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2009年9月 1日 (火)

カンバス

「不思議な画材を手に入れたの♪」
画家志望の姉さんが僕にモデルを頼みにくるイツモのバターンだった。

当然、断る事もできず、僕はアトリエのドアを開けた。
備え付けの籠に脱いだ服を畳んで入れた。姉さんが要求しているのは全裸モデルである。女性モデルは女友達と交代でやっているみたいだが、男性モデルはそうもいかない。
丁度、家にはブラブラしている弟が居る…と僕は良いように姉さんに使われてしまうのだ。

いつもの様にイーゼルに囲まれた中に進もうとすると、
「この椅子に座って♪」と、いつもはイーゼルの置かれている場所にソファが置かれていた。
「今日はモデルじゃなくて、あんたをカンバスにして描こうとしてるの。」

訳が解らなかったが、とりあえず椅子に座った。
最初に刷毛で透明な液体が胸に塗られた。ヒンヤリとした感覚が染み渡るうちに、刷毛の触れるくすぐったい感じがなくなっていった。
「こんな感じかな?」と姉さんが刷毛を置くと、僕の胸はカンバスのようになっていた。
「じゃあ描くわね。」と姉さんが筆を取った。

カンバスと化した僕の胸は筆が触れても何も感じなかった。
次第に退屈になりうとうとしだしていた。

「こんな感じかしらね♪」と姉さんが筆を置くと同時に意識がはっきりした。「見てみる?」とキャスター付きの姿見が引き寄せられた。

(…)

僕は何も言えなかった。僕の胸には写実的な「女性の胸」が描かれていた。
「良いでしょう?あたしより大きめに描いてあげたのよ。感謝しなさい。」
って、何を感謝しなければならないのだろうか?
「じゃあ仕上げにするからね♪」と再び刷毛を手にした。
今度は真っ黒な墨のような液体だった。
塗り終えてしばらく経つと黒い表面が泡立ってきた。コーラが吹いた泡のように僕の胸に厚い泡の層が出来上がった。
やがて、泡は厚みをもったまま、石膏のように固まった。

「さあ、仕上がりを見てみましょうね♪」
と僕の胸から石膏が外されると、そこには姉さんが描いた「女性の胸」が三次元化されて存在していた。

「揉み心地も良いようね。」と姉さんの手が僕の胸にできたバストを掴んでいた。驚くことに、掴まれた感触が僕の脳にダイレクトに伝わって来たのだ。
「こ、これって…」僕はそれ以上言葉にできなかった。
「これは、描いたものが実体化する絵の具らしいの。もっとも、人体に限ってっていう制約があるけどね♪」と、バストの重さを量るように下から持ち上げる。「こんなに上手くいくとは思わなかったわ。」
姉さんはもう一度刷毛を手にした。「下の方も仕上げといきましょうか?」と僕の脚を持ち上げた。
玉袋の上に黒い液体が塗り込められる。胸と同じ反応が起きて、股間が石膏で固められたようになる。
同時に、姉さんもパンツを脱ぎ、同じ様に股間を石膏で固めていた。

 

股間の石膏が剥がされる。鏡に写された股間には、新たな穴が穿たれ、その周りに肉襞が形作られていた。
それは正しく女の子の股間だった。

続いて、姉さんが自分の股間の石膏を外した。
そこに現れたのは男のペニスだった。
「元はあんたのだけど、逞しくデフォルメしてみたの♪」と、姉さんのペニスは次第に勃起していった。
「ねぇ、あんたの中に挿れさせてくれない?」と全裸になって僕に伸し掛かってきた。
僕が姉さんに逆らえる筈もなく、姉さんのペニスは僕の股間の出来たての穴に侵入してきた。

 

「ねえ、モデル頼まれてくれない?」
姉さんが久しぶりにモデルの依頼に来た。もちろん、僕に断るという選択肢はない。
「姉さんの友達はどうしたの?」と僕は背中に手を廻し、ファスナーを下ろしながら聞いた。
「何故かみんなお腹が大きくなっちゃってね♪」
(原因はアンタだろうが!!)と言いたいのを我慢して、僕はブラジャーを外しながらイーゼルの輪の中に入っていた。

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