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2009年8月12日 (水)

当直(1/2)

 

恒星が流れ去ってゆく。
ブリッジの当直は定刻に各計器が異常を検知していない事を確かめるだけで、至って暇な仕事である。ただ、寝てしまう訳にもいかないので、窓の外を流れてゆく恒星を眺めていた。光の速さの数百倍という速さではあるが、宇宙の広さからすればカタツムリの歩みより鈍いとされている。
どこをどう飛べば良いかは、船長と頭の良い航海士の方々に任せておけば良い。
俺は機関助手として任せられた機械のメンテナンスとローテションで巡ってくるブリッジの当直がこなせれば、一人前の給料をもらえるのだ。

 
「よう♪調子はどうだい?」
声を掛けてきたのは航海助手のカイリだった。
「まだ交代には時間があるけど?」彼はローテションで俺の次に当直になるのだが、引き継ぎには5分も掛からない。まだ交代までは一時間近くあった。
「面白いゲームが出来たんで教えてあげようと早めに来たんだ。」カイリは船内コンピュータを勝手に使って色々な事をしている。中には作業の効率化につながるものもあったので、船長も黙認している状態であった。
「ゲームって?」
「まあ、暇潰しみたいなものだよ。一応、スコアが表示されるけど、ゲームをすることが快感につながるんだ。」
「どうやってアクセスすれば良い?」
「試してくれるのか?MAPで俺の部屋を叩いてみてくれ。GAME STARTと言えばすぐに始まるようになっている。」
「中身は教えてくれないのかい?」
「それはやってからのお楽しみと言う事にしておいてくれ。」

 

他愛もないお喋りをしていると、時間の経つのも早い。すぐにも交代の時間になった。「たっぷり楽しんでくれ♪」と言うカイリに送られ、俺は部屋に戻っていった。
早速、端末にMAPを表示させる。カイリの部屋に移動し、ドアを叩いた。キーワードの問い合わせがあり、俺がGAME STARTと言うと、カイリの作ったゲームが始まった。

「おい、大丈夫か?」と肩を揺すられていた。
カイリだった。俺はゲームをしながら、いつの間にか眠っていたようだ。
「86点か。まだまだのようだが、その状態ではゲームの感想は聞けそうにないな。」
「悪かった。本当にゲームの中身は全く覚えていないんだ。ただ、物凄く気持ちが良かった事だけは覚えているんだ。」
「まだまだ改良しなくてはな。出来たらまた知らせるから、その時はよろしくな♪」そう言ってカイリは出ていったが、俺はゲームによってもたらされた快感の余韻に包み込まれていた。
本当にゲームの中身は何も覚えていなかった。しかし、あの快感を考えたら、それは些細な事でしかなかった。
次第に快感から醒めてゆく…

俺は再び端末に向かっていた。

 

そこはカイリの部屋の中だった。
「もう一度言ってごらん♪」
「アタシはご主人様の奴隷です。なんなりとご用を申し付けください。」俺はカイリの前に頭を下げていた。
「そう。素直にしていれば、さっきみたいに気持ちよくさせてあげるよ。」
「ハイ♪」俺が喋っているのだが、それは愛らしい女の子の声みたいだった。
「こっちにおいで♪」カイリに促され、俺は彼の前に跪いた。「さあ♪」と彼が言うと、「はい、ご主人様。ご奉仕させていただきます。」と、俺の意思とは別に肉体が動いてゆく。
「抗わずにいれば、すぐにも気持ちよくなるからね♪」カイリの言う通り、肉体の行動を阻止しようとすると猛烈な不快感に襲われた。仕方なく、肉体の行動に任せると、次第にポカポカと体が暖かくなってきた。
安心感、多幸感に満たされてゆく。俺の手はカイリのズボンから彼の逸物を取り出していた。ゆっくりとソレを口に咥える。
ドクリと心臓が脈打った。快感が増している。刺激を与えると、俺の口の中でカイリが硬くなってゆくのが解った。
「良いぞ♪じゃあ、プログラムに任せずに自分からやってみな。」

そう、今までの行動はすべて俺の意思ではない。プログラムが勝手に俺の肉体を動かしていたのだ。
俺が自らの意思で舌を動かした。プログラムに逆らおうとしない限り、俺の肉体は素直に俺の意思に従ってくれた。
裏側の筋に沿って舌を這わせた。舌先で袋の中の玉をつつくと、ジワリと下半身に熱いモノがこみ上げてきた。
「良いよ。ポイントも100を超えたみたいだね。これからどんどん気持ちよくなっていくよ♪」とカイリは俺の頭に手を掛けると彼の股間から引き剥がした。
「服を脱いでベッドの上にあがるんだ。」カイリの指示に、俺は「ハイ♪」と立ち上がった。着ていたものを脱ごうとして、俺は戸惑ってしまった。
普段、俺達は所定の船内服を着ている。船内服にはツナギの男性用とミニ丈のワンピースの女性用がある。今、俺が着ていたのは女性用の船内服だった。
俺が何もできないでいると、プログラムが勝手に背中のファスナーを下ろし始めた。袖口から腕が抜けると船内服が床に落ちる。胸元を見下ろすと、俺の胸には男にはあり得ない膨らみがブラジャーに包まれていた。
「下着も取るんだ。」カイリの指示に従い、ブラジャーを外した。もう一方の下着にも手を掛ける。こちらも女物のショーツだ。両足を抜いて手にしたショーツは暖かく、股間の布は湿り気を帯びていた。
「そう、それは君自身の愛液で濡れたんだよ。さあ、ショーツを置いてベッドの上に座るんだ。」
部屋の造りはどこも同じである。壁から張り出した台の上にマットが敷かれている。カイリに向かい合うように座ると、背中が壁に付いてしまう。
「良く見えるように脚を広げて♪」今の俺の股間にはペニスはない。彼は俺の女陰を見ようとしているのだ。恥ずかしさに頬が紅潮するが、俺はプログラムに従って脚をM字に広げていた。
「自分の手で慰めてごらん♪」カイリに言われ左手が股間を覆った。中指が曲がり、指先が股間に触れる。
そこにある濡れたモノは男にはある筈もないモノであった。ゆっくりと指が肉のあわせ目に潜り込んでゆく。同時に、俺の股間からは侵入してくるモノがあることを伝えてきた。
ジュン!!と俺の膣が愛液を滴らせた。
指が一気に付け根まで挿入される。
新たな快感が湧き起こる。「あ、ああん♪」俺は甘い吐息を吐いていた。
「そうだ。そのまま指を動かすんた。」俺はカイリに言われるがまま、指を動かした。
「ああん、ああん。」次から次ぎに湧き起こる快感に俺は我を忘れていた。
「あん、ああん♪な、何か来る?」俺はうわごとのように呟いた。
「お前は感じ易いんだな。それは女のオーガスムだ!!」
お、俺は男なのに女のオーガスムを体感しようとしている?な、何なんだこの感覚は?
「アッ。イ、イクッ!!」

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