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2008年9月 4日 (木)

友達だから…

俺の前に居る可愛い女の子が、親友の大悟だとはなかなか信じられるものではなかった。

「ストレス解消のために時々女装していたんだ。」さすがに声は大悟のままだった。「何で今になって俺に打ち明けるんだ?」
うっすらと化粧までしている大悟の女装は昨日今日始めたものでない事が判る。「道夫とこの格好で出かけたくなったから…て言うのじゃ納得できないか?」
ズイと顔を寄せて来る。その愛らしい唇に思わずキスをしたくなる。俺は「こいつは男なんだ」と言い聞かせ、最後の一線で踏み止まった。
「これまで家の中でしか女装してなかったんだ。けど道夫と一緒なら良いかな♪って思ったんだ。」踏み止まった筈の俺の唇に大悟の方から触れてきた。
大悟が俺に抱きつく。成り行きで俺も大悟を抱き締めていた。その可愛さに俺の股間が反応する。
ジュン!!
今の俺には勃起すべきペニスがなく、代わりに股間の溝から汁が落ちてくる。そう、今の俺は「女」だった。

 
飛鳥道夫という「男」は一ヶ月程前に「女」に変わってしまった。もちろん、本人が望んでなった訳ではない。最近流行の女性化症候群というやつで、高熱で3日間寝込んだ末に俺の肉体はすっかり「女」になってしまっていた。
俺は自分が女になった事を認め難く、一人称は「俺」のまま、服も男物で通している。もちろん、恋愛対象は女である……が、大悟のこんな姿を見ていると、男同士なのにイケナイ感情が芽生えてしまいそうだった。

大悟に引き擦られるようにして、俺達は駅前の大型スーパーに来ていた。「一度ゆっくり見てみたかったんだ♪」と大悟に連れて来られたのは女性の下着売り場だった。
男同士ではあるが、大悟の女装は完璧であり、どこから見ても女の子そのものだった。俺の方は男物は着ていても、体型はすっかり女になっているので、端から見れば女の子同士にしか見えないだろう。だから、誰にも咎められることなく、俺達はこうして下着売り場にいられるのだ。
「あ、これなんか可愛いね。これも素敵♪」と大悟はあちらの棚、こちらの棚と飛び回っている。俺は彼氏にでもなったつもりでその後を付いてゆく。
「ねえ、これお揃いで買わない?」とピンクのブラとショーツのセットが俺の目の前にぶら下げられた。「俺はいいから、自分のだけにしとけよ。」「でもアナタ、ブラ持ってないでしょ?今は良いかも知れないけど、形崩れるって。」「俺は気にしないから…」と拒絶していたが、いつの間にか近づいた店員に胸のサイズを測られ、カゴの中には水色のセットが放り込まれていた。

「ねえ、着けてみて♪」本日の戦利品がベッドの上に並べられていた。ほとんどは大悟のものであったが、俺が買わされたものもいくつかある。大悟は最初の店で買ったブラとショーツのセットを取り出して言った。
「お揃いだから、あたしも一緒に着替えるね♪」と言って大悟はワンピースのチャックを下ろし始めていた。「道夫もね。」と下着姿となった大悟は俺のズボンのベルトを外した。
突き放すべきかを考えているうちに、ズボンは足元に落ちていた。パンツが下ろされ、シャツも脱がされてしまう。服を剥ぎ取られてしまった俺には、ブラとショーツしか着けていない大悟が、可憐な女の娘にしか見えなかった。
男の…野獣の前に供えられた餌…いたいけな小動物…俺の…獲物…
俺は大悟を…女を組み敷いていた。ブラの上から乳房を掴む。「あぁ…」女は痛みに顔をしかめる。指の力を緩め、優しく揉むようにすると、女の顔は快感に蕩けていった。
ショーツを下ろし、淡い淫毛の下の亀裂に舌を這わせた。今だ濡れていない股間を俺の唾液で潤してやる。十分に濡れた所で女の秘裂に指を差し込んでやった。
「ああん♪」女が快感に喘ぐ。俺は更に奥へと指を送り込んだ…
が、行く手が阻まれた。秘裂はそこで終わっていた。
「ダメよ。気にしないで。」女は俺の手を握った。そのまま体を入れ替え、女は俺の上に跨った。女の股間が剥き出しの俺の股間と密着する。
俺の股間から不思議な感覚が沸き起こった。
「ああん。道夫のがアタシのナカに入ってくる♪」と女が喘ぐ。俺は失われた筈の俺のペニスが女の股間を貫いてゆく錯覚に囚われた。いや錯覚ではない。確かに俺と女はペニスで結ばれていた。女が腰を揺すると、女の膣の中で俺のペニスが暴れまわる。「ああん、ああん♪」女は快感に嬌声を上げる。女はどんどん上り詰めてゆく。同時に俺の股間も快感に爆発寸前となっていった。
俺が気を放つと同時に女はイッたようだ。力なく体倒し、俺の上に体を横たえる。ブラに包まれた胸が俺の胸に合わさる。胸の肉塊が圧し潰される。
「ぁあん…」小さな喘ぎ声が漏れた。
ブラの生地に乳首が刺激され、俺は思わず女のように喘いでしまっていた。「今度はボクが気持ち良くしてあげるね♪」大悟はブラを外した。
男の胸が直接俺の胸を圧していた。大悟は体をずらすと、その口に俺の乳首を含んでいた。俺の「女」の肉体が反応する。肉体が快感に染め上げられる。
(?!)
女に挿入していた筈の俺のペニスが、俺のナカに突き立てられていた。俺の膣でペニスがあばれる。俺の出した愛液が溢れ隠微な音をたてる。
「あん…ああ~ん♪」俺は女のように媚声を漏らす。「気持ち良いか?」大悟が問う。「な、何か来る。」「そうか?それが女の快感だ。」「だ、ダメ!!来ないで!」「それ、イけ!イッちゃえ!!」
俺の頭の中が真っ白に塗り潰された…

 
「女の子になったんだから、もっとオシャレを楽しむべきよ♪」大悟はいつの間にか、俺用のワンピースを買っていた。お揃いの下着の上にワンピースを着て、俺は椅子に座らされていた。大悟が俺の顔に化粧を施してゆく。
「できたよ♪」
大悟に促されて立ち上がり、鏡の前に立った。「これが俺?…」俺は声を失ってしまった。鏡には一人の美女が写っていた。それが俺自身であることが即には信じられなかった。
「こんなに美人なのに何も磨かないなんて、犯罪だと思うよ。」大悟が俺の脇に立った。「だ、大悟。もしかして女になりきれていない俺の為に女装までして…」「その姿で『俺』はおかしいよ。」「わ、わたし?」「そう。道夫は女の子だよ。」
俺…わたしの胸の奥がキュンとなった。
「だ、大悟…」「ん?」「ありがとう♪」
あたしは彼に抱きついていた。彼の力強い腕がわたしを抱き締める。
唇が重なる。
「ねえ、もう一度…」
あたしは再び裸になり
彼に抱かれていた…

 

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コメント

大吾の真意って微妙^^
コレで公認の(レズ?)カップル??

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