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2008年6月15日 (日)

VSC2

「ねえ、何時まであたしが社長をやってなくちゃならないの?」
俺の上になって腰をグラインドさせながら美佐が言った。「槇人君が今新しい子を連れて来るから、研究の最終段階を始める事ができるわ。」俺はオンナの快感に耐えながら答えた。

VSCは俺の研究成果を元に立ち上げたベンチャー企業だ。俺一人でも良かったのだが、会社としての体裁を整えるために、形だけの社長を雇い、恋人の美佐を社員にした。
しかし、ちょっとした手違いがあり、社長は廃人となってしまった。しばらくの間は俺が社長の替わりをしていた。それは文字通り、俺が社長の姿になっていたのだ。
俺の開発したVS(バーチャル・スペース)システムは仮想空間を現実世界に再現させるものであった。その一環にVSスーツという仕組みがあった。スーツを着た人間に電脳空間のキャラクタ=アバタを写しだすのだ。
俺は社長のアバタと、VSスーツにより社長になりすましたのだ。
しかし社長業もなかなか忙しく、社長をしていると研究が遅々として進まなくなった。愚痴をこぼしていると、美佐が「あたしが替わってあげようか?」と言ってくれた。美佐ならやれない事はないとは思ったが、男に…それも見栄えも決して良くない中年男にさせる事には躊躇した。
「制約を掛ければ気にならなくなるのでしょう?」と美佐は言った。「制約」とはアバタに対する一種の制限事項を定義するプログラムである。これが装着者に暗示のようなものを掛けるのだ。本来の社長は「制約」の設定ミスが原因で廃人となってしまったのだ。「大丈夫。あたしは社長みたいにはならないわよ。」とスーツを着てしまった。

 

「えっ?」
社長=美佐の叫び声でその朝は始まった。昨夜は社長同士の会合があり、美佐の帰りは12時を回っていた。酒も入っており、上機嫌で帰ってきた美佐はそのままベッドに倒れ込んだのだった。
俺が駆けつけると、美佐は床にうずくまって泣いていた。彼女の手に握られていたのはVSスーツだった。だが、彼女は社長の姿から元には戻っていなかったのだ。
俺はミサのアバタを作ると、ミサにスーツを着させた。形だけでも自分の姿を取り戻したことで、美佐は少しは落ち着いたようだ。「必ず俺が何とかするから。」と俺は早速、分析に取りかかった。

俺は、不眠不休に近い状態で研究を続けていた。だから、美佐がどのような生活を続けていたか知る由もなかった。美佐はその間にも社長の替わりを続けていた。食事の時とか彼女は俺の前にいる時は美佐の姿に戻っていたため気付かなかったが、彼女はほとんどの時間を社長の姿で過ごしていたのだ。
「美佐の姿で鏡の前に立つのが苦しいの。」美佐がそう告白したのは俺の研究が手詰まりになってきた頃だった。「スーツを直接調べられるのは助かるが、美佐はそれで良いのか?」スーツは一着しかなかったので、美佐が美佐の姿をしている間はスーツを調べる事ができなかったのだ。
「だったら、ひとつだけお願いを聞いてくれない?」美佐はスーツを脱ぐと、俺に手渡しながらそう言った。「良いよ。何でもきいてあげるから。」「じゃあ、そのスーツを着てあたしに…美佐になってくれない?」
「別に良いけど。」と俺は今だ美佐の温もりの残るスーツを着込んだ。

「美佐っ!!」
俺の前に社長の姿をした美佐が迫っていた。何故か、俺は裸だった。俺は美佐に押し倒された。美佐の顔が、俺の胸の谷間に押しつけられた。
「苦しかったのよ。鏡の中に美佐がいても、あたしにはどうする事もできなかったの。この体には変な制約が掛かっていて、美佐の姿を見ると抱きたくて我慢ならなくなるのよ。」
美佐は俺の上に伸し掛かったまま、手早く服を脱いでいった。「もう、留められないわ♪」美佐はその手に憤り勃った社長のペニスを握りしめていた。
俺は抵抗する隙もなく、美佐に貫かれていた。「あん、ああ~~ん♪」無意識のうちに、俺は美佐のように喘いでいた。オンナの快感に、俺は支配されていた。

朝から始まった狂宴は夜まで続いた。あまりの快感に俺は幾度も失神した。そして、気が付いた時には常に美佐に貫かれていた。床は溢れ出した美佐の精液と俺の愛液に染め上げられていた。美佐が疲れ果て眠りにつくまで、俺は犯され続けていた。

美佐の制約は解除できなかった。美佐の目の前に美佐がいる限り、美佐を押し倒してしまう。そして、俺はスーツを脱いでも美佐の姿のままとなってしまったのだ。美佐が起きている間じゅう、俺は美佐に犯され続けるしかなかった。そして、美佐となった俺もまた、嬉々としてそれを受け入れてしまうのだ。当然、研究はおろそかになる。

このままではいけないと、俺は美佐に貫かれながら求人広告を出した。取り敢えず一名の応募があった。それが槇人君だった。悪いとは思いつつも、彼には美佐にもらわなければならなかった。俺の替わりに美佐の相手をしてもらうのだ。
彼が美佐のペニスを受け入れてくれた。そして俺には研究に必要な時間ん得ることができた。だが、美佐のペニスを受け入れた事で、彼もまた美佐の姿を得る事になってしまった。

 

槇人君が新しいメンバーを連れてきてくれた。美佐にVSルームの説明をしてもらっている間に俺と槇人君がすり替わった。そして、俺は彼を寝室に導いていった。彼をその気にさせ、ペニスを勃たせるのだ。
その間に打ち合わせ通り、美佐はスーツを着て美佐になった。「来て♪」俺が彼をベッドに誘う。阿うんの呼吸で俺と美佐がすり替わった。「あ、あん♪」彼のペニスが美佐の中に導かれていった。

俺の仮説通り、美佐は美佐に戻った。スーツを脱いだ中から美佐が現れたのを見て彼は目を丸くしていたが、俺と槇人が現れて3人の美佐が揃うと、卒倒しそうになった。
彼=祐司君と槇人君の協力で研究は順調に進んでいった。俺は俺自身の姿を取り戻し、社長の役は祐司君が引き受けてくれた。アバタの姿の定着は異なった性を投影した状態でSEXをして、イってしまった時にのみ起こることが判った。
社長に掛けられた制約はそのままだったが、同性である祐司君には社長の姿が定着する事はなかった。そして、社長の相手は槇人君が引き受けてくれた。彼は美佐の姿のままでいる事を選択したのだった。

「あっ、ああん♪」本物の美佐は今、俺の腕の中で悶えている。
「槇人君、あれで良かったのかしら?」「良いんじゃないの?彼が望んでの事なんだから。」快感の微睡みの間に美佐が言った。「貴方もまだ女言葉が抜け切っていないのよね。もしかして、あたしを抱くより、あたしに抱かれていた方が良かったのかしら?」美佐の手が俺の股間を撫でた。
俺は答える代わりに美佐の乳首に吸い付いていった…

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コメント

VSC開発にはこんな事故があったんですね。
でも、コレを使えばどんな姿にも変身できるのでは?
異性ですけど・・・^^;

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