« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

2008年8月 3日 (日)

夢中

体の自由が利かない。
布団の中で目覚めているのだが、指一本動かす事ができない。そんな俺の腹の上に何者かの掌が乗せられた。勿論、俺にはそれを払い退ける術がなかった。
掌は胸の方に移動してゆく。が、何かに行く手が遮られた。その「何か」は俺の体の一部であった。それが何かは判らないが、掌の行く手を塞ぐように存在しているのが感じられた。
掌は行く手を遮る物体を確かめ始めた。俺の胸に肉の小丘が存在した。それも左右にひとつづつ…
掌は女の乳房を扱うように、俺の肉丘を揉み始めた。肉丘の頂には乳首があった。掌の刺激が乳首に集まってくる。ジンジンと乳首が震える。俺の乳首はサクランボのように膨らんでいた。
濡れていて、ざらついたものが乳首に触れた。それが「舌」であることは容易に想像できた。唾液で乳首のまわりを濡らされる。フウと息が掛かり、ひんやりとする。次の瞬間、乳首は暖かな場所に吸い込まれていた。

もうひとつの掌が現れた。太股の上に置かれた掌は内股を割って入ってきた。股間に向かって昇ってくる。俺の下半身が熱くなった。ジュン!!男にはありえない器官から、体液が噴き出してくるのを感じた。それが染みだし、ぬるぬると股間を湿らせてゆく。
内股を昇ってきた手の指が俺の濡れ始めた場所に触れた。(おや、もう濡らしているのかい?)男の声がそう言った。「ああん♪」女の吐息がそれに応えていた。男の指に触れられた所から快感のようなものが広がる。「ああん♪」女の声で喘いでいたのは俺自身だった。
それが快感であると意識すると、股間が更に濡れてゆく。男の指が進んでゆき、指先が敏感な所に触れた。「キャン!!」俺は思わず叫んでいた。(そうだよ。これがクリトリスだ。その奥に肉襞がある。)
「嫌!やめて!!」俺の叫びはレイプさるようとしている女そのものだった。(嫌と言ってるくせに、良く濡らしているよなぁ)男は自由にならない俺の脚を押し広げた。(ほら、おまえの割れ目は物欲しそうにヒクついているぞ。)
股間を撫で上げる男の指先が、再び敏感な所に触れた。「あ!!ああんっ!」俺にもたらされたのは、強烈な快感だけであった。(ほら、どんどん濡れていくぞ。洪水のようだ。)
男は俺の脚をM字に折り曲げ、伸し掛かってきた。俺の腰が浮くとともに、何かが俺の中に入ってきた。それが男のペニスであることは容易に想像がついた。
男に貫かれている。嫌悪すべき事態にもかかわらず、俺の肉体は悦びに奮えていた。肉壁や襞がペニスに刺激される度、「あうん♪あ、イイっ…も、もっとぉ~」と俺の口は勝手に艶声を上げていた。
やがて、快感が一気に高まり始める。「ぁあ…イ、イクゥ~♪」俺は女の絶頂を向かえようとしていた。(男の癖にイくのかよ?)男の声は俺の耳に入ってはいなかった。男はフィニッシュに向け、腰を激しく動かす。
「あん、あん、あん♪」頂きがもうそこまできていた。(いくぞ、良いか?)俺の膣の中で男のペニスが大きく脈打つ。俺の中に精液が放出されると同時に、俺は絶頂に達して気を失っていた。

 

目が覚めると、俺は体の自由を取り戻していた。最初に胸に手を当て、自分が男の肉体であることを確認した。しかし、俺の股間には侵入してきたペニスの存在感と、それによりもたらされた快感の余韻が残っていた。
その日、表面上は何事もなく一日を終えようとしていた。しかし、その日の俺は度々昨夜の快感を思い出しては胸や股間に掌を触れていた。想像の中で俺は男の手で犯されていた。指が膣に侵入し、クチュクチュと音をたてて蠢いていた。昨夜のように、快感の頂に向かって上り詰めてゆく。艶声を圧し殺して快感だけを享受する。乳首が勃ち、シャツに擦れる。
俺の股間は蜜で溢れていた…

帰り道、俺は満員電車の中にいた。戸口に身を寄せ、心地よい振動に揺られていた。男の掌が俺の尻に触れた。ゆっくりと摩られただけで、俺の股間は濡れ始めていた。
男の手が一旦尻を離れる。スカートが引き上げられる。男の手がスカートの中に入ってきた。今度は濡れきった股間の合わせ目に指が伸びて来る。ショーツとパンストの上から、秘裂がなぞられる。そして、下腹部を上ってきた指がバンストの縁に掛かった。ショーツと供に、器用に下ろされてゆく。尻と股間がスカートの中で、剥き出しになっていた。
男の指が再び股間に舞戻ってきた。ズンッ!!と指が突き立てられた。俺の肉壁が男の指を圧し包む。その圧力に抗して、指が暴れ始めた。「あん、あん、あん…」快感が湧き起こる。俺の足から力が抜けそうになる。男の腕が、俺を抱き留ていた。

それが、俺の妄想である事は十分に把握していた。戸口に身を寄せ、自らの指を股間に這わせている。ズボンの上から指を立てるが、そこには秘裂どころか欲しくもない存在が鎮座している。「あん、あん、あん…」他の乗客に聞かれない程の小声で喘ぎを漏らした。

コツコツとハイヒールが音をたてている。暗い夜道には痴漢が隠れている。女の俺は簡単に身動きを封じられる。木陰に引き込まれ、地面の上の転がされた。恐怖に声もでない。その口にギグが嵌められた。抵抗らしい抵抗もできずに俺はレイプされるのだ。手錠を填められ、若木の幹に括られる。脚を抱えられるとどうにもならない。
スカートがずり上がり、股間が男の前に晒される。いつのまにかショーツもパンストも消えてしまっていた。男が見ているのは俺の裸の下半身だった。木の葉の間から漏れてくる街路灯の明りに溢れでた蜜がテラテラと輝いているのだろう。
男の股間が迫ってきた。ペニスの先端が俺の股間を俳諧する。やがて、入り口を見つけ、グイと押し入ってきた。俺の中に男のペニスが入っている。恐怖よりも充足感が勝っていた。ブラジャーの下で乳首が硬くなっていた。俺の膣は快感を得ようとさかんに男のペニスを刺激する。
男が唸った。
熱いモノが俺の膣に放たれていた。

 

部屋に戻ると、着替えもそこそこに布団にもぐり込んだ。

すぐに体の自由が利かなくなった。
昨夜と同じように、指一本動かす事ができない。俺の腹の上に掌が乗せられた。掌は胸に移動してゆく。俺の胸には乳房が存在した。掌は俺の乳房を揉み始めた。乳房の先端で、乳首がジンジンと震えている。濡れた舌の先が乳首に触れた。

俺の肉体は完全に女に変わっていた。「ああん♪」と発した吐息は女のものだった。
男の指指先が敏感な所に触れる。「ああん、イイ♪」男の指先が、膣の中に入って来る。「イイ♪ああ、もっと頂戴♪」俺の股間がどんどん濡れていく。俺の膣で男の指が暴れまわった。俺は一気に昇り詰めていった。「ぁあ…イ、イクゥ~♪」
俺は何度も絶頂を迎えた。指で、ペニスで…
俺の股間は愛液と精液にまみれていった。

 
朝を迎えた。
俺はまだ女だった。
俺は自らの指を股間に差し込んでいった…

異郷

そこは不思議な空間だった。

占い師の天幕は、らしく香の煙に包まれ、皺だらけの老婆が水晶玉の前に鎮座していた。が、その背後、レースの幕の向こう側にはラブホテルのようなベッドを擁した異質の空間が存在した。
「女を求めているのじゃろう?」占い師の老婆は流暢な日本語で問い掛けてきた。「この国にはそのテの商売女はいないからねぇ♪」ヒッヒッヒと謎めいた笑いを浮かべる。

俺が先輩にこの占い師を紹介されたのは、つい昨晩の事だった。歓楽街のカケラもないこの国に来て一ヶ月が経とうとしていた。最近では毎晩のようにホテルの部屋で先輩に愚痴を吐いていた。
「ギャンブルはともかく、酒も女もダメってのは独身男には酷ですよね。まあ、酒はこうやって先輩と飲めますが、下半身はもう腐り始めてますよ。」そんな事を言った俺に先輩が「ココに行けばお前の不満も解消できると思う。」と教えてくれた。翌日は休日だったので早速訪れたと言う訳だ。

「女が欲しいのじゃろ?」老婆の問いに俺は「ああ」と答えた。「この事は他言無用じゃからな。それと、少しばかりの我慢が必要じゃが大丈夫かね?」
俺が問題ないと言うと、老婆はヨッコラと立ち上がった。背後の幕を開き俺を招き入れた。「服を脱いで裸になりなね。」何でも我慢すると言った手前、抗議もできず俺は老婆の言う通りにした。「ほら、パンツも脱ぐんじゃ。あと少しで理想の女が手に入るんじゃぞ。」
「理想の女」を想像し、俺の股間が一気に硬くなった。「元気な事は判ったから、早く脱がんかい。」と老婆の声が飛ぶ。俺は恥ずかしさを堪えて最後の一枚を脱ぎ取った。

 
「そのベッドの上で仰向けになりなさい。」俺は言われた通りにする。老婆の手が俺のペニスを握った。「理想の女が欲しければ、言う通りにするんじゃぞ。」と老婆の口が俺のペニスを包み込んだ。超絶的なテクニックが俺のペニスを射精寸前の状態で更に大きさと硬さを増大させた。
「頃合いじゃな。」と老婆は口を離すと着ていた服を脱ぎ去った。そのまま俺の上に跨る。俺のペニスは大きさと硬さを維持したまま、老婆の膣に入っていった。
天井に吊るされた鏡が俺と老婆を映していた。俺の上で老婆が体を揺する。膣が射精寸前のペニスに快感を与える。が射精に至ることはない。膣とペニスが一体となり、快感だけを増大させてゆく。

一瞬、老婆の姿が理想の女に見えた。最大の快感が俺を襲う。俺はギリギリまでに溜められた精を吐き出す。彼女の膣がその全てを受け入れる。更に俺の中に残った精も吸い取ってゆく。俺の魂までも吸い取られたかのように、俺は快感の中で気を失っていた。

 

男の声がした。聞き覚えのある…先輩の声だった。あの老婆と話をしている。幾莫かの金が老婆に支払われたようだ。
俺は体に力が入らず、身を起こす事もできなかった。ふと、天井を見上げた。そこには鏡があり、ベッドの上の俺を映している…筈だ…
鏡に映っていたのは見知らぬ女だった。知らない女だったが、彼女の姿は俺の理想とする女のものだった。
「どうだい♪理想の女を手に入れた気分は?」先輩が服を脱ぎながら近づいてきた。「こうでもしないと、この国では女を抱けないのでね♪」
「や、止めて…」俺は女のように怯えていた。全裸になった先輩が、俺の上に伸し掛かってきた。俺のなにもなくなった股間に、先輩のペニスの先端が圧し付けられた。「痛いのは最初だけだよ。後は気持ちよいだけだ。俺も先任者から教えてもらったから、良く判っている。気持ちを楽にするんだ。」先輩の言葉に一瞬気が緩んだ。

ヌッ!!

俺の中に先輩のモノが侵入してきた。痛みはなかった。不思議な充足感に満たされる。先輩の下半身が俺の股間に密着していた。
天井の鏡には脚をM字に開き、男に組み敷かれた女の姿が映っていた。「動くよ♪」直後に快感が沸き上がる。「ああん♪」俺は女のように喘いでいた。
鏡の中の女は悦びに淫らな笑みを浮かべていた。俺がこの理想の女を組み敷いていたのなら、どんなに良かっただろうか?「あん、あふぁん♪」女が淫声を漏らす。
「どうだ?気持ち良いだろう?」先輩が問い掛けてくる。確かに、先輩が動く度に快感が訪れる。それは男では知り得ない、甘美な快感だった。「けれど、もっと気持ち良くなっていくよ。」
「キャン!!」俺が叫んだのは、乳首が摘まれたからだ。しかし、痛みは最初の一瞬だけだった。乳首が弄ばれると、そこからまた違った快感が湧き起こる。
先輩の唇が首筋を這っていった。「んあんっ♪」俺は体中が性感帯になってしまったように思った。様々な快感が干渉し、共鳴し、更なる快感の高みへと俺を押し上げていった。

 

「異動が決まった。」先輩が本社からの通知を見せてくれた。「お前も、もう元に戻っても良いぞ。」俺はレディース・スーツに包まれた自分の体を見下ろした。「元には戻れないかも…」
最初の頃は週末だけ女になって先輩に抱かれていたが、今では毎晩のように抱かれている。当然、俺は24時間女の姿でいることになる。俺は女でいることを当然のことと思うようになっていた。
先輩がいなくなってしまう。もちろん、先輩がいなくても一人でやれるだけの仕事は覚えている。しかし、この国では女は男と一緒でないと仕事ができないのだ。「後任が来るまでは我慢して男に戻るんだな。」そうは言われても、俺はもう先輩なしでは生きていけそうにない。
「いや!!行かないで。」俺の目から涙が落ちていた。「お、おい。女みたいな事言うなよ。」「あたしは女よ。貴方に女にされたの。責任取って!」自分でも支離滅裂な事を言っていると思う。
「ご、ごめん…会社の決めた事だものね。」俺はそのまま事務所を出ると占い師の天幕に向かった。

 
「ダーリン、早く戻ってきてね♪」俺は出国ゲートに消えてゆく先輩に手を振っていた。占い師の老婆の計らいで俺はこの国の女として先輩と結婚する事ができた。既に俺のお腹の中には先輩との新しい命が宿っている。先輩の辞表は既に受理されている。手続きのために一旦帰国するのだ。
先輩が戻るまでは休業状態になるが、それも数日の事。先輩が帰ってくれば、仕事は再開できる。しばらくは俺も手伝えるが、子供が産まれればそれどころではなくなる。会社の書類上は男の俺が産休を取る訳にはいかない。だから、先輩は俺の替わりになってくれることになっている。既に俺自身を俺の扶養家族として申請してある。

俺は空港の窓から、先輩の乗った飛行機が雲の彼方に隠れるまで、ずっと見つめていた…

雨宿り

俺がその店に足を踏み入れたのは、本当に偶然の事だった。

突然降ってきた雨を避けるため軒下を借りたのが、丁度その店だった。看板に明かりが灯っていたので、その店が営業中であるのは判っていたが、通り雨だろうと軒下を借りる事にした。
「止みそうにないわね。」突然、声を掛けられた。店のドアが開きママとおぼしき女性が顔を覗かせていた。「良かったらお入りなさいな。どうせこんな雨じゃ商売にならないから。もちろん、お代は頂かないわ。あたしのおごり♪」ママはそう言って看板の明かりを消した。
灯火が消えた事で一層寒さが増したような気がした。「さあ♪」と促され、俺は店に足を踏み入れていた。

「お洋服、大分濡れてしまってるわね。乾かしておくから脱いだら?」と言われ、俺はジャケットを手渡した。「ズボンもぐっしょりでしょ?何だったらバーテンのユニフォームがあるから着替えてみる?」ママは店の奥からクリーニングのビニールが掛かったままの服をもってきた。俺は彼女の言葉に甘え、ズボンを穿き替えた。
「ねえ、シャツの方も替えてくれない?」何で?と聞くと、「たまにはお客の気分になってみたいの。」「シェーカーなんて振ったことないよ。」「水割りで良いから、作ってくれない?」まぁ、それくらいなら…と、シャツとベストを着けた。
やけに着難いと思ったら、ボタンが左側に付いていた。「もしかして、これって女物では?」と聞くと、「フリーサイズだから大丈夫よ。」との答えは、俺の疑問を否定しなかったと言うことだ。ここは、さっさと水割りを作って終わりにした方が良さそうだと判断した。

カランカランと氷が琥珀の液体を攪拌する。「お待ちどお様。水割りでございます。」とママの前に差し出した。グラスを取る筈の手が俺の指に絡みつく。「あなた…スタイル良いわね♪今度はこちらで接客してくれない?」
スタイルと言われても、俺は中肉中背…最近は少し太った…の筈が、ベストは細いウエストのラインを描いていた。シャツの飾りに隠れて気がつかなかったが胸が女のように膨らんでいる。ママに絡め取られた指は、ママと同じように細く、白く、指先の爪にはネイルアートが施されていた。
「そのユニフォームのフリーサイズ機能は着ている人の体の方を服に合わせてくれるのよ。だから、誰でも理想のプロポーションが手に入れられるの。このドレス、素敵でしょう?今のあなたにピッタリよ。」俺は薄緑色のドレスを手に取っていた。「ほら、ベストを脱いで…」言われるがまま、ベストとシャツを脱いだ。俺の胸にはブラジャーに包まれた、形良いバストがあった。
ズボンを脱ぐ。脚はストッキングに包まれていた。股間には覆う面積の少ない、セクシーショーツが貼りついていた。もちろん、その布の裏側には男性器の痕跡さえ存在
しなかった。
ママがドレスの背中のチャックを上げてくれた。ママの隣に腰を降ろす。ママの腕が肩に掛かり、横から俺を抱き締めた。「貴女、可愛いわよ♪」彼女の唇が俺の口を塞いだ。もう一方の手が俺の太股の上に乗せられた。
スカートが徐々にたくし上げられる。彼女の手がスカートの中に入ってきた。内股を摩り上げる。俺の股間が熱を帯びてきた。何かが俺の体の中から染み出してくる。
「ちゃんと感じてるようね♪」「何のこと?」「ほら、女の子の汁がショーツを濡らしはじめてるでしょ?」俺は認めたくはなかったが、女になった俺の体は興奮し、愛液をこぼし始めているのだった。
ママの手がブラの隙間に入り込んできた。「ああん♪」乳首を刺激され、俺は女のように喘いでしまった。乳首の先端がジンジンする。快感が津波のように押し寄せて来る。「あぁ、ダメ…これ以上されたらおかしくなっちゃう♪」「良いのよ。もっと感じて頂戴♪」ママの攻めに俺の意識が幾度となく途切れる。俺は女のように嬌声をあげ悶え続けていた。

 
「いらっしゃいませ♪」
俺は充分に膨らんだ胸を押しつけるようにお客様を席に案内した。「今日はもう誰も来そうにないから、ママと二人でお相手しますね♪」ママが看板の明かりを消すのを確かめ、俺はソファに座ると彼の手をスカートの中に導いていった。俺の股間はもう十分に濡れている。
「来て♪」と耳元に囁く。
俺はオンナの快感から離れられなくなっていた。

子守

義姉さんが生まれたばかりの姪っ子を連れてやってきた。彼女の旦那である兄貴が出張だという事で二人は一週間、ここに滞在する事になっていた。
義姉さんと母さんは話しに夢中になっているので、必然的に姪っ子の面倒は僕が看ることになる。オムツを替えたりするのは何度かやらされた事があるので、安心して任しているようだ。少しくらい泣き声があっても見向きもしない。僕があやしてやると、すぐに泣き止むからだ。

今も、オシメを替えた後にだっこしてやっている。今日はいつもと違い、しきりと手を伸ばしてくる。僕のTシャツの胸のあたりを掴んでは、しきりと引っ張るのだ。彼女の目的がようやく解った。
「ダメだよ。僕は男だから、オッパイは無いんだ。」と言っても赤ん坊に解る筈もない。それならば、現実を見せつけるしかないだろう。僕はTシャツの裾をたくし上げると、彼女の口を乳首に近づけてやった。
チュウチュウと音をたてて彼女は僕の乳首を吸い始めた。小さな掌を僕の胸に押しつけている。指先が動いてくすぐったいような快感がもたらされた。
赤ん坊はこうしてお母さんの胸を刺激して、必要な糧を手に入れるのか…と感心してしまった。僕が女だったら、この子の為にいくらでも乳を出してやるのになぁ…などと無責任な妄想をしていたのがいけなかったのだろう。次の瞬間、彼女の吸引と共にピュッと僕の胸から飛び出していったものがあった。
慌てて彼女を引き離す。彼女の口の中から出てきた僕の乳首はサクランボのように膨れていた。乳首の奥には何かが貯まっている感じがする。試しに乳首を摘まんでみると、先端から白い筋が空中に描かれていった。

「加奈子がこれを飲んだのね?」義姉さんが僕の乳首に残った液体を拭い取った。「問題ないわね。これは母乳以外の何物でもないわ。よかったらアタシの代わりに加奈子にあげてくれないかしら。」と脳天気な事を言うと、再び母さんとのお喋りを再開してしまった。

僕はまた、姪っ子と二人きりになった。彼女はまだ僕の乳を欲しているようだった。男が乳を出す事さえ考えられない事なのだが、もし、それを肯定したとしても男の胸にはそんなに多くね乳をたたえておける場所がない。しばらく吸わせてやったが、簡単に底をついてしまった。すると彼女はもう一方の乳首を要求してきた。こちらからも同じように乳が出てきた。
両方からの供給でかろうじて彼女の空腹は満たされたようだ。気がつくと彼女はすやすやと寝息をたてていた。添い寝をしていた僕も、いつしか眠りに引き込まれていた…

赤ん坊の泣き声に眠りから引き戻された。どうやらお腹が空いてしまっているようだ。抱き上げてやると、ふたたび僕の乳首に吸い付いてきた。
彼女の手が僕の胸を揉むように動いていた。その時になって、ようやく自分の胸が女のように膨らんでいるのに気がついた。これなら十分な量の乳を出せるなぁ…と感心している場合ではない!!
僕は加奈子を抱いたまま、母さん達の所に行った。が、「まあ、ずいぶんと育ったわねェ♪」と一蹴された。「あなたの息子は男の子なんですよ。男の子がこんな胸になって何とも思わないんですか?」
「最近、テレビには大きな胸をして、可愛い服を着た男の子がよく出ているじゃない?」「あれは特殊な人達です。普通の男の子はそんな事はしません!」「じゃあ、女の子になったら?あたしは娘がいなくて寂しかったのよね。父さんも、あなたが女の子になることに反対はしないわよ。」
僕は助けを求めるように義姉さんを見たが、彼女は優しく微笑んでいるだけだった。
 

「バイバイ。またね♪」義姉さんが胸に抱いた加奈子の手を振ってみせる。僕はワンピースを着て、母さんと並んで見送っていた。
 
 
 
 
 
(裏設定)
義姉さんは魔女だった。彼女が兄貴と出会ったのは、兄貴がまだ姉さんだった頃の事だ。そう、兄貴は彼女の魔法で男にされてしまったのだ。
周囲の人は兄貴が女だった事を忘れてしまっている。僕も女の子にされるまで忘れていた。今着ている服は姉さんのお古だ。こんなものが家に残っていたことさえ気付かずにいたのだ。
もちろん、制服も残っていた。夏休みが終わったら、僕はセーラー服を着て学校に行くことになるのだ。たぶん、だれもが昔から僕が女の子だったと思っているだろう。

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

無料ブログはココログ