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2009年3月14日 (土)

公園のベンチで…

「なぁ、兄貴ぃ~」
俺は隣に座っている人物に声を掛けた。
「俺達、いつまでこんな格好をしていなくちゃならないんだ?」と兄貴の横顔を見上げる。
「駄目よ、ちゃんと前を向いてなくちゃ。それに、言葉遣いもおかしいわよ。」と兄貴に似つかわしくない台詞が返ってきた。俺の「兄貴」としては確かに似つかわしくないが、今の兄貴の姿にはピタリと当てはまる。
今の俺達は母娘という設定で公園のベンチに座っているのだ。プレーヤーに道を尋ねられたら「そこの角を右に曲がってください。」と答えることになっている。

俺が地面に届かない足をぶらつかせていると、「あのぉ~」と声を掛けてきたオタクっぽい男がいた。
「はい?」わざとらしく、自分の美人顔を強調するような微笑を浮かべて兄貴が言った。
男は美人…というより女性にはまったく免疫がないようで、その場に固まってしまっていた。
彼の手にしたMAPを確認して、兄貴の方から声を掛けた。「プレイヤーの方ですね?」
「は、ハイっ」男の声が裏反っている。
兄貴は「それでは、そこの角を右に曲がってください。」と答えてあげていた。
男は何度も振り返りながら立ち去っていった。

「兄貴って優しいんですね。」男が見えなくなってからそう言うと 「ば、バカ。あまりにも鈍臭いのが可愛かったんで、つい余計な事をしてしまったのよ。あ、あたしはそんなに優しくないわよ。」と兄貴は顔を赤らめて、そう答えた。
兄貴の言動はかなり「設定」に影響されている。それが「セリフ持ち」の宿命と言ってはそれまでだが、あまりにも成りきり過ぎていて怖いくらいだ。

 
再びMAPを手にした人がきた。美男美女のペアだった。
「奥さん♪ちょっと道を聞きたいんだけど…」「それなら、そこの角を右に…」と即座に答えようとする兄貴を男が止める。
「その前に、ちょっと付き合ってくれないかな?」と兄貴の腕を取り立ち上がらせた。
「お嬢ちゃんはアタシと遊んでようね?」と女が俺の隣に腰を降ろす。
ガサガサと背後で物音がした。「な、何をするんですか?」と兄貴の怯えた声がした。「旦那とはシてるんだろ?」と男。後は声にならないうめきに変わった。
「気になる?」と隣に座った女が声を掛けてきた。「お嬢ちゃんはまだコドモだから知らないわよね♪」
姿は子供でも、中身は一人前の大人である。兄貴の声が「オンナ」の喘ぎ声に変わっていれば、ナニをしていることは明白である。兄貴は「人妻」という設定に逆らう事はできなかったのだろう。
「ねぇ、教えてあげようか?今、ママが何をしているか…」女が俺の肩を抱いた。
「な、何を…」俺が抵抗するより先に女の手がシャツの中に入ってきた。
「くすぐったいヨ…」何故か俺は彼女のするがままにさせていた。「感度は良いようね♪すぐに気持ち良くなるわよ。」
クチュリと俺の股間から音が聞こえた。男の俺が知る事のない快感が生まれていた。
「ほらね♪気持ち良いでしょ?」
「ぁあ、あふぁん…」俺もまた、兄貴と同じように喘ぎ始めていた。
スカートの中に女の手が入ってくる。パンツが脱がされていた。女の指が濡れ始めた秘裂に割り込んできた。
「お子ちゃまだと思ったら、ココはもう十分オトナよね♪」指が中に入ってきた。俺の中に愛蜜が溢れてくるのが解る。
「ああん、あ~~ん♪」俺は何も考えられずに、女の手技に悶えていた。快感が絶頂に達する。
俺がイクのと同時に兄貴の方もイッたみたいだ。

茂みから男がでてくると女も立ち上がった。「なかなか良い感じだったぞ。そっちは?」「まだ本番は無理みたいね。あとで抜いてくれると助かるわ。」
俺はぼーっとした頭で彼等が去ってゆくのを見送っていた。

 

「ありがとう。じゃあねバイバイ♪」MAPを手にした女が俺に向かって手を振った。俺も彼女が見えなくなるまで振り反していた。
それからしばらくは誰も訪れなかった。

俺は足を揺らしながら、隣に座っている人物に声を掛けた。「ねえママ、やっぱり本番って違う?」とその横顔を見上げる。
「駄目よ、貴女にはまだ早いわ。」と少し頬を赤らめて言った。「大丈夫よ。もう指三本入れられるわ。それに、ママだけなんてズルくない?」
「そうね。今度来た人にお願いしてみましょうね。」そう言ってママは優しく微笑んだ。

俺達母娘は公園のベンチに座って、次に現れるプレーヤーを待ち続けていた。

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コメント

これは、なにかのバーチャルゲームなのですか?
だとすると、この2人はゲーム内の道案内のバイトかな?
だとすると・・・わたしもやってみたいなぁ。

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