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2008年6月27日 (金)

VSC3

女になりたいと思っている男はどれくらいいるのだろうか?
俺は今、女として俺自身に犯されていた。

VSシステムは俺自身が開発した仮想空間を現実世界に投影するシステムである。その一環にVSスーツがあった。本来は仮想世界のアバタを人体に投影するだけのものであったが、何かの手違いである条件を満たすと投影したアバタをスーツの装着者に定着させてしまうのだ。
俺は今、俺のアバタを投影したスーツを着ている恋人の美佐に貫かれているのだ。俺の憤り勃ったペニスが俺のオンナを犯している。あまりの快感に、俺は女のように嬌声をあげていた。
「やっぱり貴男は、女になって男に抱かれる方が良いようね?」「そ、そんなコトないよ。」ヨガリ声をあげながら否定しても説得力のカケラもない。
「可愛い顔でそんな事を言っても信じられないね。」と美佐が腰を引く。「ああん♪」膣から抜け出ようとするペニスを俺の腰が追いかけてゆく。
「どうした?」と美佐が意地悪く聞いてくる。「ダメ…」「何が駄目なんだい?」俺は答えに窮した。「コレが欲しいのなら、ちゃんとオネダリしなさい♪女のコのようにネ。」
俺は肉体の欲求に屈していた。「オネガイ♪抜かないで…」「何を?どこから?」「貴方のペニスを、あたしのお××こから…」「欲しいの?」「頂戴…もっとイッパイ。あたしをぐちゃぐちゃにシて!!」
「良く言えました。妊娠しちゃうくらい、いっぱい射精してあげるね♪」再び俺の膣にペニスが戻ってきた。

 

「おかしいなァ?」俺はアバタ定着の論理をほぼ解明したと思っていた。が、何度試しても俺は美佐の姿から戻ることはなかった。
俺と同じように美佐の姿を定着させている槇人君にも協力してもらった。彼の方が俺より美佐でいる時間が長いが、彼は俺の理論通りに別のアバタを定着できた。
「もしかして、避妊してないの?」と槇人君が言った。「えっ生理があるの?」と美佐。「だから、僕は安全日にしか中出しさせてないよ。」「あなた、生理はあったの?」
俺の頭はパニックを起こしていた。定着されたアバタに生理などあり得るのか?俺は自らの理論の整理を始めることで現実から逃避していた。
「槇人君は妊娠検査薬持ってるの?」美佐がてきぱきと行動を開始していた。「やはり、病院に行った方が良いわね。」と、俺の手からスーツを奪い、俺のアバタを投影した。「しばらくこの姿でいた方が良いと思うの。槇人君、定着を手伝ってくれない?」

俺は美佐として街の病院で診察を受けた。産婦人科の女医が「三ヶ月ですね。」と言った。「ねっ、正式に結婚しよう♪」俺の姿をした美佐がはしゃいでいた。その足で結婚式場を探す。俺はマタニティ用のウェディングドレスを試着させられた。

あっと言う間に式の日が来た。俺の腹は日に日に膨らんでいた。教会には取引先から祝いに駆けつけた人々がいたが、俺は顔も名前も知らなかった。
社長の姿をした祐司君に導かれ、俺はバージンロードを歩いていた。祭壇の脇には俺の姿をした美佐が待っていた。
二人の誓いが述べられる。向かい合い、ベールが除かれた。「今度、あたしにも着せてよね。」そう言って美佐が俺に接吻した…

 

俺は街の病院にいた。ここは分娩室のベッドの上だった。
繰り返し陣痛が襲ってくる。俺は助産士に従い、呼吸をコントロールする。お腹の中から赤ん坊が産まれ出て行こうとしていた。意識が遠くなる…

ベッドの脇に美佐がいた。俺は腕の中に俺達の娘を抱いていた。彼女手が俺の乳房を求めていた。「可愛いね。今度はあたしに産ませてよね。」美佐が指を伸ばすと娘の手がそれを掴んだ。
「ものすごく痛かったんだぞ。」「その割りには幸せそうな顔をしているわよ。羨ましいわ♪」

 

それからしばらくの間、VSカンパニー社は活動を休止していた。
社屋の庭の物干しにはおむつが靡き、赤ん坊の泣き声と女達の笑い声がそこにあふれていた。

 

2008年6月17日 (火)

VSC0

「これが、君が作ろうとしているVSシステムなのか?」
水原は俺の手渡したグローブを手に填めていった。「先ずはそのまま、机の上に手を伸ばしてください。」俺がスイッチを入れると、グローブは透明になった。
実際は予め入力しておいた水原の手の情報を投影させているのだが、今の彼にそこまで言っても理解できはしないだろう。「机の上に、何がありますか?」俺が聞くと、「何も見えないのだが、指先に何か当たっている感じがするな。」「それが何か触って確かめてもらえませんか?」
水原は指先を広げ、ソレを撫でまわした。「なにか壺のようなものかな?」水原の掌は、正確に壺の表面をトレースしていた。
「では次に…」と俺は三枚のパネルを取り出した。一枚を見えない壺の下に置き、残り二枚を一枚目につなげて壁を作った。スイッチを入れると水原の手の先に見事な壺が出現した。
「これは、あくまでもパネルに投影された3D映像です。」と俺は壺の中に自分の手を刺し入れた。「実体のない映像ですから、このように壁をすり抜けます。」と左右に手を振った。
「VSシステムで連動したグローブは填めた手に情報をフィードバックし、あたかもそこに存在するかのように手触りを再現します。」俺は水原を見た。「そして…いかがですか?」
俺がスイッチを切り替えると、壺は一瞬で女の脚にすり替わった。机から網タイツに包まれた脚が生えているようだ。水原の手が脚に触れた。奴の表情が崩れてゆく。愛しむように太股を撫で摩る。
水原の嗜好を調査し、俺はこの一手に掛けたのだ。「いかがですか?我々に協力していただけませんか?」俺は水原の耳元で囁いた。「いずれ、全身が再現できるようになります。そのためには、あなたのご協力が是非とも…」

 

こうして、VSCは水原を社長に迎え、彼の軽井沢の別荘を本社兼研究所として活動を開始したのだ。俺は研究に没頭し、資金繰りは水原に一任した。彼の意欲がどこから湧き出てくるのかは問わない。彼は精力的にスポンサーを見つけてきては、潤沢な資金を俺に廻してくれていた。
俺は一部屋をまるごとVSシステムの投影装置に改造した。並行して開発したVSスーツの方も、何とか形になってきた。テスト用のアバタを投影したスーツは部屋の中で自在に動かす事ができた。
俺が学会用の論文を書いていると、水原が訪れてきた。「私にもスーツを確かめさせてくれないかね?」
「良いですけど、アバタはテスト用のしかありませんよ。」「私の方はどうだって良いよ。今度は脚だけでなく、全身を写せるんだよね。あの脚は美佐君のものなのだろう?君なら美佐君の全身データを作ることなどたやすい事なのだろう♪」
実際、美佐のアバタはほぼ出来上がっていた。しかし、アバタとはいえ、恋人である美佐の肉体を水原の良いようにさせるのは気が進まなかった。
「少し時間をください。ぁあ、三日後にはご希望に沿えるようにしておきます。」その時の俺は魂を悪魔に売っていたのかもしれない。

「ほう、私の姿まで再現してくれたのか。」VSシステムを起動すると、水原の声がモニタから聞こえてきた。「で、美佐君はどこだね?」「今、ベッドの上に出します。」俺はマイクに向かってそう言うと美佐のアバタを起動させた。
「言っておきますが、彼女は何もできませんよ。寝ているだけです。」「構わんさ。」と奴はベッドの上に上っていった。
最初に美佐の太股をさする。「美佐君は本当に良い触り心地だね。」奴はその手を腰から脇に、そして乳房の上へと滑らせていった。
俺はレコーダが奴の動作を忠実に記録している事を確認した。胸を揉みしだき、唇を合わせては舌を挿入してくる。片手が乳房から離れる。その手は胸の谷間から真っ直ぐに下ろされていった。臍の上を通り、淡い茂みを抜け、秘裂に達した。
奴は割れ目の中に指を立て、膣口を揉みほぐすように蠢かせた。しばらくすると愛液が奴の指を濡らし始めた。奴は美佐の脚を抱えると、憤り勃ったモノを一気に突き入れた。
奴は己の欲望を満たすためだけに自らの腰を動かした。やがて高まりを迎え、奴は己の内にある全てを美佐の中に吐き出したのだった。

力尽きた奴は美佐の隣に横たわった。俺は頃合いと見て次のスイッチを入れた。
美佐の姿が消える。「?」奴の顔に正気が戻る。カチャリとドアが開き、新たなアバタが登場した。
「ほう、私の姿まで再現してくれたのか。」新たなアバタはそう言った。「で、美佐君はどこだね?」
「な、何で私がいる?」奴は慌てた。「大丈夫ですよ。その空間には水原さんは一人しかいません。今のあなたは美佐ですから。」
「構わんさ。」とアバタがベッドの上に上っていった。奴の取った行動を着実に再現する。「美佐君は本当に良い触り心地だね。」アバタは奴の太股を撫でながらそう言った。奴には抵抗する事は許されていない。
奴は自分自身の行った行為を、美佐として甘受するしかできなかった。「ダ、ダメッ!!」アバタの手が奴の股間に達する。圧し留めようと手を伸ばすが、奴の力ではアバタの行為を阻止する事はできない。
「あ、ああ!!」アバタの指が奴の膣に差し込まれた。膣の中でアバタの指が蠢く。男が経験しえない感覚に奴は翻弄された。やがて、それが快感であると認識する。「ああんっ、あん♪」奴が嬌声を上げ始めた。
アバタが奴の脚を抱えた。奴はもう抵抗など考えていない。肉襞をヒクつかせて男を誘っている。その中にアバタのペニスが突き立てられた…

水原の精神は完全に破壊されていた。自分が何者かを理解できない。平らな胸に手を当て、揉むような動きをする。股間に手を伸ばし、ある筈のない穴に挿入しようと無駄な努力を続けている。「ああん。あん♪」奴の口は意味をなさない喘ぎ声しか打さなかった。
俺は知り合いの医者に後を託した。

こうして俺は美佐を守った。いずれ、この罪を償わなければならない時が来るだろうが、今ひと時は安らぎを得て文句は言われないだろう。

「愛してる♪」
俺は美佐の肉体を抱き、彼女の耳元で囁くのだった。

2008年6月15日 (日)

VSC 設定

(VSCのコメントより転載)

【VSシステム】
VSシステムは、部屋とかスーツにバーチャル空間の情報を投影し、現実世界に展開させるものです。

特にスーツはアバタの外見を再現するだけでなく、アバタが得るであろう感覚を装着者にフィードバックさせます。
従って、女性のアバタが投影されると、姿形が女性になるだけでなく、装着者に女性としての感覚もフィードバックされます。
アバタがSEXすれば、装着者が男性でも女の快感を体験することになります。

なお、アバタの相手は別のアバタでも、現実世界の男性でも構いません。現実世界の男性を相手にした場合、装着者が男性の場合には股間に男性を受け入れるための器官が一時的に作り込まれます。このため、長時間スーツを着用していると、当該箇所ばかりではなく、アバタの形状全てが装着者に転写される場合がありますので注意願います。
(VSC2では「長時間」を別の条件に設定変更しています)

【制約】
アバタの動作は装着者の動作を忠実に再現する事が可能ですが、予め組み込まれたプログラムにより行動を制限する事も可能です。

行動の制限は洗脳効果を伴いますので、装着者の意識にも影響を与える場合があります。過度な制限は装着者の自我を崩壊させる恐れがあります。

可能であれば装着者自身のアバタを作成し、意識のバックアップを取得しておく事をお勧め致します。

VSC2

「ねえ、何時まであたしが社長をやってなくちゃならないの?」
俺の上になって腰をグラインドさせながら美佐が言った。「槇人君が今新しい子を連れて来るから、研究の最終段階を始める事ができるわ。」俺はオンナの快感に耐えながら答えた。

VSCは俺の研究成果を元に立ち上げたベンチャー企業だ。俺一人でも良かったのだが、会社としての体裁を整えるために、形だけの社長を雇い、恋人の美佐を社員にした。
しかし、ちょっとした手違いがあり、社長は廃人となってしまった。しばらくの間は俺が社長の替わりをしていた。それは文字通り、俺が社長の姿になっていたのだ。
俺の開発したVS(バーチャル・スペース)システムは仮想空間を現実世界に再現させるものであった。その一環にVSスーツという仕組みがあった。スーツを着た人間に電脳空間のキャラクタ=アバタを写しだすのだ。
俺は社長のアバタと、VSスーツにより社長になりすましたのだ。
しかし社長業もなかなか忙しく、社長をしていると研究が遅々として進まなくなった。愚痴をこぼしていると、美佐が「あたしが替わってあげようか?」と言ってくれた。美佐ならやれない事はないとは思ったが、男に…それも見栄えも決して良くない中年男にさせる事には躊躇した。
「制約を掛ければ気にならなくなるのでしょう?」と美佐は言った。「制約」とはアバタに対する一種の制限事項を定義するプログラムである。これが装着者に暗示のようなものを掛けるのだ。本来の社長は「制約」の設定ミスが原因で廃人となってしまったのだ。「大丈夫。あたしは社長みたいにはならないわよ。」とスーツを着てしまった。

 

「えっ?」
社長=美佐の叫び声でその朝は始まった。昨夜は社長同士の会合があり、美佐の帰りは12時を回っていた。酒も入っており、上機嫌で帰ってきた美佐はそのままベッドに倒れ込んだのだった。
俺が駆けつけると、美佐は床にうずくまって泣いていた。彼女の手に握られていたのはVSスーツだった。だが、彼女は社長の姿から元には戻っていなかったのだ。
俺はミサのアバタを作ると、ミサにスーツを着させた。形だけでも自分の姿を取り戻したことで、美佐は少しは落ち着いたようだ。「必ず俺が何とかするから。」と俺は早速、分析に取りかかった。

俺は、不眠不休に近い状態で研究を続けていた。だから、美佐がどのような生活を続けていたか知る由もなかった。美佐はその間にも社長の替わりを続けていた。食事の時とか彼女は俺の前にいる時は美佐の姿に戻っていたため気付かなかったが、彼女はほとんどの時間を社長の姿で過ごしていたのだ。
「美佐の姿で鏡の前に立つのが苦しいの。」美佐がそう告白したのは俺の研究が手詰まりになってきた頃だった。「スーツを直接調べられるのは助かるが、美佐はそれで良いのか?」スーツは一着しかなかったので、美佐が美佐の姿をしている間はスーツを調べる事ができなかったのだ。
「だったら、ひとつだけお願いを聞いてくれない?」美佐はスーツを脱ぐと、俺に手渡しながらそう言った。「良いよ。何でもきいてあげるから。」「じゃあ、そのスーツを着てあたしに…美佐になってくれない?」
「別に良いけど。」と俺は今だ美佐の温もりの残るスーツを着込んだ。

「美佐っ!!」
俺の前に社長の姿をした美佐が迫っていた。何故か、俺は裸だった。俺は美佐に押し倒された。美佐の顔が、俺の胸の谷間に押しつけられた。
「苦しかったのよ。鏡の中に美佐がいても、あたしにはどうする事もできなかったの。この体には変な制約が掛かっていて、美佐の姿を見ると抱きたくて我慢ならなくなるのよ。」
美佐は俺の上に伸し掛かったまま、手早く服を脱いでいった。「もう、留められないわ♪」美佐はその手に憤り勃った社長のペニスを握りしめていた。
俺は抵抗する隙もなく、美佐に貫かれていた。「あん、ああ~~ん♪」無意識のうちに、俺は美佐のように喘いでいた。オンナの快感に、俺は支配されていた。

朝から始まった狂宴は夜まで続いた。あまりの快感に俺は幾度も失神した。そして、気が付いた時には常に美佐に貫かれていた。床は溢れ出した美佐の精液と俺の愛液に染め上げられていた。美佐が疲れ果て眠りにつくまで、俺は犯され続けていた。

美佐の制約は解除できなかった。美佐の目の前に美佐がいる限り、美佐を押し倒してしまう。そして、俺はスーツを脱いでも美佐の姿のままとなってしまったのだ。美佐が起きている間じゅう、俺は美佐に犯され続けるしかなかった。そして、美佐となった俺もまた、嬉々としてそれを受け入れてしまうのだ。当然、研究はおろそかになる。

このままではいけないと、俺は美佐に貫かれながら求人広告を出した。取り敢えず一名の応募があった。それが槇人君だった。悪いとは思いつつも、彼には美佐にもらわなければならなかった。俺の替わりに美佐の相手をしてもらうのだ。
彼が美佐のペニスを受け入れてくれた。そして俺には研究に必要な時間ん得ることができた。だが、美佐のペニスを受け入れた事で、彼もまた美佐の姿を得る事になってしまった。

 

槇人君が新しいメンバーを連れてきてくれた。美佐にVSルームの説明をしてもらっている間に俺と槇人君がすり替わった。そして、俺は彼を寝室に導いていった。彼をその気にさせ、ペニスを勃たせるのだ。
その間に打ち合わせ通り、美佐はスーツを着て美佐になった。「来て♪」俺が彼をベッドに誘う。阿うんの呼吸で俺と美佐がすり替わった。「あ、あん♪」彼のペニスが美佐の中に導かれていった。

俺の仮説通り、美佐は美佐に戻った。スーツを脱いだ中から美佐が現れたのを見て彼は目を丸くしていたが、俺と槇人が現れて3人の美佐が揃うと、卒倒しそうになった。
彼=祐司君と槇人君の協力で研究は順調に進んでいった。俺は俺自身の姿を取り戻し、社長の役は祐司君が引き受けてくれた。アバタの姿の定着は異なった性を投影した状態でSEXをして、イってしまった時にのみ起こることが判った。
社長に掛けられた制約はそのままだったが、同性である祐司君には社長の姿が定着する事はなかった。そして、社長の相手は槇人君が引き受けてくれた。彼は美佐の姿のままでいる事を選択したのだった。

「あっ、ああん♪」本物の美佐は今、俺の腕の中で悶えている。
「槇人君、あれで良かったのかしら?」「良いんじゃないの?彼が望んでの事なんだから。」快感の微睡みの間に美佐が言った。「貴方もまだ女言葉が抜け切っていないのよね。もしかして、あたしを抱くより、あたしに抱かれていた方が良かったのかしら?」美佐の手が俺の股間を撫でた。
俺は答える代わりに美佐の乳首に吸い付いていった…

大怪我の末

まさか?
とは思ったが、それが無くなっていたのは事実だった。

俺の股間を覆ったガーゼと包帯が切り取られてゆく。排泄物を導いていたチューブが外された。俺の目の前に俺の股間があらわになった。下腹部を縦に走る傷跡が痛々しい。俺に傷を残した凶器は、単に俺の股間に傷を付けただけではなく、俺の大事なモノを奪い去っていた。
臍の下15cm位の所から始まる傷跡を辿ってゆくと、何もなく股の間に到達してしまう。俺の大事な…ペニスのあった所は醜く穿たれていた。
「整形で傷跡を綺麗にする事はできるが、ペニスを復元する事は難しいな。」と医者は言い放った。「何なら女の子にしてあげようか?今の君の状態なら、ペニスを造るよりずっと簡単だよ。」とニヤリと笑って見せた。
「俺は男です。そんな事は絶対にしません!!」俺はそう言って、股間の現状から目を背けるように瞼をぎゅっと閉じていた。

胸がチクチクと痛んでいた。パジャマのボタンを外すと、俺の胸で乳首が膨らんでいた。嫌な考えが頭をよぎる。「ホルモンのバランスが崩れているからだね。」往診に来た医者がソレを見て言った。「しばらくすると、少しは胸も膨らんで来ると思うよ。ブラジャーが欲しかったら処方してあげるよ。」
「俺は男です。女の下着はいりません。」胸の痛みを訴えると、乳首の上に絆創膏のようなものを貼ってくれた。

確かに俺の胸は思春期の女の子のように膨らみ始めていた。「男性ホルモンを注射してくれませんか?」と聞くと、「あまり薦められないね。」と一蹴された。
「外部から強制的に注入すると、体の男性ホルモンを造る力が弱まってしまう。結果として、注入を止めた途端、更に女性化が進行する可能性がある。」と脅すような事を言った。

何度かの手術の後、下腹部の傷は綺麗に消えていた。リハビリも進み、一人で立って歩けるようにもなっていた。もちろんトイレも自分でできる。が、小用を足すにも女のように座らないとできない事が屈辱的だった。

「やはりブラジャーを着けてもらえないかな?」と処方された女の下着が目の前にあった。「私達職員は慣れているが、病院には一般の患者さんや見舞いに来る人達がいる。院内でも問題になり始めているんだ。」
何故か俺の胸はどんどん成長を続けていた。既にDカップの威様を誇っていた。加えて、カロリーの制限された病院食とリハビリの適度な運動で、俺の体はメリハリのある曲線を獲得していた。伸び放題の髪の毛を左右に束ねた姿は、どこから見ても女にしか見えなかった。
結局、医者の指示には従わざるを得ず、下着ばかりか、パジャマもまた女性用のピンクのものに替えられてしまった。

「君、そっちは男性用だよ。」リハビリの途中でトイレに入ろうとして呼び止められた。「あ、すみません。」俺は女として見られていた。改めて女性用に入った。清掃のおばさんがいたが、咎められることもなかった。
用を足して手を洗いながら鏡に写る自分を見た。どう見ても女にしか見えなかった。髪の毛が乱れていたので、結わえていたリボンを解いて束ね直した。

 

退院の日がきた。俺は看護士さん達からプレゼントされたワンピースを着ていた。「退院、おめでとう。」花束が手渡されると、何故か目から涙が溢れてきた。「お世話になりました。」レースのハンカチで涙を拭いながら挨拶する俺は、すっかり女の子だった。

タクシーが新しく用意されたマンションに俺を運んだ。エレベータに乗り、聞かされていた部屋の前に立つ。
表札には新しい=女の=俺の名前が描かれていた。ドアを開ける。玄関に並んでいた靴はどれも女物だった。
リビングの窓にはレースのカーテンが掛かり、家具はパステルカラーで統一されていた。
寝室は更に女の子していた。ベッドの上にはヌイグルミが溢れ、鏡台の前には化粧品が並べられていた。クローゼットには様々な女の衣服が掛けられ、タンスの引き出しには女物の下着が詰まっていた。

保険金や補償金でこの部屋が準備されたのだろう。これだけやっても俺には働かずに生活できるだけの金が残っているらしい。これだけの金があるなら俺を男に戻して欲しい所なのだが、それは無理な相談であった。
男の俺は死んだことになっていた。女になった俺は、男の俺とは縁もゆかりもない全くの別人という事になっている。それが約束だった。この先、俺が男と結婚すると祝い金が支給されるらしい。子供ができると、更に増額されるそうだ。
そう、今の俺は子供が産めるのだ。俺の腹の中には子宮が埋め込まれ、しかも、それが正常に機能する事が確認されている。それが、この莫大な補償金の出所となっていた。

俺の外見は完全に女性になっていた。男に戻るには手術が必要だと言い渡された。手術には費用が要るが、その時の俺は無一文…これまでの手術を考えるとかなりの借金があるに違いないと思っていた。「いっその事、本物の女にならないか?」
耳元で囁く声があった。「働かなくても生活できる程の金が手に入るよ。」「君はもう男には戻れないんだ。」「お金は必要だろう?」

俺は無意識の内に手術に同意していた。そして、気が付くと俺は再び股間に包帯を巻かれベッドに寝かされていた。病室も替わっていた。これまでよりも広く、部屋の雰囲気もワンランク上のようだった。
ネームプレートに目が止まった。それは俺の名前ではなかった。俺の知らない女の名前が掛けられていた。「それが新しい君の名前たよ。」
いつの間にかベッドの脇に医師が立っていた。「手術は成功したよ。君はこれで完全な女になったんだ。…いや、契約上は君は元々女の子だったね。一週間後には退院できるから、それまでに契約内容を覚えておくと良い。」
その三日後、俺は生理になった。女として、様々な検査を受けさせられた。俺は腹の中に子宮が存在することを認めざるを得なかった。

 

ここから、俺の新しい人生が始まるのだ。
窓を開け、ベランダに出た。暖かな陽が差している。鳥が空をよぎった。その後から風が吹いてきた。

風が俺のスカートを舞い踊らせた。

雨宿り

体が勝手に動いてゆく。
俊樹の前に跪き、ズボンのチャックを下ろしてゆく。トランクスの膨らみの中から、彼のペニスを引き出していた。
俊樹の目には俺は妖艶な美女に写っているのだろう。彼のペニスは俺の指先が触れるなり、一気に硬さを増していた。実際、俺はプログラムに従った行動しか取り得ない。そのプログラムは男性を最上の快楽に浸らせるものだった。

俺と俊樹が迷い込んだのは巨大な倉庫だった。何故このような場所にぽつりと建っているのかは知る由もなかったが、雨宿りができると倉庫の壁に身を寄せていた。雨足はどんどん強くなっていった。
壁の一部に隙間があるのを見つけたのは俊樹だった。よく見ると、それはドアのようになっていた。隙間を広げ、覗き込むと中はガランとしていた。俺は俊樹に続いて中に入った。「あれ。」と俊樹が指差す。奥の方に何かあるようで、光がちらついていた。
俺達は光の元に向かっていった。そこにはプレハブ小屋があり、光は窓のカーテンの隙間から漏れていた。人気がないことを確認し、窓から中を覗き込んだ。
カプセルがあった。写真でしか見た事のないアンドロイドの保管カプセルだ。中には裸の女=アンドロイドが寝ていた。「入り口があるぞ。」またもや俊樹が見つけた。「鍵は掛かっていないようだ。」とドアを開けていた。
「来てみろよ。」俊樹に呼ばれ、中に入った。俊樹はあちこち探しまわっていたが、俺の注意はカプセルに向かっていた。カプセルの中の女は他のアンドロイドがそうであるように究極の美形を備えていた。しかし、このアンドロイドはより人間的…肉感的だった。俺はもっと良く見ようとカプセルに近づき、それに触れた。

ビリッと感電したようなショックが指先に伝わる。慌てて手を引こうとして…
手は動かなかった。

カプセルに覆い被さるようにしていた筈が、今の俺は仰向きに寝ていた。左右に壁があり、腕を動かせるのは前方のみである。俺の前には透明な被いがあった。
手を前に伸ばし、被いを押し開こうとすると、モーター音がして自動的に開いてくれた。上半身を起こし辺りを確認する。俊樹がいた。こちらを見ている。俺はまだプレハブ小屋の中にいるようだ。
「き、起動したのか?」俊樹がつぶやいていた。
俺はアンドロイドのカプセルの位置を確認しようとした。が、俺が今いる場所がカプセルの場所であった。俺はカプセルの中にいた。では、アンドロイドはどこに行った?

俺は自分の肉体を見下ろした。
形の良い乳房があった。

俺はカプセルの中にいた女性アンドロイドそのものだった。

(起動シークエンスは終了しました)頭の中で声がした。(奉仕対象を確認)俊樹の姿が浮かび上がる。(奉仕プログラムをスタートします)
アンドロイドの体は俺のコントロールから抜け出していた。
フェロモンが散布される。俊樹は魅入られたように動きを止めた。俺はカプセルから出て俊樹の前に跪いていた。

 :

「あん、ああん♪」俺は快感に艶声を上げずにはいられなかった。俺の股間には俊樹のペニスが突き立てられている。俺の膣の中を彼のペニスが往復する度にオンナの快感が湧き起こる。俺はプログラムに従わされているのか、自らの意思でしているのか解らなくなっていた。俺は快感を求めて腰を振っていた。
「い、いくぞ。」俊樹が三度目の頂点に達した。精液が俺の中にぶちまけられる。「あん、ああ~~~ん。」と俺は嬌声を上げる。俺もまた快感の頂に達したのだった。俊樹の手が俺の乳房を弄んでいた。俺は快感の余韻に浸っていた。体を捻り俊樹と向き合った。アンドロイドのプログラムは俺に体のコントロールを戻したようだ。「俊樹?」俺は呼びかけてみた。
不意に俊樹の手が止まる。瞳に掛かっていた物憂い幕が落ちた。俊樹もまたフェロモンの呪縛から解放されたようだ。彼の瞳に輝きが戻っていた。
「だ、誰だ?お前は!!」俊樹は一気に起き上がった。俺もまた、彼と向き合うように起き上がった。「俺だよ。と言ってもこの姿じゃ解らないか?」俺は自分の乳房を持ち上げて見せた。「お前なのか?」俊樹は頭の回転が早い。
「カプセルに触ったらビリッと来て、気がついたらこの体になっていたんだ。」と言うと「とりあえずカプセルの所に行ってみよう。」と立ち上がった。「ほら。」といつもならさっさと先に行ってしまう彼が、俺に手を差し延べたのは俺が女の姿をしているからなのだろうか?
カプセルの脇には「俺」が倒れていた。俊樹は屈み込むと「俺」の顔に手を当てた。「死んでるな。」と冷たく言い放つ。仰向けに転がすと、白目を剥いた顔が見えた。「息はしていない。心臓も停止している。瞳孔も開き、体温も失われている。」「元に戻せないのか?」「お前の肉体は既に死んだ状態にある。生き返らせることは不可能だろう。」「じゃあ、俺は一生このままなのか?」
「お前の一生は既に終わっている。お前がこの先、どうなるかはその体の所有者次第だな。」「所有者って?」「ここで待っていれば、そのうち現れるだろう。」
「俊樹は?一緒にいてくれるよね?」「お前と一緒にいる訳にもいくまい。」「俺を残していくの?」「その体ではここを離れられないだろう?」

「行かないで…」俺は無意識のうちにフェロモンを放っていた。俊樹の表情が変わる。瞳から輝きが失われた。「一緒にいよう♪ここで楽しい事をずっとシていよう♪」
俺は俊樹の前に跪き、萎えたペニスを口に咥えた。

2008年6月10日 (火)

VSC

夏休みの学生は暇である。これで金と女があれば言うことナシなのだが、生憎オレにはそのどちらもない。
女は無理だとしても、金ならアルバイトで稼ぐこともできる。求人情報を漁っていると、VSCというIT系の会社が掛かった。一ヶ月の期間限定であったが、結構見返りもある。暇な学生にはうってつけだ。場所は軽井沢だが、交通費支給とある。一ヶ月のバイトの合間には、軽井沢でバカンスを楽しめる…
と、早速申し込んでいた。

軽井沢駅で待っていたワゴンに乗った。「あと一時間は掛かるから寝てても良いわよ。」とハンドルを握るお姉さんが言った。「え?バイトの場所は軽井沢じゃなかったの?」とオレが言うと、彼女はクックと笑った。「軽井沢には違いないわよ。旧軽は有名だけど、軽井沢って広いのよ。」
オレはガイドブックで見知った軽井沢の景色を後にするとリクライニングを倒した。緊張が一気にほぐれたようで、オレはいつの間にか寝てしまっていた。

「君にはここで寝泊まりしてもらう。」案内されたのは真っ白な部屋だった。ウレタン・ボックスのようなベッド、それと同じ素材でできていると思われるサイコロ状のものはイスなのだろう。調度はそれしかない。「ここは、我がバーチャル・スペース・カンパニーの最重要施設であるVSスクリーンだ。ここに様々な映像を投影し、快適な空間とは何かを模索しているのだ。これまでは社員で実験していたのだが、今回、広く一般から公募することにしたのだ。」「で、オレは何をすれば良いのですか?」「貴方には、」
ワゴンを運転していたお姉さんが話を引き取った。「一ヶ月の間、VSスーツを着てこの部屋で生活してもらいます。貴方の心理状態等がスーツ経由で記録されます。貴方には様々な環境を経験してもらいますが、一部の行動に関してはこちらから規制させていただく場合がありますのでご了承ください。」
「って、何か命に係わるような事はないですよね?」と聞くと、「ご心配なく。貴方の前には私自身が三ヶ月程実験しています。よろしければ、早速スーツを着てもらえませんか?」と真っ白な全身タイツのようなものが渡された。「全て脱いでくださいね。」と彼女は妖艶な笑みを浮かべていた。

「聞こえますか?」彼女の声が隠されたスピーカから届いてきた。「はい。」と返事をしたが、何故かその声はオレの耳には届いてこなかった。「大丈夫よ。こちらでは聞こえているから。では最初のVSを投影しますね。馴れないと眩暈を起こすから、目を閉じていて。良い?」
オレは言われた通りに目を閉じた。そして「目を開けて良いわよ。」の声とともに目を開いた。
辺りは一変していた。白しかなかった部屋の中に色が付いていた。とは言っても、会社の応接室のような落ち着いた雰囲気があった。窓の外には高層ビルが建ち、白いベッドは皮張りのソファに変わっていた。

目の前には彼女がいた。
「いいえ、それは私の姿をしているけれど私ではないわ。それよりも、貴方の着ているものを見てご覧なさいな♪」「は、はい。」オレは視線を下ろした。
確かにオレの服は真っ白な全身タイツではなくなっていた。いや、それよりも、何で胸元が膨らんでいるんだ?「前を見て。」彼女の声がした。「それは鏡になっているのよ。今の貴方はVSによって私の姿が投影されているの。」
確かにオレが動けば同じように目の前の彼女も動いていた。「声を出してみて。」「あ、あぁ…」とオレの喉から出てきたのは女の声だった。
「感覚とかもフィードバックされているからね。試しに胸を揉んでご覧なさい♪」オレが胸に手を当てると、手のひらに柔らかな感触があった。と同時に胸に触れられた感触もあった。更に指を立て、胸を掴んだ。
「あ、ああん♪」突然の快感にアタシは艶めかしい声を上げてしまった。「少し感度を上げたのよ。気持ち良いでしょ?」
アタシの耳には彼女の声は届いていなかった。ブラのカップに乳首が触れているだけで快感が沸き起こってくる。いつの間にかショーツがぐしょぐしょに濡れていた。
「だ、だめ…立ってらんない♪」アタシは床の上に崩れ落ちていた。鏡の中には上気したアタシの顔が写っていた。
「じゃあ、私の代わりにこの先一ヶ月、社長の相手をお願いね。」女の人の声と入れ替わりにドアが開いた。
男の人が入ってきた。股間が膨らんでいる。それはアタシが今一番欲しいもの…
「ねぇ、アタシに頂戴♪」擦り寄ってゆくと、彼はアタシを優しく抱き締めてくれた。

アタシは裸で床の上に寝ていた。立てた膝の間に彼が割り込んでくる。「いいかい?いくよ♪」彼のペニスがアタシの中に入ってきた。「良いね。本物みたいだ…」

何を言っているの?アタシは元々女の子よ。何でも良いから早く動いて!!
そしてアタシの中にザーメンをいっぱい吐き出して頂戴♪

 

「貴方、軽井沢は初めて?」アタシは男の子をワゴンに乗せるとVSCに向かって走り始めた。

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