきたヨシカズが、部屋に入るなり全裸になった。
その肉体は彼本来のものではなく、ピチピチの女の子の裸体だった。膨らんだ胸、くびれた腰、何もない股間…
首から上はヨシカズだったが、元々が女顔のため何の違和感もなかった。

「抱いて♪」とヨシカズに押し倒された。
「今度は下のお口でシてあげるね♪」
既に俺の股間は節操もなく憤り勃っていた。その上にヨシカズが跨り、俺のモノを股間に導いてゆく。
俺のペニスは再び暖かく、ねっとりしたモノに包まれていた。
ピチャピチャと卑猥な音がする。ヨシカズの愛液が結合部に溢れていた。
「う、うぅ…出るーっ」と俺はその日二度目の放出を行っていた。

 
…カチャカチャと音がした。
台所に立っていたのはヨシカズだった。エプロンを着けて洗いものをしているようだが、素肌に直にエプロンを着けている。パンツも穿いていないので、形の良いお尻が強調される。
「あぁ、勃ったんだ。」振り返ったヨシカズの視線の先には俺の股間があった。
「今度はムネでシてあげるね♪」濡れた手を拭きエプロンを外す。
オンナの裸体が俺に迫ってきた。
ヨシカズがたわわな胸の膨らみに俺のペニスを挟み込んだ。
谷間から覗いている先端に舌が触れた。先端の割れ目をほじくるように刺激する。
「や、やめろよ…」
俺が抵抗する間もなく、俺の先端からは白い粘液が吹き上がり、ヨシカズの顔を汚していた。

 
風呂から出てきたヨシカズがベッドで待っていた。
女のようにバスタオルを胸の所で留めている。頭に巻いたタオルを外すと濡れて光る黒髪が肩に垂れてきた。
「来て♪」
ヨシカズが言う。
コレは「女」だ。
俺の中の煩悩が一切を圧していた。
俺はヨシカズを組み敷いた。脚を抱え、彼女の股間に己をぶっつけた。
はち切れんばかりの俺のペニスが彼女の中に突き立てられた。
「オゥ、オオオッ!!」
俺は奇声を上げ、腰を揺らしていた。

しかし、今度は一瞬で達するような事はなかった。
ヨシカズが膣圧で俺の快感を絶妙にコントロールしていた。高まりを迎えようとすると緩めてイかせず、萎えてくると締め付けて硬さを取り戻させる。これまでのように、一気に爆発させるのではなく、ぎりぎりの所で快感を持続させている。
いよいよ俺の体力の限界が見えてきたところでヨシカズが言った。
「良いよイッても。アタシの子宮に出して頂戴。妊娠しちゃうくらい活きの良いのをお願いね♪」

「妊娠」という単語に俺は青ざめたが、既に押し留めようもない奔流が彼女の膣に放たれてしまっていた。
言いようのない快感と伴に俺の意識はブラックアウトしていった…

 

 

それが「夢」であったと知ったのは、ベッドの中で目覚めたのが俺一人であり、部屋の中には他に人の気配がなかったこと、カーテンから漏れる朝日に照らされた床には、昨夜と同じように散らかっていたこと、そして台所のシンクにはヨシカズが洗ってくれた食器が汚れたまま積み重なっていたことに気付いたからだった。
起き上がり、シャワーで体にこびりついた汗と汚れを洗い流した。その間にも夢の記憶が甦り、俺は股間を硬くしていた。

その日の夜もヨシカズの家でのアルバイトだった。
「こんばんわ♪」ドアを開けたヨシカズが屈託のない笑顔とともに、俺を部屋の中に引き込んでいった。
ヨシカズの腕が目に入る。Tシャツに包まれた肩、首まわりから視線は下に降りてゆく。
そこにあるのは平坦な「男」の胸でしかない。しかし、布地の皺の下に昨夜の膨らみを想像してしまう。

「今日は何からシましょうか?」ヨシカズが聞いてくる。
もちろん勉強の事を聞いているのだと解ってはいたが、どうしても昨夜の夢の続きにつながってしまう。
(手でする?口でする?)
(下で良い?上に跨る?)
夢の中のヨシカズが耳元で囁いている。
「昨日のどうでした?」とヨシカズが俺の顔を覗き込んできた。
「もちろん良かったよ。」妄想を振り切るように、そう答えた。
「じゃあ、今日もシてあげるね♪」と俺のズボンに手を掛けていた。
ソファに押し倒されると一気にズボンが抜き取られた。両足の間にヨシカズが割り込んで来る。
「あれ?」俺のペニスを咥え指先で根元を刺激していたヨシカズが、その動きを止めて口を離した。そしてペニスを摘み上げ、その裏側を覗き込んだ。
「もう少し腰をずらしてもらえませんか?」と言うヨシカズに俺は素直に従っていた。
俺の股間がヨシカズの前に晒されていた。エロ雑誌の女のようにM字に開いた俺の股間にヨシカズが舌を這わせた。
「同じ味だ…」そう呟くと舌を尖らせて俺の股間に突き立てた。
ムズムズとした「快感」がそこから広がっていった。ピチャピチャと音が立ち始める。それはヨシカズの唾液だけで濡れたようには思えなかった。
「じゃあ行くね♪」とヨシカズが中腰になる。彼もまたズボンを脱いでいた。その股間には彼の顔にそぐわない程の逞しいモノがそそり立っていた。
ヨシカズが腰を押し付けて来る。ヌォっと俺の股間に侵入して来るモノがあった。
「これってフタナリって言うんですよね♪ボク、初めて見ました。」
俺がヨシカズの言葉を理解するにはしばらくの時間がかかった。

俺の腹の中で何かが蠢いている。
それが、ヨシカズのペニスである事は間違いない。しかし、彼のモノはどこに挿入されているというのだ?そこは決してアナルではない!!
そこに彼の「フタナリ」と言う言葉が結びついた。(あぁ、そこには女と同じに膣があったのか…)と俺の中で納得する声があがった。

ちょっと待て!!
それはつまり、俺がフタナリだと言う事なのか?!俺が…俺が男なのは半分で、後の半分は女だったと言っている??

しかし、俺の思考はそこまで止まりだった。
ヨシカズの行為はこれまでにない快感をもたらしていた。快感に俺の思考が分断される。俺はその快感に女のように喘いでいた。
「ああん、あああ~ん♪」俺は身を捩り、更なる快感を求めて悶えていた。
俺は女の快感に呑まれていた。遠くで彼が「行くよ」と言っている。「俺も…」と無意識が答える…
俺の中に熱い奔りが放たれた。「イクゥ…」俺はそう呟くと同時に快感の中に意識を没していた。

 

 
俺はどのようにしてアパートに辿り着いたかを覚えていたかった。しかし、その晩を再び変な妄想で悩まされ続けたのは覚えていた。
俺のアパートに押しかけてきたヨシカズが、部屋に入るなり俺を全裸にひん剥いた。
その肉体は俺本来のものではなく、ピチピチの女の子の裸体だった。膨らんだ胸、くびれた腰、何もない股間…

「抱いて♪」と俺はヨシカズを押し倒していた。
既に彼の股間は解放され、彼のモノが憤り勃っていた。その上に俺が跨り、ヨシカズのモノを股間に導いてゆく。
彼のペニスが再び俺の膣を満たしていた。
ピチャピチャと卑猥な音がする。俺自身の股間からにじみ出た愛液が結合部に溢れていた。
「あ、あぁん…イクーっ」と俺はその日二度目の絶頂を迎えていた。

 
…カチャカチャと音がした。
台所に立っていたのは俺だった。エプロンを着けて洗いものをしているが、素肌に直にエプロンを着けている。パンツも穿いていない。
物音に振り返ると彼が起き上がるのが見えた。
「あぁ、勃ってる♪」振り返った視線の先にヨシカズの股間があった。
「今度はムネでシてあげるね♪」俺は濡れた手を拭きエプロンを外していた。
俺は、たわわな胸の膨らみに彼のペニスを挟み込んだ。
谷間から覗いている先端に舌が触れた。先端の割れ目をほじくるように刺激する。
「い、良いぞ…」
彼はうめくと、先端から白い粘液が吹き上げ、俺の顔を汚していた。

 
風呂から出てくるとヨシカズがベッドで待っていた。
俺は女のようにバスタオルを胸の所で留めていた。頭に巻いたタオルを外すと濡れて光る黒髪が肩に垂れてきた。
「来いよ。」
ヨシカズが言う。
俺はヨシカズに組み敷かれた。脚を抱えられ、俺の股間に彼自身をぶつけてくる。
はち切れんばかりの彼のペニスが俺の中に突き立てられた。
「アン、アアアアンッ!!」
俺は嬌声を上げ、快感がいつまでも続くようにと緩急を付けて腰を揺らしていた。

いよいよ俺の体力の限界が見えてきたところでヨシカズに言った。
「良いよイッても。アタシの子宮に出して頂戴。妊娠しちゃうくらい活きの良いのをお願いね♪」

その途端、押し留めようもない奔流が俺の膣に放たれていた。
「妊娠」と言う言葉が耳の奥に残っていたが、言いようのない快感と伴に俺の意識はブラックアウトしていった…

 

 

それが「夢」であったと知ったのは、ベッドの中で目覚めたのが俺一人であり、部屋の中には他に人の気配がなかったこと、カーテンから漏れる朝日に照らされた床には、昨夜と同じように散らかっていたこと、そして台所のシンクには俺が洗った筈の食器が汚れたまま積み重なっていたことに気付いたからだった。
起き上がり、シャワーで体にこびりついた汗と汚れを洗い流した。俺は夢の記憶を辿っていた。胸は平らであり、股間にはいつものモノが硬くなっていた。しかし、その裏側には彼を受け入れた器官が確かに存在していた。

 

 

俺が体調の変化に気付いたのは、それからひと月近く経っていた。
明らかにそれは「妊娠」の兆候であった。実際に医者に診てもらった訳ではない(男の俺が産婦人科に行くには勇気がいる)が、妊娠検査薬や色々調べた情報からは「妊娠」している事に疑いようはなかった。

更に日が経つと、体内のホルモンバランスが「女」に傾いているのか、体型が次第に女のそれに近づいているみたいだった。
最初に気付いたのは胸の膨らみだった。
太った訳ではないのに、胸の辺りに肉がだぶついてきたのだ。少し大きめの服を着てごまかしていたが、乳首も大きくなってきた。
敏感な乳首はブラジャーを必要とし、ブラジャーは胸の膨らみを強調する働きを持っていた。
こうなるとダブダブの服でもごまかしきれなくなる。

更に…と言うか都合良く、俺の身体の他の部分も女性化が進んでいた。髭はだいぶ前から伸びなくなっていたが、頬や額が女の子らしくなっていた。眉毛が薄く、細くなると共に睫毛が伸び、パッチリとした目になっていた。
ふっくらとした唇は口紅を塗らなくても赤く染まっている。鼻も幾分か愛らしくなっていた。
髭と同様に体毛もうぶ毛に変わっていた。剥き出しの太股は男心をくすぐるようにピチピチに肉付いていた。
これならブラジャーを付け、女の子の服を着ても違和感がない。…と言うより、俺は女の子の服しか着れなくなっていた。
体型全体が男の服を拒絶するのだ。ウエストがくびれ、腰骨が広がっていた。

 

お腹が膨れてきた。
既にヨシカズの両親にも知られていた。俺は、彼の母親に連れられて産婦人科にも行っている。
俺を実の娘のように世話を焼いてくれるのが有り難かった。
俺は母子手帳をもらい、定期的に通院していた。

お腹が大きくなるとともに、俺のペニスはどんどん小さくなっていった。
今では他の女性と変わらないと医師も言ってくれている。
俺はもう、完全に女の仲間入りをしてしまったようだ。

 

 
出産の日がやってきた。
陣痛が始まっていた。
分娩台に上がって、その瞬間が来るのを待つ。
医師の声に合わせて呼吸を整える。
痛みが最高潮に達した。

産声が上がった。
「がんばったわね。可愛い女の子よ♪」と皺くちゃの顔を寄せてくれた。
(この子を俺が産んだんだ)
不思議な達成感があった。

 

 
俺は娘とともにヨシカズの家に居候していた。
「責任取るなんて言ってるけど、ウチのバカ息子の事はドーでも良いから、良い男がいたら気にせず一緒になっちゃいなさい♪」
と言ってくれているが、俺にはヨシカズ以外の男など考えられなかった。

「だから、セキニン取ってよネ♪」と娘を寝かし付けた後、俺はヨシカズの家庭教師に戻る。
「妊娠や出産のドタバタで浪人したって言う言い訳は、来年は効かないからね!!」
(もしかしたら二人目かも…)と思いつつ、俺はヨシカズに飴と鞭を振るう毎日を過ごしていた。

2009年10月 9日 (金)

恋人

 

「こんにちわ♪」

俺のアパートのドアを叩いた女の子が誰なのか、即には判らなかった。
「ヨシカズ君かい?」
ようやくの事で俺が家庭教師をしていた男の子の名前が浮かんできた。

「入って良い?」とニッコリ微笑まれると、どうして良いか解らなくなってしまっていた。
彼女=彼?は俺の腕の下を潜って、開いたドアから中に入ってしまっていた。
三和土に女物のサンダルが揃えられて置かれていた。これまでの俺の生活では考えられない光景であった。

「割りと綺麗にしてるのね♪」ヨシカズはフローリングに空きスペースを見つけると、クッションを敷いてその上に座った。左右に足先を開いた女の子座りが様になっていた。
「どうしたんだい、突然こんな所に来て。それよりも、その格好はどうしたんだい?」

何を聞いて良いか解らずに口走る俺の質問を聞き、ヨシカズは人差し指で自分の顎を指して首を傾けた。
(可愛い!!)俺には彼が女の子にしか見えなくなっていた。
「ここに来たのは先生が暇を持て余してるんじゃないかと思って。ボクも先生に会いたかったしね♪」
そう、大学受験が終わってしまえば家庭教師は用済みになる。ヨシカズの所も先週で終わりになっていた。
「四月になれば、晴れて先生の後輩になれるでしょ?でも、たんなる先輩後輩の関係より、もっと親密な関係になりたかったんだ♪」
「し、親密な関係って…」
「もちろんコイビト関係だよ。でも、先生は男同士って事を気にすると思って、格好だけでもらしくしようって。何たって、大学には制服はないでしょ?何を着ても咎められないって良いよね♪」と胸の膨らみを強調するように腕を組んだ。

「そ、その胸はどうしたんだ?」
「今はシリコンパッドだけど、本物が良かったらホルモンでも整形でもボクは構わないからね。先生はどの位の大きさが好みなの?」
「大き過ぎるのはなァ…、って何を言わすんだ。俺はノーマルだ。ちゃんと女の子と付き合いたいんだ!!」
「でも今は…と言うより、これまでずっとフリーだったんでしょ?だから、ボクがちゃんとした女の子になれば何も問題はないでしょ♪」
「そ、そう言う問題ではないんだが…」
「ボク、ちゃんとした女の子になるよ。手術だってするし、戸籍も変えてもらうから。」
「だから…」
「今でも女の子の代わりはできるよ。ちゃんと練習してきたもの♪」
と、俺のズボンのベルトに手を掛けてきた。

「よ、よせよ!」とは言うものの、見た目は可愛い女の子のヨシカズに、俺のペニスは硬くなっていた。
マニキュアを塗った指がチャックを下ろし、トランクスの中から勃起したペニスを取り出していた。真っ赤に塗られた唇が俺のペニスを呑み込んでゆく。
舌と口蓋で巧みに刺激を与えてくれる。あっと言う間に、俺は最初の一発を放ってしまった。

「う、上手いじゃないか。」と言う俺に
「へへん♪」と自慢気に笑みを浮かべる。
「下のお口も試してみる?」とスカートをたくし上げて見せた。
「お、おい…」
俺はヨシカズを止めるべきであったが、ココロの片隅に期待するものが生まれていたのを感じていた。
彼女はスカートの中からショーツを抜き取っていた。スカートを捲り尻を突き出してきた。
「今は本物じゃないけど、ちゃんとできるようにしているから♪」と両手で尻の穴を広げてみせた。
俺の目は、ソコに釘付けにされていた。
菊口がヒクヒクと蠢いている。早く来てと俺を誘っているのだ。
俺のペニスは既に十分な硬さを取り戻していた。

俺はヨシカズの中に没していた。
実際、俺はまだ女の子とシた事がない。最初のSEXの相手がヨシカズであったのは、俺にとり幸せだったのだろうか?
「ねぇ、ほとんど違わないでしょ?」と聞かれ、「あ、ああ…」としか答えられなかった自分が情けなかった。

 

「んあん♪ああ~ん♪」ヨシカズは女のように喘いでいた。
俺の動きに快感が得られるのか、腰を振って応えてくれる。その行為が俺のペニスに更に刺激を与えてくる。
「い、行くぞ。」俺は我慢の限界に達していた。
「ああ、良いわよ。キテ♪」
俺は一気に放出した。
「あ、あ~~~ん!!」とヨシカズもイッたようだ。

俺はヨシカズから離れると、ぐったりと床に寝転んだ。
「ね♪良かったでしょ?」とヨシカズが俺の顔を覗き込んだ。

「練習して来たって言ったよな?どこで、どうやってやったんだ?」俺は先ほどから気になっていた事を聞いてみた。
「もちろんウチで練習したんだよ。パパが最後まで指導してくれたんだ。」
「パパって、お前の親父さんかい?もしかして、親父さんのモノを?」
「当然でしょ。実際にヤッてみなければ解らない事がいっぱいあるんだもの。」
(な、何ていう父親なんだ)
「お母さんは知ってるのかい?」
「もちろん、ママには内緒だよ。でも、ママとは一緒にお洋服やお化粧道具を揃えてもらったけどね♪」
俺はもう、何も言えなくなっていた。
「だから、今日は帰らなくても大丈夫なんだ。ネェ、もう一度シよう♪」
そう言って、ヨシカズは俺の上に跨ってきた。再び口で俺のモノを硬くさせると、騎乗位になって填め込んでいった。

 

最期は狭い俺のベッドに全裸で抱き合って眠っていた。
裸になっても、俺はヨシカズが「男」に見えなくなっていた。パッドを外した胸は平らだし、女性特有の腰のくびれもなかった。
ただ、股間だけは巧妙にペニスを隠していた。畳み込んで特殊な接着剤で女性の割れ目のように加工してあるそうだ。クンニすると、尿道口から先走りの雫が溢れ出てきて、ヨシカズの股間が愛液で濡れたようになるのだった。

ベッドの上では俺の腕を枕にしていた。
互いに向き合っているが、俺に見えるのはヨシカズの頭だけだった。肩まで垂れた髪はカツラではなく、自毛を伸ばしたそうだ。
女の子のような甘い香りが俺の鼻をくすぐっていた…

 

 

大学の入学式からヨシカズは堂々と女の子の格好で現れてきた。
新しい友達も(女の子ばかりのようだが)できたようだ。ヨシカズは最初のうちに自分が「男」であると告げていた。更に俺の「彼女」となっていると解ると、女の子達もヨシカズを同性として扱ってもらえるようになったようだ。
ヨシカズが俺の「彼女」である事は、女子の間だけでなく、男子にも伝わっているようだ。もっとも、男子にはヨシカズが「男」である事まではあまり伝えられていないので、「可愛い彼女」がいるという事でかなり羨ましがられている。

「ヒロアキさん♪」と授業を終えたヨシカズが俺の腕に絡みついてきた。学内ではもう見慣れた光景となってしまったようで、誰も気にする様子がなかった。
「今日はもう終わりでしょ?買い物に付き合ってくれない♪」と言うヨシカズに反対する理由もなかったので、俺達は近くのショッピングモールに向かった。

ヨシカズの向かった先は下着売り場だった。
もちろん、女性用のである。
最近はホルモン剤の効果でヨシカズの胸が膨らんできていた。シリコンパッドがなくても十分女の胸に見えるのは良いのだが、その胸に合うブラジャーが無かったのだ。
店員にサイズを測ってもらい、陳列されている中を物色し始めていた。その間の俺は場違いな場所に迷い込んでしまった羊のようにおとなしくしていた。
時々ヨシカズが声を掛けてくる。「ねえ、似合う?」とブラとショーツのセットを持って来る。
適当に「似合う、似合う。」と言っていると、「少しは真剣になってよ。そうだ、ヒロアキも着けるようになれば真剣になるよね?」と半分キレかけてしまった。

下着を買った後はアウターを見てまわった。
「アルバイトすれば色々買えるけど、ヒロアキと一緒にいられなくなるからなぁ…」とヨシカズは試着した服を元に戻していた。
「同棲してるから、多少は自由になるお金があるけど、ホルモンとかは欠かせられないからね♪」と寂しげな顔をする。
「じゃあ、一緒に働けるアルバイトでも探そうか?」
「ボクの事がバレたらヒロアキにも迷惑が掛かっちゃうよ。それに、一緒のバイトって言っても、こうして手をつないでいられる訳じゃないからね♪」

アルバイトの話はそれで終わったが、俺の中にはわだかまりが残っていた。

 

 
数ヶ月が過ぎた。
俺はヨシカズへのプレゼントを手に入れ、意気揚々と帰ってきた。
が、ドアは開いているものの、部屋は真っ暗だった。
部屋の真ん中にヨシカズがポツンとしゃがんでいた…
「どうしたんだ?照りも点けずに…」俺は腫れ物を触るように声を掛けた。
「…無くなってた…」
「何が?」
「ヒロアキには内緒にしてたけど、バイトしてたんだ。ようやく目標額に達したんでお店にいったら、その服が無くなってたんだ。昨日まではちゃんとあったんだヨ!!」と涙目を向けられる。

「それってコレか?」俺はプレゼントの包みを差し出した。
「この包装紙、アノ店のじゃない?」ヨシカズは俺の手から奪うように取り去っていった。

「コレ…何でヒロアキが?」
「お前が欲しそうにしてたからね♪」
「バカ…。ボクより先に買わないでよ!せっかくバイトして貯めたんだから。無駄になっちゃうじゃない!!」
「それよりも早く着てみないか?」このままだと俺が口撃され続けそうだったので、慌ててヨシカズの意識を逸らせた。
「似合う?」ヨシカズの問いに俺は「ああ。」と答えた。
一瞬ヨシカズの顔が歪んだ。
その結果は翌日まで解らなかった…

 

 
「ヒロアキ♪これはボクからのプレゼントだよ。アルバイトして貯めたお金で買ったんだから、ちゃんと着てくれるよね♪」
とヨシカズが手渡したのは、昨日俺が買ってきたのと同じ包装紙だった。
ヨシカズは昨日ブレゼントした服を着ていた。包みの中から出てきたのは、それと同じ柄になっていた。
「ボクとお揃いだよ。ペアルックで食事に行こうよ♪」とヨシカズは悪戯っぽい笑みを浮かべた。
ペアルックとは言っても、あの店には男物は置いていなかった筈だ。
「サイズは背丈で合わせているけど、胸元がだぶつくからコレで調整してね♪」ヨシカズは以前使っていたシリコンパッドをブラジャーと一緒に手渡してきた。

 
結局、俺はヨシカズに逆らう事はできず、女装して食事にでかけた。
途中、街角でナンパ男達に声を掛けられた。ヨシカズが対応し、その場は逃れられた。
「ほら、ちゃんと女の子に見られているから心配ないよ。」と言われ複雑な心境になった。

食事はよく行く店なので、味は知っていたが、口紅が気になっていつもとは違う味に感じていた。
「口紅がほとんど落ちてるわよ♪」と、食後に女子トイレに連れていかれ、化粧直しをさせられた。

食事の後はいつものように、しばらく街を散歩してからホテルに入った。
いつもと違うのは、散歩の途中にナンパ男達から散々声を掛けられること、いつにも増してチラシが配られること。
「こんなの、女の子なら普通よ♪」とヨシカズは笑って言った。

そして、もう一つ。
女の子同士(?)でホテルに入るのが珍しいのか、路往く人が一瞬目を止めていた。

 

中に入ってしまえば、いつもと同じ…
と思っていたが、そうはいかなかった。完全にヨシカズに主導権を握られてしまった。
服を着たままベッドに倒れ込む。ヨシカズが上になり、俺のバストを服の上から揉み上げた。
「喘いでみて♪」と言うヨシカズに、それは出来ないと言うように首を反らした。
その先には鏡があり、揃いの服を着た二人の女の子=俺達=の絡んでいる様子が写されていた。
ヨシカズが俺の股間に脚を割り込ませた。膝を押し上げ、興奮状態の俺の股間を刺激した。
「あっ、ああん…」

思わず、俺は喘いでいた。
「そうよ、そんなカンジ♪」ヨシカズは股間への刺激にタイミングを合わせてバストを揉むので、鏡の中の俺はバストを揉まれて喘いでいるように見えた。

俺はM字に脚を開いていた。俺もヨシカズも裸だったが、俺はシリコンパッド入りのブラを、ヨシカズはペニスバンドを装着していた。
シチュエーションはいつもの逆である。
俺の股間に起立するモノを除けば、見た目はレズビアンの絡みである。
「貴女の処女を戴くわね♪」
そう言ってヨシカズは俺の中に侵入してきた。
「んあん…あああん♪」
俺は女のように喘ぐだけだった…

 

 

 

「隠さなくても良いわよ。好きなヒトが出来たんでしょ?」
ヨシカズに詰め寄られ、俺は「うん…」と認めてしまっていた。
ヨシカズには悪いが、やはり本物を味わってしまうと偽物では満足できなくなってしまったのだ。
「良いのよ別に。あたしもそろそろ彼の所に転がり込もうと思っていた所なの。」
ヨシカズはギュッと俺を抱き締めた。

 

ヨシカズが出ていった後、電話が鳴った。
「うん。いつでも大丈夫よ。ぁあ、あたしもよ。愛してるわ♪」
彼からのデートの誘いだった。
俺はいそいそとクローゼットに詰まったドレスの中から、明日着ていく服を選び始めていた…

2009年10月 2日 (金)

ご褒美

 

「何かご褒美が欲しいな♪」

俺の家庭教師の教え子のヨシカズがそんな事を口にした。
彼は頭は悪くない…いや、相当優秀な部類にある。が、定期試験や模試になると、何故か平均点そこそこしか取れていないのだ。
彼の親はテストの結果から家庭教師が必要と判断して、俺に声を掛けてきたのだ。

「何だよ、そのご褒美って?」俺は彼の答案を採点する手を止めて聞いた。
「張り合いが無いんだよね。高校生という貴重な青春のひとときを受験勉強に捧げているんだ。べつに勉強をしたくないとは言っていないよ。ただ、失ったものへの対価が欲しいと考えているんだ。」
「その貴重な青春のひとときってやつか?」
「そう。だけど成功報酬で良いよ♪まずは今度の試験での席次があがったらと言う事で…」
「最低でも10番は上がらないとな。それに、俺が対応できる範囲内でしかできないからな。」
「OK。それに、先生にできない事は要求しないよ。」

俺がその事を後悔するのに、そう多くの時間は掛からなかった。

 

「高校生だというのにガールフレンドがいないって寂しいと思わない?やはり、ご褒美なんだから好きな娘にギュッとされてみたいよね♪」
直後の定期試験でヨシカズは20も席次を上げてきた。そして、俺の前に紙袋を差し出した。
「でも、先生に女の子を連れてきてもらうのは、到底無理だと解ってるよ。だから、先生が代わりに女の子になってボクをギュッとして欲しいんだ。これは姉さんの高校の時の制服だよ。やってくれるよね♪」
袋の中にはセーラー服が入っていた。更に下着…ブラジャーやパンティも入っていた。下着はどうやら新品のようである。
紙袋の底にはぶよぶよした塊があった。包装を剥がすと出てきたのは人工バストだった。
「できない事ではないよね♪」と詰め寄られた俺はセーラー服に着替え、人工バストの膨らみを押しつけるようにヨシカズの頭を抱き締めてやった。

 

当然のように彼の要求はエスカレートしていった。
彼の部屋にいる間はセーラー服、採点の間は更に膝枕を提供することになっていた。

模擬試験で上位にランクインしたご褒美で、彼の買い物に付き合うことになった。当然のようにセーラー服に着替えさせられた。
やってきたのは婦人服売り場だった。
「これとこれ、試着してみて♪」とハンガーに掛けられた可愛らしい服が差し出された。
「俺が着るのか?」
「ボクの買い物に付き合うって約束でしょ?お金はボクが払うから、これはボクの買い物だよ。ちゃんと先生に似合うのを買いたいからね♪」
「バレたらどうするんだよ…」周りを気にして声が小さくなる。
「先生なら大丈夫だよ。」そう言って彼は店員に声を掛けた。

「服を選んでくれる彼氏って素敵ですよね♪」試着室に案内されながらそう言われても、バレるのが怖くて何も言い返せなかった。
「え、あぁ…」と頷いてカーテンの中に入った。
セーラー服の脱ぎ着も慣れてしまった。綺麗に畳んでハンガーの服を着てみた。
鏡に写る姿は少し大人っぽい女の娘だった。(とは言っても俺は大学生で、女子高生に見られる事の方がおかしいんだ!!)

「良いんじゃない?このまま着ていくから、値札を外してよ。」と彼はゴールドカードを差し出していた。知らなかったが、彼は株でかなり儲けているらしい。俺の親父より稼いでいるかも知れない。
着て来たセーラー服と、他に買った服は家まで送ってもらうことになり、俺は真新しい服で街を歩く事になった。
服に合わせて靴も変わっている。真っ赤なハイヒールは服には良く似合っているが、かかとのある靴など履いた事のない俺は、すぐにバランスを崩してしまうので、ヨシカズの腕にすがるようにしてしか歩けなかった。

 

だんだんと女物の衣服が増えていった。
家庭教師の間に着る服はヨシカズの家に置いておけるが、休みの日に「ご褒美」として連れ回される時は、俺の家から女装して行かなければならないので、俺の部屋にも女の服が溢れてきていた。
「部屋を借りてあげようか?」と彼が提案してくるが、その際には俺は四六時中女装を続けなければならなくなる。何よりも年下の男に養ってもらうような立場には、決してなりたくはなかった。

日曜の朝、俺は早起きしてお弁当を作っていた。
これも彼から要求された「ご褒美」の一つだった。おにぎりをホイルに包み、おかずを入れたタッパとともにバスケットに入れた。
バスケットも今日のために彼が買っておいたものだ。

指定された服はアリスが着るような可愛らしいエプロンドレスだった。
服に合わせて化粧は控えめにした。リボンとフリルで飾られた帽子を被り、厚底のサンダルを履いて出来上がり。バスケットを持って待ち合わせ場所に向かった。

待っているうちに雲行きがあやしくなってきた。どこかでゴロゴロと音がしている気がした。
「お待たせ♪」
と彼が現れると同時に、ポツポツと雨雫が落ち始めてきた。

「せっかくだけど、行き先を変えよう。」と彼は駅ではなく、アーケードのある商店街に入っていった。
大きな雨粒がアーケードを叩いていた。街往く人はうらめしそうに空を見上げていた。

ピカッ!!

突然、空が光った。
「キャッ!!」と俺は叫んでヨシカズの腕に抱きついていた。
「雷ダメなの?」と平然とした顔で聞いてきた。
普段の俺であれば多少は我慢できるのだが、女の子の格好をしている所為か、女の子のような反応をしてしまう。
「もう少しで休める所に着くよ。」となだめるように俺の頭を撫でてくれた。それだけで大分落ち着きが取り戻せた。

 
ヨシカズに連れて来られたのはラブホテルだった。
ホテルの前で躊躇する俺は、箱入り娘のように見られていたかも知れない。
「ここなら雨がしのげるし、お弁当も広げられるよ。第一、防音設備は十分だから、雷の音も気にならないさ♪」と言う論理で説得された俺は、ヨシカズの後に従いホテルに入っていった。

確かに外の音は聞こえなかった。窓も隠されていて、雷光が届くこともない。
「ここなら落ち着くだろう?」と言うが、別の意味で落ち着けない気がする。
否が応でも目に触れる華美な装飾が施されたベッドを中心に設計された部屋は、男女の睦事の為に供されるものであると言う事実。
中身はどうであれ、外見は男と女のヨシカズと俺。
かく言う俺自身が、その思考回路が「女」に染まり始めているようで、何かを期待している節があった。

俺は余計な事は考えないようにしてバスケットを床に置き、取り出したレジャーシートを床の上に広げた。
「時間も良いから、お昼にしようよ。ちゃんとおにぎりを作ってきたからね。」とバスケットの中身を次々と取り出していった。
ヨシガズも床の上に座り、タッパの蓋を外していった。

 
お腹が膨れると眠くなるのは自然法則なのだろう。
幸いにもこの部屋にはベッドがあった。
俺は何も考えずにベッドの上に横になっていた。

 
気がつくと彼が俺に寄り添うように身を横たえていた。
俺の手を取り、彼の股間に誘った。
「ご褒美♪気持ち良くさせてくれない?」
この部屋の雰囲気に流されてしまったのだろうか?俺は何の抵抗もなく、彼のペニスを握っていた。
今までにも、他の男のペニスを握ることなどありはしなかった。男としての意識が勝っていたら、こんな事はする筈もなかった。
俺は今、俺の掌の中で彼のモノが硬くなってゆく事に感動を覚えていた。
「口、でシてくれないか?」
俺は彼の要求に体勢を入れ替える事で応えた。
俺の目の前にヨシカズのペニスがあった。
愛しく思った。
俺は何の躊躇もなく、ソレを口に咥えていた。

 
俺は全裸でベッドの上にうつぶせていた。尻を高く上げている。ヨシカズのペニスが俺の中を出入りしていた。
「あん、ああん♪」
俺は女のように喘いでいた。
ペニスの先端が俺の中を刺激し、快感が広がってゆく。
俺は幾度となくアクメに達していた…

 

 
一度肉体の関係を持ってしまうと、後は泥沼に引き込まれたように、快楽に溺れる日々が待ち受けていた。
俺はヨシカズに逆らう事ができなかった。彼はまだ高校生、俺は大学生だというのに、主導権は彼が所有していた。
どこから手に入れたのか、強力なホルモン剤を毎日飲まされた。日に日に胸が膨らんでゆく。女装するしないに拘わらず、ブラジャーが手放せなくなってしまった。
股間の方も、特殊な接着剤でペニスを体内に折り畳んだ状態で固定されてしまった。脚を閉じた状態での見た目は、女の子の割れ目そっくりであった。
当然、立っておしっこをする事はできなくなった。
次に課せられたのはボイストレーニングだった。女の声に近づけるのが目的である。女でも通用するようなハスキーな声が出せれば、外見が女の子している限り誰にも男だと疑われないそうだ。

 
その日は平日にもかかわらず、俺はヨシカズと一緒に道を歩いていた。
ヨシカズは高校生らしく黒の詰め襟を着ていた。俺といえば、彼の高校の女子の制服を着せられている。
学生鞄を胸に抱え、向かっているのは彼の通う高校だった。

今はまさに登校時間である。俺やヨシカズと同じ制服が、皆同じ方向に向かって歩いていた。
何食わぬ顔で校門を潜り、昇降口に着いた。
「バレやしないよ。昼になったら迎えに行くから、それまでは旧校舎の準備室にでも隠れていてくれ。」と言って彼は自分の教室に行ってしまう。
俺は隠れるようにして旧校舎に潜り込んだ。

今日は昼休みに可愛がってくれると言っていた。俺は彼と俺の弁当を用意してきていた。
もちろん、彼の弁当箱はごつい男性用、俺のはピンクの楕円形の小さな女の子用だ。今日はご飯にハートを書いてみた。卵焼きも美味しくできたし、タコさんウィンナーも可愛く仕上がっている。
俺はお昼になるのが待ち遠しく、準備室の片隅に潜んでいた。

 
お昼のチャイムが鳴ると同時にどやどやと足音が近づいてきた。
「旧校舎なら、騒いでいても気付かれる事はないさ。」それはヨシカズの声であったが、足音からすると他に数人の男の子達がいるようだ。
「ヨウ♪大人しくしていたか?」と準備室のドアが開かれた。
「キャッ!!」突然、腕を引かれて俺は叫び声を上げていた。二人で食べようとしていたお弁当が床に散らばる。
「ほらよ!」と教室の床に転がされた。いつの間にか、床の上にはカーテンが敷かれていた。
「さあ、気の済むまでヤッて構わないぜ。時間は昼休みが終わるまでだからな♪」
「それじゃいただきま~す♪」と一人が俺の上に伸し掛かってきた。胸が思い切り掴まれた。
「イタイッ!!」と叫んだが、それで怯むような奴等ではなかった。
スカートが捲られ、ショーツが剥ぎ取られた。上半身も裸にされる。ブラの紐は肩にずれ落ち、乳房がカップからはみ出している。

「ヨシカズさん。この女、何かおかしくないですか?」と俺の股間を責めていた奴が言った。
「言ったろう?まだ一人前になってないって。」とヨシカズ。
「そう言う意味だったんですか?まあ、気持ち良くはないですが、こんな経験ないですから、ヤらせてもらいますよ。」と体勢を整えると、俺の中に入ってきた。
「おッ!!締まりが良いですね。ヤり過ぎた女なんか足元にも及ばない。」と奴等は代わる代わる俺の中に突っ込んでは感想を述べ合っていた。
「しばらくはココで飼っているから、好きに使って良いぞ。」とヨシカズが宣言した。
チェーンの付いた首輪が填められ、柱に括り付けられた。チェーンを縛る鍵はヨシカズのポケットに消えた。
昼休みの終わりを告げるチャイムとともに彼等は去っていった。

 

午後の授業が過ぎていった。
陽が傾いてゆく。
足音がした…

「お、こいつが例の女か?」現れたのは昼とは別の男子生徒だった。
「咥えろよ。」とズボンのチャックを下ろした。
俺は条件反射のように、パンツの中からペニスを取り出していた。喉の乾きを癒すかのようにザーメンを絞り出した。
「次は俺な♪」彼の後ろには男達の行列ができていた。

そこには、俺より若い高校生達に恥ずかしめられているという屈辱感よりも、与えられる快感を期待している自分がいた。
俺は彼等に声を掛ける。
「もっと、もっと皆のセーエキを頂戴♪」

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