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2008年11月15日 (土)

あたし、サラリーマンなんです♪(2)

 

「大丈夫。問題はないわ。記憶って元々脳にあるものでしょ?貴女はクリスの脳を使っているのだから、クリスの記憶があって何もおかしくはないわ。」「でも、あたし…男だった時のあたしの記憶が全然浮かんでこないのよ。」
「だから、クリスの脳を使っている貴女はもう、クリスそのものなのよ。試しに自分のフルネームを言ってごらんなさい。」「あたしの?」「そう」「クリスティーナ・マリア・ワイズマンよ。」「だから、もう貴女はクリスなのよ♪」
「ちょ、ちょっと待って。あたしは、あたしの名前は…」俺は言葉をつなぐ事ができなかった。俺は自分の名前を忘れてしまっていた。「あたし…」俺の目から涙がこぼれた。
「クリス?」ネネが手を伸ばし、俺の頭を撫でた。「大丈夫よ。」彼女の掌の温もりが俺を落ち着かせた。「ネネ…」見上げると、彼女はにっこりと微笑んでいた。

「過去に捕らわれていては駄目よ。」俺達は喫茶店を出て、路を歩いていた。「あなたはクリスなのだし、クリスとして必要な知識は全て貴女の脳に入っているのよ。」
俺は隣を歩くネネの情報を頭の中から引き出してみた。根室紀子。クリスの家庭教師であり、年の離れた親友である。初めて出会ったとき、クリスは「ノリコ」とは言えなかった。ネェとかネーコとか言っていたのがネネという愛称に落ち着いたのだ。
クリスは貿易商の両親とともに幼い頃に日本にやってきた。クリスに日本語を教えるとともに、多忙な両親に代わってクリスの面倒をみる住み込みのお手伝いさんのようなものでもあった。両親が仕事で家を離れる事が多く、二人だけでの生活が長くなると、二人の関係は更に深まっていった。

「どうしたの?」とネネが振り返った。俺がその場に立ち止まってしまったからだ。多分、俺は顔を真っ赤にしているのだろう。「慣れない身体で疲れたのかしら。ホテルに戻る?」
「ホテル」という単語に俺の肉体が反応した。ジワリと股間が熱を持つ。下腹部で何かが蠢いている。男の「俺」は知る筈のない感覚であったが、クリスの脳には鮮明に刻まれていた。
一線を超えた二人は、性的な関係にまで発展していた。もちろん、女同士であるので互いの肉体を擦り合わせるだけなのだが、男のように出せばおしまいという訳ではないので、体力の続く限り際限なくイき続けるのだった。

「クリス?」ネネが俺の肩に触れた。ビクリと俺の身体が震える。「ダメ…あたし…歩けない…」俺の口から弱々しい声が漏れた。「もしかして、アレを思い出したの?」ネネの顔に好色そうな笑みが浮かんだ。
不意に目の前にネネの顔がアップになった。そのままネネの唇が俺の口を塞いだ。息が吸われ、力なく開かれた前歯の間から彼女の舌が侵入してきた。
「ムン…」止めてと言おうとしたが、言葉にならない。それ以前に俺の身体が彼女の行為を嬉々として受け入れている。体中から力が抜けてゆく。俺はあろうことか、女の腕に抱えられていた。

 
俺はホテルのベッドに横たえられていた。既に服は脱がされ、下着しか着ていなかった。「貴女も敏感な娘よね♪キスだけでパンツをグショグショに濡らしてしまうのよね。」俺の頭にはクリスの記憶が鮮明に映し出されている。この後、ネネが何をしようとしているか、それにより自分がどう感じるか、全て解ってしまっている。
しかし、それは男の「俺」が知る筈のないオンナの快感なのだ。はたして、記憶にあるのと同じように「俺」も感じてしまうのだろうか?
未知への恐怖に俺は逃げ出したかったが、身体な期待に打ち震え、俺の意思に従おうとはしなかった。
「クリス、可愛いわね♪」ネネもまたセクシーな下着に包まれて、俺の視界に入ってきた。「どうしたの、今日は?何かビクビクしているじゃない♪」ネネが俺の上に跨り、再びキスをした。
痺れるような感覚に、俺の頭は霞が掛かったかのように白く濁っていった。正常な思考ができなくなると同時に快感に対する感覚が研ぎ澄まされていった。
ネネに触れられた全ての箇所から快感が沸き上がってくる。最初は下着に包まれていない、露出された所から…次に下着の内に手を入れてくる。男には存在しない、胸の膨らみが揉みあげられる。俺は男なのに、その快感を知っていた。
乳首が弄ばれる。俺は「ああん♪」といつものように喘いでいた。いや、それはクリスの記憶…だが、俺は喘がずにはいられなかった。
ブラのカップからこぼれでた乳房の先端をネネの唇が包み込む。舌先でくすぐられ、俺はベッドの上で悶えていた。ネネの掌が下腹部に乗せられた。ゆっくりと下の方に降りてゆく。パンツのゴムを越して、中に入っていった。
「良いかしら?」
俺はネネの問いに答えることはできなかった。代わりに「んあん」と喘いでいた。ネネの指が股間の合わせ目に這わされる。「クリスはエッチな女の子よね♪ほら、もうヒクヒクとおねだりしているわ。」
彼女の指に刺激され、俺の股間では肉襞が蠢き始めていた。分泌される愛液がネネの指を更に濡らす。「何が欲しいの?」と指の腹で戸口をさする。

「お願い♪イれて頂戴!!」俺は意味も理解せずに叫んでいた。「モっと、モっと。激しくしテ♪」俺は腰を突き上げ、小刻みに揺らしていた。「イれて!!イかして!!あん、ああ~ん!!」俺は泣き叫んでいた。
「わかった。イかせてアゲル♪」
ネネが俺の中に指を突き立てた…

 

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