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2009年5月 1日 (金)

V(2/2)

気がつくと、既にヒロ子は身支度を終えていた。俺はベッドから身を起こし、自分の肉体を確認した。俺の胸にはいまだ小振りのバストがあり、股間からはペニスが消えていた。
「ブラジャー貸してあげようか?」俺が胸の膨らみに手を充てていると、ヒロ子が言った。「俺は男だぜ。そんなもの着けられるか?」
「なら、女の子になっちゃう?お化粧して、ウィッグして、喉の突起を消せば十分女の子として通用するわよ♪」「ば、馬鹿!何考えているんだ。」と言いつつも、俺は髪を伸ばした自分の姿を想像してしまっていた。

「コレ、外してくれよ。」と胸の肉塊を押し上げた。
「似合うと思ったんだけどなぁ♪」とヒロ子は俺の胸に手を伸ばすと、双つの乳首を同時に押し込んだ。疑似バストはポロリと俺の胸から剥がれ落ちた。ヒロ子は元の球体の形にして、それを紙袋に戻した。
「こっちはどうすんだよ?」と俺は股間を指し示した。ヒロ子は再び紙袋の中を覗き、一本のチューブを取り出した。
「Vスキンは専用の剥離剤が必要なの。脚を広げてくれない?」と俺の股間にチューブから絞り出したクリームを塗り込んでいった。スキンが白濁し、皮膚との境目がはっきりすると同時に自ら剥がれだしていった。
「三分程そのままでいてね。」スキンは周囲から剥がれてゆき、膣の中も変化していった。膣壁と一体となっていたものが剥がれると、それは異物として感じられるようになる。膣の中の異物は張り形のように俺の内に存在していた。
「時間ね♪」とヒロ子がスキンを引き剥がしていった。俺の膣から抜きとられた部分はペニスの形になっていた。その内側にはヒロ子が出した精液の残骸が溜まっていた。
ヒロ子は普通のスキンをかたすように、口を縛りティッシュにくるんでゴミ箱に捨てた。
俺は股間を覗き込んだが、装着時のような劇的な変化は現れなかった。「だいたい一晩で元に戻るって言うから、夕方くらいじゃないかな?」
「それまで、このままなのか?」俺の股間はスキンの被いがなくなっただけで、ペニスが戻ることはおろか、膣口は開いたまま、その奥にはそのまま膣が残されていた。「生活には殆ど支障はないでしょ♪オシッコもちゃんと出てくるから…でも、立ったままするのは無理ね…」テヘッと舌を出して笑うヒロ子には、もう何も言えなかった。
俺はトランクスを穿き、ズボンに足を通した。ベルトを締め、チャックを上げる。ズボンの前が平らになっていた。膨らみのない違和感に戸惑うが、今更どうしようもない。
シャツを着て身支度が整った。「大丈夫よ。どこもおかしくはないわ。」とのヒロ子の評価でなんとか納得した。

 
ヒロ子と別れて自分のアパートに戻った。トランクスの粗い生地に股間が痛みを発していた。ドアを閉めるとすぐさま、下半身を解放した。
手鏡を持ち出して股間を映し出してみた。そこには、ペニスが元に戻ろうとしている…というよりは、クリトリスが肥大化しただけの…状況が見て取れた。
コレが擦れて痛みを発しているのは解った。しかし、このままでは完全にペニスが復活しない限り身動きが取れない。トランクスに触れさせないようにするには…股間に折り畳むことはできないだろうか?
俺はソレを後ろに折り曲げた。ソレは旨い具合に股間の割れ目の中に挟まった。
更に、スルリと未だ塞がれていない膣口にその先端を潜り込ませてしまった。「ぁあん♪」昨夜の快感を思いだし、小さく喘いでしまった。
俺の肉体は俺が思っていた以上に昨夜ね快感を記憶していた。股間が濡れ始める。女の器官が感度を上げる。快感が刺激となって、ペニスになりきれていないクリトリスが勃起しようとしていた。
折り畳まれ、膣の中に潜り込んだソレに血液が集まってゆく。ソレは膣の中で膨れあがり、硬さを増してゆく。膣はその異物をペニスとして認識していた。
昨夜のように快感を得ようと収縮運動を始める。ソレが更に硬さを増すと、更なる快感が生じてくる。
俺の頭にはソレを抜こうという考えは浮かばず、股間に充てた掌はどのような刺激を与えれば快感が増すかを試行錯誤していた。

未だペニスになりきれていないソレは、快感の絶頂が来ても精液を発射させることはなかった。従って、萎えることもなく俺の膣に刺激を与え続けていた。
幾度かの絶頂を迎えては、次の高みへと誘うように刺激を与え続けていた。朦朧とした意識の中で、ただ快感だけを追い求めていた。
気が付くと、外は夕暮れに紅く染まっていた。ヒロ子の話では、そろそろ俺の体も元に戻っている筈だった。
「女」の快感も捨て難いが、俺は「男」を捨てる気はなかった。股間は日中の行為のまま、裸であった。
そこに手を伸ばす。いつもの存在がソコに在った。ホッとため息をつく。更に裏側に廻すと、袋の中に玉の存在が確認できた。と、同時に袋の一部におかしな所があるのにも気づいた。
会陰部…袋の合わせ目が閉じていないのだ。それは膣口のように肉襞を覗かせていた。
俺はソコに指を差し込んでみた。

アノ快感が甦る。

じんわりと俺の指を濡らすものがあった。下腹部に力を入れると肉壁が指を圧し包む。確かにそれは膣そのものであった。

俺は指を動かした。
変わらぬ快感が俺を呑み込んでいった…
 

 

 

 

後日談

ヒロ子には、「昼間にナニか入れっぱなしにしていたんじゃないの?」と一蹴された。
俺の股間の開口部は依然として塞がれることはなかった。「今度Vスキンが手に入ったら元に戻せるかもね♪それまでは、そのままで我慢することね。」
とは言うもののヒロ子には一向にVスキンを購入する気はないようで、別のアイテムを手に入れては俺の股間で遊ぶのが常となっていた。

俺の中に新型のバイブが挿入されていた。ヒロ子がスイッチを入れるとウネウネと動き出した。「こっちからの操作で動きが変えられるのよ♪」とキーを叩くとバイブの動きに変化が生じた。「ああん♪」股間からの快感に俺は悶え、喘ぎ声を上げた。
俺の股間では復活したペニスが硬く勃起しているが、それは最初のうちだけのこと。女の快感に晒されるうちに次第に萎えてゆき、股間に没してしまうのだ。
頃合いと見たヒロ子がペニスバンドを使い、俺のもう一つの穴に挿入してきた。二本の性具に嬲られながら、俺は快感に翻弄されてゆく。嬌声を上げ、愛液を撒き散らしながら、俺はイかされ続けた…

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コメント

>もうあのアイテムを使った話を書くことは無いんでしょうか?
>もしあるなら見てみたいなって思っています。
とのお話をいただきましたので書いてみました。

>できればスキンを剥がす描写があるものや、
>スキンの装着・男性器の消失(収縮?)・性器形成描写
>が濃密なものが望みですけれど…
まあ、こんな感じです。

本来は可逆のVスキンですが、使用法を誤るととんでもない
ことになりますのでご注意ください。
(スキンをしていないので、妊娠の可能性もあります)

Vスキンだ。わ~~い!!
彼女もVスキンの愛用者じゃないかと疑ったのは、わたしだけ?

まだ2個目を使う人が出て来てないような……
この商品はこんなのばっかで採算取れるんでしょうか?

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