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2008年5月13日 (火)

変身

「変身しますか?」

携帯の画面に、突然そんな文字が表示された。僕は訳も解らずに「決定」を押していた。パパパパーーン♪と携帯が鳴った。画面が眩しい程に輝く。軽快なメロディがシャラシャラといった効果音とともに鳴り響く。
僕の体は宙に浮いていた。弾けるようにして着ていた服が消えた。幸いにも、光の眩しさで僕の裸は見られる事はないようだ。光の粉が手に集まった。輝きが収まると、僕の手には白い手袋がはめられていた。光の粉が足に集まる。今度は白いブーツに変わった。胸元に大きなピンクのリボンが現れた。腰の周りをヒラヒラした布が取り囲む。髪の毛が高く結い上げられ、真珠の髪飾りが付けられた。髪飾りと揃いのイヤリングが耳に装着される。顔には化粧が施され、パッチリとした目が強調される。唇には輝くようなピンク色の口紅が塗られていた。
光が収まると同時に僕は地上に降ろされた。時間にすればほんの一瞬の事なのだろうが、僕の主観では数分を掛けて「変身」が行われた。
体の奥からこみ上げてくるものがあった。それは僕に恥ずかしい事をさせようとしている。変身ヒロインの姿にされ、これ以上に恥ずかしい事があるとは思えなかったが、僕はその衝動に必死で抵抗していた。

「闇を砕いて正義に照らすっ!!」突然、僕の隣で男が叫んだ。「悪を叩いて平和を呼ぼう。スーパーヒーロー、ブラック・ジェダイト!」彼が決めポーズをとると、白い歯が輝いた。次は僕の番だと内なる声が叫んでいる。こみ上げてくる衝動は僕の作った障壁を一気に打ち砕いていた。
「愛の輝き天より照らすっ!!」鈴の音のような声が燐と響き渡った。「あまねく悪を清めましょう。スーパーヒロイン、ホワイト・パール!」僕もまた決めポーズをとっていた。
「いくぞ、パール。」と声を掛けられ、反射的に「はい♪ジェダイト。」と応えていた。僕は膨らんだ胸を揺らしながら、彼の後に付いて走って行った。

改造

「どうだい?面白いだろう?」

俺はそう言って彼の胸に刺したチューブを抜いた。彼の右側の胸は女の乳房のように膨らんでいた。口を塞いでいるので彼が俺の問い掛けに応じることは出来ないが、その目が「ヤメロ!!」と叫んでいた。
俺は左胸にチューブを刺した。「このままじゃバランスが悪いだろう?」とチューブにつながったバルブを開いた。特殊な液体が彼の胸に送り込まれてゆく。彼の胸はゆっくりと盛り上がっていった。「おっと、入れ過ぎたかな?」左胸はCカップに膨らんだ右胸よりも更に大きく膨らんでいた。「これもバランス良くしないとな。」と再び右胸にチューブを差し込んだ。多少のバランスの違いは自然に均される事は知っていたが、俺はわざとチューブを差し替えて液体を注入した。
もう一つ、俺が知っていてわざと無視した事があった。それは、この液体に女性ホルモンが含まれており、一定量を超えて注入するとホルモンバランスが崩れ、副作用が生じるということだ。その「一定量」の目安がCカップであり、彼には既にそれを超える量の液体が注入されていた。

俺は彼を全裸にして椅子に座らせている。手足はもとより、頭も固定している。彼は否が応でも正面の鏡を見るしかない。鏡は彼の全身を写すようにしてあるので、彼は自らの体の変化を目の当たりにさせられる。既に自分の胸にEカップはある乳房が出来上がっている。更にこれから、副作用による劇的な変化が始まるのだ。
彼の足は股を開くように固定されている。その股間には萎えた彼の男性自身がぶら下がっていた。「うっ、うっ。」と彼がうめき始めた。彼の股間でピクピクとペニスが痙攣している。やがてその先端から白い粘液…精液が出てきた。とは言っても、彼のペニスは勃起してはいない。副作用により、萎えたまま体内に残っている精子を全て吐き出そうとしているのだ。
床の上に精液の水溜まりが出来上がる。赤い玉は出て来なかったが、彼の精液は出し尽くしていた。睾丸は委縮し、用を無くしたペニスは萎えた状態よりも小さくなっていた。ペニスは更に縮み続けていた。どんどん小さくなってゆくペニスは今にも下腹の中に没しようとしていた。
俺は脇に置いてあったビデオカメラを手にすると、モニタを引き寄せて彼の前に据えた。「もっと良く見たいだろう?」俺は彼の顔を映し、胸、腹、股間へとカメラを動かしていった。
「これがお前の股間だ。ちゃんと割れ目も出来上がっているだろう?」俺は空いた手を彼の股間に伸ばした。指で割れ目を押し広げる。「お前のペニスはもう、こんなに小さくなってしまったぞ。これではもうペニスとは呼べないよな。何と言うか知っているか?これはクリトリスと言うんだ。触ると物凄く感じるんだぞ。もちろん、ここから小便は出ない。こちらの小さな穴から出て来るんだ。もうお前は立って用を足すことはできない。女のように便器に座ってするしかない。…いや、もうお前は『女』だったな。」
俺はカメラを少しだけ動かした。「どうだね?これがお前の『女』だ。」モニタの中にはザワザワと蠢く肉襞が映し出されていた。カメラを固定していると、その中心がゆっくりと陥没してゆくのが解る。「ほら、お前の『女』が出来てきたぞ。やがて、ここに男のペニスが突っ込まれて、お前はアヒアヒとヨガリ声を上げるようになるんだ。」俺は出来かけの肉洞をズームアップした。
「おや、このテラテラとした輝きは何だろうね?もしかして、これは愛液かな?」俺がそこに指を触れさすと、彼はビクリと体を痙攣させた。「ほう。もう一人前に感じているね。愛液がどんどん出てくるぞ。」俺が指を立てると、肉洞はするりとそれを飲み込んだ。「大分出来上がってきたね。」と肉壁に触れてまわる。と、再び彼がうめきを上げ四肢を痙攣させた。「これはGスポットといって、結構感じる所だ。」

俺は一旦指を抜くとカメラを置いた。代わりにバイブレータを手にする。モニタを外し、再び鏡越しに彼…彼女と対面した。「本物は後の楽しみに取っておこうね♪まずは贋物でリハーサルといきますか?」濡れきった彼女の膣は太めのバイブレータも難なく飲み込んでいた。「ではスイッチを入れるよ。」ぶーんと鈍いモーター音が始まった。
その瞬間、「がっ!!」と一声上げると彼女はがくりと頭を垂れて動かなくなった。
「ああ、やはり初めての娘には強すぎたかな?」気を失った彼女の膣の中ではまだバイブがうねっていた。俺はスイッチを入れたままのバイブを引き抜いた。「もう少し楽しめると思ったんだがな。」俺はそのまま、隣のベッドに転がり込んだ。

「じゃあ仕上げと行きますか?」
俺は全裸のまま仰向けになり、膝を立てるた。抜き取ったバイブを股間にあてる。『俺』の膣が彼女の愛液に濡れたバイブを呑み込んでいった。

2008年5月 7日 (水)

うたたね

俺はバスの中でうとうととしていた。

いくつかのトンネルを抜けてゆく。気がつくと車内はキャピキャピした女の子の声で満たされていた。バスがどこかに停まったようにも思えない。第一、このバスは俺達の貸し切りだった筈だ。
頭数は15人、今も人数は変わらない。野郎どもが座っていた場所に女の子達がはしゃぎながら座っていた。「ヒロコ、起きた?」と隣の席から声が掛かった。隣には親友の北里大地が座っていた筈だ。それに、俺は「ヒロコ」ではなく、野村広司だ。
と、バスがトンネルに入った。窓ガラスが鏡のように車内を映し出す。俺の認識通り、女の子達が映っている。俺の隣の娘が俺の方を見ていた。そして…
俺は「俺」を見た。

何で頭にリボンが付いている?

違和感を感じていなかったが、俺の組んだ腕は胸の膨らみを押し上げていた。その胸はブラジャーに包まれている。ブラのベルトが胸を締め付けている。
スカートの上から股間に手を当ててみた。そこには当然のように存在すべきものは無かった。直接確かめようとスカートの中に手を入れようとして、皆の視線が俺に集中しているのに気づいた。
「ヒロコォ、何が無いの?一緒に探してあげようか?」大地の替わりに座っていた娘が声を掛けてきた。「な、なんでもない。持ってきてなかったのを忘れていただけだ。ありがとう。」そう言って、俺は探索行動を打ち切らざるを得なかった。
ごまかす為にバックの中を覗いた。ついでに合宿のパンフを取り出した。そう、俺達はサークルの夏合宿のためにこんな山の中に来ているのだった。
パンフにはバスの座席表があったはずと捲ってゆく。手書き文字が全て丸まった女の子文字に変わっていたが、違和感を感じることはなかった。そして座席表に辿り着く。名字で書かれていたのが、名前やニックネームとなっていた。俺の所は「ヒロコ」隣は「マサミ」だった。
更に捲ると名簿があった。名字は同じだが、名前が少しづつ違う。俺は野村広子に、大地は北里大海になっていた。
つまり、俺達サークルのメンバ全員が女に刷り変わってしまっているのだ。そして俺を除く全員が昔から女であったように行動していた。

何がどうなっているのか解らないまま、バスは合宿所に辿り着いていた。合宿所とは言っても普通の温泉旅館だ。従業員が迎えにでてきた。
「よろしくお願いしまーす♪」とかしましい声と伴に女の子達が降りてきても誰も不思議に思わない。俺一人だけが男だった事を覚えている?
部屋に荷物を置くと、早速温泉になだれ込む。俺は逃げる事も適わず、女湯の脱衣所に連れ込まれていた。「何ぼーっとしてるのよ。」目の前では殆どの娘が全裸になっていた。残りの娘も下着一枚の状態になっている。
「何、出し惜しみしてるのよ。」「ヒロコの巨乳はみんな楽しみにしてるんだから。」そう言って、全裸の女の子達に寄って集って服を脱がされてしまった。
「さあ、行こう♪」俺は押し出されるように女湯に足を踏み入れていた。当惑したまま、洗い場でお湯を浴びる。鏡に映っているのは俺?確かに巨乳と言われるくらい大きなバスとが俺の胸に付いていた。必要に迫られ、股間に手を伸ばす。そこにはペニスはある筈もなく、代わりに深い溝が刻まれていた。
「ヒロコォ、いつまで洗ってるのよ。早くこっちおいでよ。」とマサミが露天風呂から呼んでいた。

「…広司、着いたぞ。」と大地がアタシの肩を揺すった。「よろしくお願いします。」とサークルのメンバが宿の出迎えに声を掛けバスを降りてゆく。アタシは慌てて荷物を取りまとめた。「良いよ慌てなくても。」と大地が網棚からザックを降ろしてくれた。「まだ慣れていないんだから無理するなよな。」
アタシは大地に続いてバスを降りた。「あなたがマネージャの方?女の子一人だけで大変でしょう?」年配の仲居さんが声を掛けてきた。「もう慣れましたから。」と答えたけど、まだ未練が残っていてあんな夢を見たのだろうか?
アタシが男から女に変わって一年が経っていた。今年の合宿はマネージャとしての参加となった。そう言えば去年は「男ばかりでつまんないよな」などと言っていたのはアタシだった気がする。

じゃあ、今年はアタシがサービスしてあげるからねッ♪

現実

俺は目の前の現実を受け入れられるのだろうか?

相棒のガシュが高熱を発したのは十日程前だった。ガシュは二晩うなされた翌朝、ケロリとして目覚めたのだが、彼の姿は一変してしまっていた。細く、白くなった四肢は高熱と戦って消耗した訳ではない。腹まわりも細くなったが、尻と胸には余計に肉が付いていた。はっきり言って、相棒の見た目は「女」であった。
ガシュはそれを即座に受け入れてしまっていた。昼過ぎに俺の前に現れた時には、どこで手に入れたのか、女物の服を着、化粧までしていた。「あたしの事はカーサと呼んでね♪ダーリン」とガシュ。「だ、だれがダーリンだ」「あたしはジムザの相方なんでしょう?異性の相方をダーリンて呼んじゃいけない訳?」とガシュ改めカーサが品を付くって擦り寄ってきた。
「お、お前は男だっただろ?」俺は相棒を押し離そうとしたが、逆に胸の膨らみを押し付けてくる。「あたしはもうオンナよ。おちんちんも無くなっちゃったわ。何だったら填めてみる?」「俺にはオカマを掘る趣味はない。」「だからオンナになったんだってば♪」
その夜、金縛りにあったかと思うと、俺のペニスが生温かいモノに包まれた。「素敵ね。惚れ惚れするわ♪」ガシュが俺の上にのし掛かっていた。奴が自らの口に俺のペニスを咥えていたのだ。図らずも、ペニスは硬く憤り勃っていた。「じゃあ、いくわね♪」ガシュはその上に腰を下ろしていった。奴の女陰が俺のモノを受け入れてゆく。「本物でしょ?じっくり味わってね♪」とガシュは腰を振り始めた。
「ああん、あん。」とガシュが淫声を上げる。接合部では奴の吐き出した愛液が卑しい音を発する。ガシュの「女」が俺を締め付けた。激しい責めに堪え切れず、俺は奴のナカに精を放っていた。「あ、ああ~~~っ」一段と高い嬌声をあげ、奴も達したようだ。
俺は毎夜、奴に責められた。が、俺は奴が女となった事を頑なにみとめようとしなかった。俺の中では、俺とガシュは男同士の対等なコンビであり続けた。

そして十日程が経過した。今度は俺が高熱を発して倒れてしまった。そのまま二晩が過ぎ、俺は嫌な予感と伴に目覚めたのだった。

俺とガシュの関係は対等なものに戻っていた。いや、十日分のアドバンテージがガシュの方にある。「アナタにもオンナの素晴らしさを教えてあげるわね♪」とガシュが迫ってくる。奴の手にはうねうねと蠢く張型が握られていた。

俺は目の前の現実を受け入れるしかないのだろうか?

確率と可能性 -2-

ズボンを穿いていないというだけで恥ずかしさがこみ上げてくる。

実際はスカートを穿いているのだから下着姿を人前に晒している訳ではない。気になるのなら、と母さんがタイツを穿かしてくれたが、気分的には何も変わらなかった。更に胸を締め付けるブラジャーが、僕が「女装」している事を知らせ続ける。僕の女性化は、まだ股間だけで他はまだ男のままなのだが…女の子の服を着て、前髪を揃えられ、眉毛の形を整えられた姿を鏡に写すと、どこから見ても「女の子」にしか見えなかった。
「常に膝小僧が触れ合うように気を付けてね。ハイヒールを履いているつもりで歩くと良いわよ。ダメよ、ちゃんと胸を張りなさい。女は胸元で男を惹き付けるものなのよ。」母さんからいろいろ注意を受けた。たかが病院に行くだけなのに女装することはないとは思ったが、男の服は母さんに隠されてしまい、スカートを穿くしかなかったのだ。
しかし、それも母さんの心遣いだと気づいたのは病院に着いてからだった。案内されたのは産婦人科の待合室だった。まわりは皆、女の人ばかりである。そこにいる男は赤ちゃんや就学前の幼児しかいない。こんな中で男の格好をしていたら、それこそ目だってしまい、僕が自然性転換症だと言う事が知られてしまっただろう。
超音波診断装置のモニタには、はっきりと子宮や卵巣が映っていた。「正常に活動を始めていますね。しばらくはホルモンバランスが崩れて気分が優れないでしょう。安定剤を処方しておきますね。ご希望があればホルモンも出しますが?」医者は淡々と事実を語った。「それって男に戻れるんですか?」
「女性化を促進するためのものです。中途半端な状態が長いと社会生活に支障を来す方もおられるのでね。なくても大丈夫。貴女は至って健康だから、すぐにも生理が始まりますよ。」

一週間程で「その日」は来た。隠していたが目敏い母さんの追求には抗うこともできず、白状することになった。当然のごとく、その晩は赤飯だった。
やがて胸が膨らんできた。僕は女子の席に移された。制服も女子のものに替わった。トイレも女子用を使うようになっていた。
僕は女の子達のお喋りの輪の中にいた。話が「気になる男の子」に移っていた。「どう?誰が気になる♪」と振られ、ざっと男子の顔を思い浮かべた。「啓治…」ぽろりと名前がこぼれ落ちる。
「武藤君?」「良いんじゃない?」「アタックしたの?」と突然騒ぎが巻き起こった。啓治は昔からの友達である。最近は何か距離が開いているが、親友の一人だ。僕が女になったからと言って、その事が変わる事はない…筈である。
「ねえ、彼のどんなとこが気になるの?」と振られて初めて僕は「女の子」の目で奴を見始めていた事に気づいた。

それは、だれでも経験する事ではないが誰もが経験する可能性を持っている。僕の身に起きた事は明日の君に起きないとは誰も保証してはくれない…

確率と可能性 -1-

それは、だれでも経験する事ではないが誰もが経験する可能性を持っている。僕は漠然とそうなることはないと思っていたが、それを否定できないからこそ、可能性という数値が存在することを思い知らされたのだった。

朝、目覚めると、僕は女の子になっていた。

俗に「盲腸」と呼ばれる虫垂炎よりも確立は低いが、自然性転換症と呼ばれる病気が蔓延して十数年が経過していた。今では、発症した人がスムーズに社会に受け入れられるよう、法整備も進んでいた。が、僕はこれまで性転換症になった人を見たことがなかったので、他人事のように思っていた。
しかし、それは目の前の現実として僕自身にもたらされていた。
その朝は、何か違和感を感じた目覚めだった。その違和感の正体も判らずに僕は毎日の朝の行動を進めていた。パジャマを脱ぎ、Tシャツの上にワイシャツを切る。ズボンは学生服の黒ズボンだ。寝ぼけ眼をこすりながらリビングに向かう。
「お早う。」と母さんに声を掛けテーブルの上に並べられた朝食に向かう。いつものように食べ終わり、いつものように洗面台に向かい、いつものように出掛け前のトイレの中に立った。
そこまではいつも通りだったが、その朝はパンツの中からなかなかおちんちんが出てこなかった。と言うより、おちんちんの存在が感じられない。そして…膀胱が耐え切れなくなった。小便が股間から溢れ、パンツとパジャマを濡らし、足元に水溜まりを作った。
「あ、あーっ」僕は訳も判らず叫んでいた。
「とうしたの?」と母さんがやってきた。僕の惨状を見るなり、「アレが来ちゃったのね?」と言う。「いつまでも濡らしたままで立ってない。さっさと脱いで風呂場で洗ってらっしゃい。」と僕をトイレから追い出した。

「今日は学校はお休みしておきなさい。」と着替えを渡してくれた。「こ、これって…」それは女性用の下着だった。「トイレで慌てないように、ズボンは穿いちゃだめよ。」とスカートが渡された。「学校には連絡しておいたから、今日は一日のんびりしてなさい。母さんはあんたの下着とか買って来るからね。」そう言って慌ただしく家を出ていってしまった。
いくら股間が女の子になったからといって、はいそうですかとパンティーを穿ける訳もない。が、母さんは箪笥の中にあった僕の服を全てどこかに隠してしまっていた。唯一の例外は、今、洗濯機の中で回っている。
いつまでも下半身丸出しでいる訳にもいかず、僕はパンティーに足を通した。この上にスカートを穿く気などある訳もない。僕はベッドに戻り、布団の中に潜り込んだ。自然性転換症…僕の身に起きた事がソレであることは容易に想像がついた。布団の中で股間に指を這わすと、縦に刻まれた溝がはっきりと判った。柔らかい♪弄んでいると、ソコが湿り気を帯びてきた。パンツが濡れてはいけないと、パンツの中に手を入れた。
指が割れ目に沈み込んでゆく。と同時に僕のナカに侵入してくるモノを感じた。「あ、あん。」指の腹が敏感な所に触れ、思わず小さな喘ぎ声を出してしまった。
体の奥が染み出てくる液体が指に絡まる。指を動かすと肉壁に刺激が届く。反射的にぎゅっと力が込められると、肉壁が指を圧する。
「ああん♪」指が敏感な所に触れる度に声が出てしまう。それがオンナの快感であることを認識するより先に、僕はその快感の虜になっていた。集中してソコを攻めたてると、快感はどんどんエスカレーションしていった。
「あっ、ああ~~っ」四肢が痙攣するように突っ張った。快感が爆発した…

これがイクって事なのだろうか?僕は快感の余韻に浸りながらベッドの中でぐったりしていた。僕の指はまだソコに挟まったままだった。
トントンとドアがノックされた。「母さんだけど、良いかな?」僕は慌てて指を抜き「どうぞ。」と返事をしていた。ドアが開き、袋を抱えた母さんが入ってきた。「いろいろ買ってきたから、箪笥に入れておくからね。」と袋の中から買ってきたものを取り出し、タグを外しては畳み直して引き出しの中に入れていった。そのどれもが女物の衣服である事は間違いない。
空になった袋を片付けると、母さんはベッドの端に腰掛けた。「どう?オンナの子って凄いでしょう?」「す、凄いって?」「もう弄ってみたんでしょう。男の時より感じるし、イった後も快感に浸ってられるものね。」
僕はどう反応すれば良いか判らなかった。「母さんも経験した事だから、手に取るようだわ。」「経験した?」「そうよ。生まれた時は男だったのよ。高校生の時に発症してね。同級生だった父さんは、皆の好奇の目からあたしを庇ってくれてね。」
遠い目をして母さんが言った。「父さんにオンナの悦びを教えてもらったのよ。その後も父さんと一緒に大学に行って、卒業後は別々の会社だったけど、すぐに貴方が出来てあたし達は結婚したのよ。」
「母さんて男だったの?」「自然性転換症って遺伝するのかしらね?その頃は今みたいに皆が知っているようなものじゃなかったから大変だったのよ。そうそう、診断書が必要になるから病院にも行かないとね。」
そう言って母さんは立ち上がった。「お腹空いたでしょう。ご飯作っているから、その間に買ってきた服に着替えておいてね。濡れた下着は洗濯カゴに入れておけば良いから。」と、部屋を出ていった。

僕は引き出しを開けてみた。そこは色とりどりのパステルカラーの布地に溢れていた。その中から一つを取り出してみた。
水色ストライプのパンティーだった。

僕は濡れたパンツを脱ぐと、それを身に着けていた。

戦士(3)

-母子-

俺は戦いを辞めざるを得なかった。
俺の腹の中に新しい生命が宿っているのは、誰の目にも明らかだった。「男」であった俺が子を産み、「母」となろうとしている。旅先の村で廃屋を借り受け、出産に備えていた。近くの老夫婦が何かと援助してくれている。「娘ができて嬉しいわ。」と夫人が言う。俺は「女」としての生活も長くなったが、気持ちの上では今だに「男」である。夫人の期待する「娘」として振る舞うことはできないが、今は剣を置くしかなかった。

腹が膨れだしてからは戦士の服が着れなくなっていた。仕方なく、ひらひらするスカートを穿いていた。自分で購入していた時は地味なものが選べたが、夫人が俺のためにと揃えてくれたものはどれも、赤やピンク地で可愛らしい花柄や小動物がデザインされており、更に縁取りにはレースがあしらわれていた。「わたしには派手過ぎませんか?」辞退できる訳もないが、言わずにはおけなかった。
「貴女はずっと戦士をしてらしたのでしょう。女の子らしいオシャレもせずに剣の稽古とかしていたんでしょう?これを機会に少女の時間を取り戻しましょう。あたしも若い娘とお喋りしたいのよ。」
俺には「失われた少女の時間」などはある訳もない。が、妊娠などと言う男が経験する筈もない事を控えていては女性としての経験が豊かな夫人の助言は不可欠である。俺は夫人の娘の代役をするしかなく、出産までの間にしっかりと「花嫁修行」をさせられることになった。

「おぎゃー!!」元気な産声が上がった。「男の子よ。」しわくちゃな顔の赤ん坊を見せられた。俺の腹の中で育ち、たった今、俺の股間から生まれ出てきたのだ。
我が子を抱き乳を与えていると、自分の肉体が「女」に変わってしまった事を実感する。おむつを替え、風呂に入れる。全てが我が子を中心に動いていた。

息子の便の色が気になったので、俺は薬草を採りにいくことにした。別に山の中に分け入る訳でもないが、我が子の体調を考え夫人に預けることにした。彼女にとって俺は娘であり、我が子は愛孫であった。
安心して預けられると油断したのがアダとなった。薬草を摘んでいると、不意に血の匂いが漂ってきた。頭を上げ振り向くと、村の方角に黒い煙が立ち上っていた。それは、ただ一軒の家が燃えた程度ではない。村全体に火が廻っている。
俺は摘み取った薬草を入れた篭を放りだすと最速で村に駆け戻った。人の気配が感じられない。まだ火は燃えている老夫婦の家に飛び込んだ。

義父も義母も…
我が子も…
大量の血を撒き散らし、事切れていた…

どこにも抵抗の跡はなかった。賊は村人に抗する時も与えずに、この村を滅ぼしていた。俺は村から少し離れて建つ我が家に戻ると、戦士の服を引きずり出した。
胸を除けば、体型は以前に戻っていた。ひと回り大きくなった乳房を無理矢理胸当ての中に押し込んだ。剣を抜き、素振りをする。今も剣は俺の手に馴染んでくれていた。

そこに砦はあった。賊の跡を追い、ここまで来ていた。俺はいつになく興奮していた。空腹も疲労も一切感じていない。体が軽く感じる。闇の中でも賊の一人一人の動きが判った。
空が白み始めるまでは、まだいっ時はある。俺は死角を伝って砦の中に潜り込んだ。雑魚の寝ぐらに忍び込み、音を発てないようにして一人づつ着実に仕止めてゆく。
雑魚の寝息が静まると、見張り番の始末に取りかかる。さすがに、起きている奴ん殺るには多少なりとも物音は出る。しかし、俺の侵入に気付かれた頃には雑魚の粗方は片付いていた。
俺は戦いを中断し、食料庫に向かった。油を撒き火を放つとそこに置かれていた食材が燃え上がる。炎は壁や天井を伝い、燃え広がっていった。俺は場所を変え、もう二カ所程火を放つと再び戦いに戻っていった。
砦を燃やし始めた炎に気付くと奴等の注意力が分散される。その隙に乗じて残りを仕止めてゆく。何とか体力を残したまま、敵の首領の前に立つことができた。
「女っ!!」そいつが立ち上がった。鍛えられた筋肉が脈動する音さえ聞こえそうだ。「お前ひとりか?」奴は未だ構えてはいないが、奴の発する気だけでも圧倒されそうだ。
「そうだ。」辛うじて言葉を発せられた。「良い腕だ。わしの女にならんか?」「な、何を戯言!」「ならば」と奴は剣を抜きざま、真上から振り下ろした。
俺は真横に飛んで刃を躱した。奴の剣は床を叩くことなく、その寸前で静止していた。奴は俺がこれまで戦った誰よりも強かった。
俺は躱しきれずに何箇所も傷を負った。致命傷ではないが、長引けば不利になる。それよりも、俺の剣が奴に届かない方が重要だった。俺の体力は限界を超えていた。気力だけが俺を支える。奴の剣が頭上を掠める。腕を伸ばすと切っ先が辛うじて奴に届いた。奴の攻撃に備え体を飛ばす。俺の剣が初めて奴の肉体を切り裂いていた。
「うおぉぉぉぉ!!」突然、奴が絶叫した。何が起こったのか?奴が床の上を転げ廻る。奴の輪郭がぼやける。そして、奴の正体があらわとなった。「幻術か?」床の上には小男が転がっている。俺の体の傷も全て無くなっていた。
俺は奴の喉を切り裂いた。あとは砦を包む炎が始末してくれる。とにかく、今は一刻も早くこの場所を去りたかった。あの「呪い」が発動を始めようとしていた。が、実際に剣を交えた敵であればこそ、その分身と交わることも厭わないが、目の前の小男と交わるなど、俺のプライドが許さなかった。実際に剣を交えた者であればどんな雑魚でも構わないと思っていた。

砦が焼け落ちてゆくが、俺の目には何も写ってはいなかった。俺は男に跨り、呪いの洗礼に晒されていた。男のモノを咥え、快感に喘ぐしかない自分自身が情けなく、涙が落ちてゆく。

張りきった乳首から、吸われることのない「母乳」が止めどなく噴き出していた…

戦士(2)

-痴態-

「姉さん、腕が達んだって?」
俺が居酒屋のカウンターで飲んでいると、軽薄そうな男が声を掛けてきた。「俺は仲介人のハクだ。良い話しがあるんだが、乗らないか?」ハクと名乗る男はそのまま俺の隣に腰を降ろした。俺が睨み付けると、「噂は聞いているよ。姉さんは体は売らずに腕だけ売るって。しかし、勿体ないよね。こんなに美人なのに…」
俺の姿が男を惹き付けることは十分に承知していた。が、情報を得る為には居酒屋等にも足を踏み入れなければならない。まぁ、煩わしい野郎は即効で切り倒していたので、最近ではひと睨みしただけで、その手の輩は退散するようになっていた。
「だから、姉さんの噂は聞いているって。剣の柄から手を離してもらえませんか?」「それはお前の話次第だ。」そう言うとハクは慌てて話し始めた。
ハクの持ってきた情報はけっこう確かそうなものだった。ただ…「確かに姉さんが独りで仕止めたのかを見届けて来い、と言うのがクライアントの指示だ。」とハクが付け加えた。「お前が見てるのか?」俺が敵を仕止める所を隠す必要はどこにもない。が、その後の痴態は見られたくなかった。
「何か不都合な事でも?クライアントは成果が確認できれば、優先的に情報を廻すと言っています。」確かに悪い話じゃない。が…俺は躊躇したが、結局は了承した。「何が起こっても私は感知しないからな。」とだけは釘を刺しておいた。

新たな敵は西の山中に棲んでいると聞いた。俺とハクは前金で馬を調達し、三日後には山の入り口に到達していた。その村に馬を預け、俺達は山の中に分け入って行った。敵の棲み処に辿り着くまでには更に二度程野宿が必要であった。
ハクは意外と鍛えてあり、俺のペースに遅れずに付いて来ていた。敵の棲み処を確認したところで俺は留まった。丸一日そこから敵の行動を観察する。以前の俺であれば、留まることなく突っ込んでいったが、今の俺の体躯では無理な話しである。敵を観察し、弱点を見切り、正確にそこを攻撃するのだ。
ハクは黙って俺の行動を見ていた。二日目の夜が明ける前、俺は敵の棲み家に肉薄した。岩をくり抜いた穴はかなり奥まで続いている。壁に敵の寝息が響いていたが、そのドアの前に来るとビタリと止まっていた。
不意にドアが開かれる。その奥のベッドの上で敵が薄ら笑いを浮かべている。「ようこそ、お嬢さん♪」「俺が来るのが判っていたのか?」「準備は抜かりなくさせていただいた。ほら、媚香がお前の体を狂わせ始めているだろう?」
俺は内股を落ちてゆく淫汁を感じていた。呪いの所為ではない。俺の肉体が媚香に反応しているのだ。しかし、意識はまだ、はっきりしている。俺は剣を抜いた。
「無駄ですよ。貴女の肉体は既に私の支配下にあります。」奴がそう言うと、俺の脚から力が抜けていった。剣が重く感じる。「さぁ、邪魔な服は脱いでしまいましょうね。」
俺は剣を落としていた。俺の手は自ら服を脱がしていく。早くも、俺は一糸纏わぬ姿となっていた。「何がしたい?」奴が言う。俺の股間が熱を帯びる。俺の股間で肉襞が蠢いていた。俺の手がそこに誘われてゆく。「ぁあっ!!」俺は股間に自らの指を感じ、艶声をあげた。
「まだまだ物足りないんじゃないかい?」確かに指は細く、二本、三本と増やしてもらちが開かない。「ほら、そこに良いモノがあるじゃないか?」奴の視線の先には俺の落とした剣があった。その柄が逞しい男根に見えてくる。
俺は剣を床に立てると、その上に腰を下ろしていった。「ふぁ、ああーっ!!」痛みと供に強烈な快感が押し寄せてきた。柄に刻まれた凹凸が入口の肉襞を、膣の肉壁を刺激する。淫汁が一気に溢れ、弾け飛ぶ。「んあっ!!ああ~ん♪」俺の嬌声が辺りを圧する。
柄の先端が子宮に達した。「頂戴っ。熱いのを一杯。アタシの中に…」俺は俺を貫いている男を抱くように腕を伸ばした…が、その腕は空を切った。

意識が戻る。

「俺」は何をやっているんだ?まだ敵も倒していないのに、このような痴態を演じているとは…が、俺がこうしている間は奴は隙だらけになっている。俺は…「あ、あ、あ…」俺の喘ぎ声が絶頂に向かって小刻みに高くなってゆく。胎に入った「男根」が離れないようにしっかりと握る。肉体は着実に高みへと向かっていった。
が、「俺」の意識は冷静に敵を捕らえていた。
「あっ、あ~~~ん♪」一段と高い嬌声をあげ、俺はイッた。よろめくように奴の前の床の上に倒れ込む。淫汁に濡れた柄を握り直した。「ふっ、他愛ないものだな。所詮、女は肉欲に逆らえない。」奴の注意が一瞬、俺の肉体から離れた。俺はバネのように弾け、奴に飛び掛かった。その勢いのまま剣を一閃すると、刃は奴の首を切り離していた。

「ほら。」俺は敵の首をハクに投げ渡した。
(?)
既に一度達していた所為か、呪いの発動が遅れて来た。俺は一瞬躊躇ったが、「ハク、これからわたしのする事は記憶から除外して欲しい。これは、わたしの意思ではなく、わたしに掛けられた呪いの所為なのだから。」と宣言した。今、俺の前に在る「男」はハクだけであった。俺は訳も解らず立ち尽くしているハクの前に跪くと、ズボンの中から彼の男性自身を取り出し、口に咥えた。

そして、俺は初めての「生身の男」を経験した。

戦士(1)

-呪い-

剣を抜くなり俺は高々と跳び上がった。

敵の戦斧は威力はあるものの、動きに制約がある。戦斧はさっきまで俺がいた空間を凪ぎ払うしか出来なかった。俺は空中で軌道を変えると敵の背後に回り込んだ。「ちょこまかと、目障りなアマだ。少しはじっとしてられないのか?」と敵が吠える。俺は躊躇せずに敵の急所を切り裂いた。
「ぐがぁ!!」と敵が叫ぶ。その隙を突いて次の急所に斬り付ける。敵は俺を捕らえようと腕を回すが、かなりダメージを受けているので動作が鈍い。余裕で腕をかいくぐると敵の正面に出た。
「これで最後だ。」俺は剣の尖端を敵の右目から突き入れた。

俺は動かなくなった敵から剣を抜き取ると、一息点いた。これは俺本来の戦い方ではない。俺の性分としては敵の攻撃を躱すよりは、真正面から受け止め、打ち砕くのだ。しかし、今はその為に鍛えあげた大剣は失われている。俺の手にあるのは斬れ味だけは最高の細身の剣だけであった。
そもそも、この肉体では大剣そのものを振るう事さえできない。
俺の肉体はか弱い「女」の体になっていたのだ。

それは呪いのようなものだったのかも知れない。魔人の館を攻撃した時の事だった。数々の仕掛け罠を文字通り打ち砕いて、俺は魔人を地下室に追い詰めていた。「さあ、これで最後だ。」俺は剣を一気に振り下ろした。魔人は断末魔の悲鳴さえ残せず、体を真っ二つにされていた。魔人の体が床に落ちると同時に隠された仕掛けが動き出した。ぎぎぎっと言う音に続いて、ざざーっと水の落ちてくる音。大量の水が地下室に流れ込んでくる。地下室を満たすかと思われたが更に深い所に流れ落ちていくようだった。俺は水流に呑まれながらも必死に柱に掴まっていた。

俺とした事が、気を失っていたようだ。気が付くと辺りは皆、奔流に押し流されていた。魔人の死体が早々に地底に消えていったのは確認していた。魔人が愛用していた鉄製の大釜も流されているので、俺の大剣が無くなっているのにも差して驚きはなかった。そんな中で俺が流されずに済んだのは、やはり奇跡ではなく魔人の呪いであろう。
剣が失われたのはまだ理解できても、着ていた服が綺麗に無くなっているのは、どこかに魔力の存在を感じざるをえない。いや、確かにこれは魔力以外の何物でもない。悪魔の水は剣や服ばかりではなく、俺の「男」さえ流し去っていたのだ。
あれだけの激流にもかかわらず、俺の体には傷ひとつなかった。しかし、その体は「女」になっていた。服を奪われ、裸体となってそこに居る「女」が俺自身である事を認識するには、しばらくの時間が掛かった。
現状を認識した俺は何らかの服を手に入れようと魔人の館を探した。いや、多く探すまでもなく、何故かあつらえたような女戦士の服と斬れ味の良い細身の剣がそこに残されていた。服は他にもあったがどれもがピラピラしたドレスだった。体は女になったが、意識としては男のままの俺がドレスなど着れる訳もない。胸の膨らみと腰のくびれを強調した、「女」の服ではあったがドレスよりはましである。裸のまま外に出るわけにもいかず、俺はその服を着たのだった。

俺は戦士以外の何者でもない。それは女になったからといって変わるものではない。多少、戦い方を変えねばならなかったが、俺は戦士に違いはなかった。
が、魔人の呪いは俺を女にしただけでは済んでいなかった。その呪いは俺が敵を倒した後にやってくる。そして、呪いの力は倒した敵の力が強ければ強い程強烈に効いてくるのだ。

絶命した敵の手から戦斧が落ちていった。どさりと敵の体が後ろに倒れてゆく。(始まるのか?)俺は剣を鞘に納め、身構えた。つーっと太股の内側を雫が垂れていった。(来た。)俺は辺りを見回した。
「んうぁ♪」一気に体が熱を帯び、皮膚感覚が増して感じ易くなる。感じる刺激は快感となり、俺の脳を揺さぶる。俺の「女」の肉体が「男」を求めて疼きだす。
俺の目の前には「男」があった。俺は倒したばかりの敵の死体からズボンを剥ぎ取ると、股間の逸物に吸い付いていた。俺の口の中で「男」が復活してゆく。俺はいつの間にか服を脱ぎ、全裸で敵の上に跨っていた。濡れた股間を敵の顔に押し付ける。鼻が俺の敏感な所を刺激すると、更に淫汁があふれてくる。
「あふん♪うああ~ん」俺は憤り勃った逸物から口を離し、媚声をあげる。尻を振り、秘部を押し付けて快感を貪る。手を胸に当て、硬くなった乳首を刺激する。
「女」になりたての頃はそれだけでイッてしまっていた。だが、今はそれだけでは物足りない。俺の肉体は生身の男の肉棒を欲して止まない。体を前に進める。ナメクジが這った跡のように死体の胸に淫汁の筋が残される。俺は腰を浮かせると、肉棒の先端を膣口にあてがった。
ゆっくりと腰を降ろしてゆくと、生暖かい肉棒が俺の中に入ってくる。期待に子宮がひくひくと蠢いている。更に淫汁が染みだしてくる。肉棒の先端が膣の奥に達した。俺はゆっくりと腰を揺らす。肉棒が俺の膣の中を動く。その度に肉襞が捲れ、陰核が刺激される。「あん、あん、あん…」俺は腰を振るリズムに合わせて喘いでいた。リズムはやがてテンポが上がる。「あっあっあっ…」少しづつ昇っていき、絶頂が見えてきた。

男の精を体に受け入れることで、俺の狂おしいばかりの疼きはどうにか治まる。力尽きた俺は、しばらくの間、冷たくなってゆく死体の上でぐったりしている。やがて陽が傾いて肌寒くなると、俺は敵であったものから離れ服を着ると、何事も無かったかのように街に戻っていった。

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