« 生きるとは…(前) | トップページ | 無題(2) »

2009年9月18日 (金)

無題(3)

 

「ご苦労様♪」
女はそう言って、再び俺の前に現れた。
「お陰様で目標以上に稼ぐ事ができたわ。あんたって名器なんだってね♪」と彼女は服を脱ぐと、前技もなく股間に生やした肉棒を俺の股間に突き立ててきた。

そう、俺はこの女に「女」にされ、男達に抱かれる日々を過ごしてきたのだ。俺の胸には男心をくすぐる巨大な乳房が付けられ、股間には淫卑な肉洞が穿たれている。
ここに監禁されて数ヶ月。俺は男達に抱かれ続けていた。もちろん男達はそれなりの対価を支払い、その全てが彼女の懐に入っていったのだろう。

「女のあたしには名器かどうかなんて解らないけど、あんたの反応を見てると性欲が増してくるのよね。ほら、びんびんに硬くなってるでしょう?」
そう聞かれた俺にしても、股間のモノが名器だかどうかは測りようもない。
突かれれば反射的に喘ぎ、抜かれそうになれば離すまいと無意識のうちに締め付けてしまう。俺の肉体は膣の中を動き回る肉棒に刺激されると体中の性感帯が反応してしまうのだ。
その快感に耐え切れずに俺は喘ぎ、悶える。そんな俺を見て性欲が掻き立てられたとしても、俺の知る所ではなかった。
「んあぁ!あんたってサイコー♪」女はさんざん突きまくったあげく、肉棒の先端から疑似精液を奔らしていた。

 

「今日はあんたにご褒美を持ってきたんだ。」女は服を元通りに着ると俺にそう言った。
「あんた、ここに連れてこられてから一度も外に出たことなかったでしょ?」確かに監禁されてからは部屋から一歩も出る事はなかった。
俺は、女にされ、監禁され、さんざん男に抱かれた今では全てを諦めるようになっていた。何も考えないようにしているうちに「外」という概念も失っていたようだ。
窓のないこの部屋が地下室なのか、高層ビルの一角なのかは知る由もない。部屋の「外」の他に建物の「外」があった事に今更のように気づかされた。

「シャワーを浴びてきなさい。」俺は女に命じられるまま部屋の片隅にあるシャワーの下に立った。
「着るものを持ってきたわ。」と紙袋が渡された。中に入っていたのは当然のように女物の衣服だった。
今更ながら、自分が「女」にされてしまったと思い知らされる。
ショーツやブラジャーを着け、スカートを穿いた。彼女の手で髪が結われ、化粧が施された。かかとの高い靴を履かされる。

ドアが開けられエレベーターでエントランスに向かう。自動ドアの向こうに夕暮れの街があった。

 

「逃げても構わないわよ♪」建物の外に出たところでそう耳打ちされた。
俺は目を見開き、彼女を見た。
「信じられない…って言う感じね。あんたには十分稼いでもらったし、あんたも女が板に付いたみたいで面白みもなくなっちゃったからね♪」

半信半疑のまま、俺は彼女から離れた。
しばらくして振り返ったが、既に彼女の姿はどこにもなかった。
本気で解放してくれたのか?と近くにあった公園のベンチに座り、渡されたハンドバックの中を覗いてみた。
発信機のようなものは隠されていないようだ。バックの中には化粧品など普通の女性が持っているような物が入っていた。
そしてもうひとつ、万札が20枚入った封筒があった。俺は彼女の言葉を信じてみようと思った。

 

幾本か電車を乗り継いで俺の部屋に戻ってきた。
隠しておいた鍵で部屋に入る。そこは俺が監禁される前のままになっていた。
明かりを点けようとスイッチを入れたが電気が来ていないようだ。今は寝るだけなので、俺は服を脱ぐとベッドの中に潜り込んだ。
布団には「俺」の匂いが染み込んでいた。今まで気になった事などなかったのだが、久々に嗅いだ「俺」の匂いは、さんざん俺を抱いた男達と同じ匂いだった。
条件反射なのか?その匂いに反応して股間が濡れ始めていた。
(肉体の芯が疼いている?)
毎日飽くことなく抱かれ続けていた俺の肉体は、もう「男」なしでは堪えられなくなってしまったと言うのだろうか?
俺はショーツの中に手を入れ、自らを慰めることにした。

 
「あぁん♪」
俺は自らの指の動きに喘ぎ声を漏らしていた。挿入した指が俺の膣に締め付けられる。
「もっと頂戴♪」流石に指だけでは満足しない。(もっと太くて逞しいのがイイ…)
何でもヨかった。股間から指を抜くとともにショーツを下ろした。
ベッドを降り、冷蔵庫に向かう。中からしなびた茄子を取り出した。
俺はベッドに戻らず、そのまま床の上にしゃがみ込むと、茄子を膣口に突っ込んだ。
指より太く、硬い。俺は空いた手で乳首を弄ぶ。
「あん、あああん!!」快感が高まってゆく。膣口の陰核を責めた。
「あああ…」俺は一気に昇り詰めていく。
愛液に溢れた俺の膣は茄子を呑み込むと、産み落とすという行為を繰り返していた。
その度に、俺は頭の中を快感で真っ白に染め上げるのだった…

 

俺は再び女の服を着た。
今の俺を「俺」と認めてくれる者は誰もいないだろう。このまま、この部屋に居付くことはできない。
今な俺は「男」に抱かれずに夜を過ごす事はできそうになかった。かといって「俺」以外の男をこの部屋に入れることはできない相談である。

俺はもう、ここには戻らない覚悟を決めてドアを閉めた。

俺は一夜を伴にしてくれる「男」を求めて、街に戻っていった。

« 生きるとは…(前) | トップページ | 無題(2) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 無題(3):

« 生きるとは…(前) | トップページ | 無題(2) »

無料ブログはココログ