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2008年8月 3日 (日)

雨宿り

俺がその店に足を踏み入れたのは、本当に偶然の事だった。

突然降ってきた雨を避けるため軒下を借りたのが、丁度その店だった。看板に明かりが灯っていたので、その店が営業中であるのは判っていたが、通り雨だろうと軒下を借りる事にした。
「止みそうにないわね。」突然、声を掛けられた。店のドアが開きママとおぼしき女性が顔を覗かせていた。「良かったらお入りなさいな。どうせこんな雨じゃ商売にならないから。もちろん、お代は頂かないわ。あたしのおごり♪」ママはそう言って看板の明かりを消した。
灯火が消えた事で一層寒さが増したような気がした。「さあ♪」と促され、俺は店に足を踏み入れていた。

「お洋服、大分濡れてしまってるわね。乾かしておくから脱いだら?」と言われ、俺はジャケットを手渡した。「ズボンもぐっしょりでしょ?何だったらバーテンのユニフォームがあるから着替えてみる?」ママは店の奥からクリーニングのビニールが掛かったままの服をもってきた。俺は彼女の言葉に甘え、ズボンを穿き替えた。
「ねえ、シャツの方も替えてくれない?」何で?と聞くと、「たまにはお客の気分になってみたいの。」「シェーカーなんて振ったことないよ。」「水割りで良いから、作ってくれない?」まぁ、それくらいなら…と、シャツとベストを着けた。
やけに着難いと思ったら、ボタンが左側に付いていた。「もしかして、これって女物では?」と聞くと、「フリーサイズだから大丈夫よ。」との答えは、俺の疑問を否定しなかったと言うことだ。ここは、さっさと水割りを作って終わりにした方が良さそうだと判断した。

カランカランと氷が琥珀の液体を攪拌する。「お待ちどお様。水割りでございます。」とママの前に差し出した。グラスを取る筈の手が俺の指に絡みつく。「あなた…スタイル良いわね♪今度はこちらで接客してくれない?」
スタイルと言われても、俺は中肉中背…最近は少し太った…の筈が、ベストは細いウエストのラインを描いていた。シャツの飾りに隠れて気がつかなかったが胸が女のように膨らんでいる。ママに絡め取られた指は、ママと同じように細く、白く、指先の爪にはネイルアートが施されていた。
「そのユニフォームのフリーサイズ機能は着ている人の体の方を服に合わせてくれるのよ。だから、誰でも理想のプロポーションが手に入れられるの。このドレス、素敵でしょう?今のあなたにピッタリよ。」俺は薄緑色のドレスを手に取っていた。「ほら、ベストを脱いで…」言われるがまま、ベストとシャツを脱いだ。俺の胸にはブラジャーに包まれた、形良いバストがあった。
ズボンを脱ぐ。脚はストッキングに包まれていた。股間には覆う面積の少ない、セクシーショーツが貼りついていた。もちろん、その布の裏側には男性器の痕跡さえ存在
しなかった。
ママがドレスの背中のチャックを上げてくれた。ママの隣に腰を降ろす。ママの腕が肩に掛かり、横から俺を抱き締めた。「貴女、可愛いわよ♪」彼女の唇が俺の口を塞いだ。もう一方の手が俺の太股の上に乗せられた。
スカートが徐々にたくし上げられる。彼女の手がスカートの中に入ってきた。内股を摩り上げる。俺の股間が熱を帯びてきた。何かが俺の体の中から染み出してくる。
「ちゃんと感じてるようね♪」「何のこと?」「ほら、女の子の汁がショーツを濡らしはじめてるでしょ?」俺は認めたくはなかったが、女になった俺の体は興奮し、愛液をこぼし始めているのだった。
ママの手がブラの隙間に入り込んできた。「ああん♪」乳首を刺激され、俺は女のように喘いでしまった。乳首の先端がジンジンする。快感が津波のように押し寄せて来る。「あぁ、ダメ…これ以上されたらおかしくなっちゃう♪」「良いのよ。もっと感じて頂戴♪」ママの攻めに俺の意識が幾度となく途切れる。俺は女のように嬌声をあげ悶え続けていた。

 
「いらっしゃいませ♪」
俺は充分に膨らんだ胸を押しつけるようにお客様を席に案内した。「今日はもう誰も来そうにないから、ママと二人でお相手しますね♪」ママが看板の明かりを消すのを確かめ、俺はソファに座ると彼の手をスカートの中に導いていった。俺の股間はもう十分に濡れている。
「来て♪」と耳元に囁く。
俺はオンナの快感から離れられなくなっていた。

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コメント

実はママも昔この店に雨宿りをして・・・なんてね。
コレで新しいホステスがデビュー?

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