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2008年4月10日 (木)

想い_裏話(中)

ハイヒールを履くなんて本当に久しぶり。巧く歩けるかしら?外は日差しが強いから、今度、明さんに日傘か帽子を買ってもらおうかな?「じゃあ、行ってくるね♪」と明さんに声を掛けたけど、ぐっすり眠っているようで何も返事はなかった。ドアの鍵を掛けて一階に降りると、管理人の叔父さんがいた。「こんにちわ♪良いお天気ですね。」あたしは軽く頭を下げてそう言った。「あ、ああ。いってらっしゃい。」なんか不思議そうな顔をしてそう言っていた。

ちょっと待てよ。何で俺が女装して買い物なんかに出るんだよ。管理人のおっさんだって変な顔していたじゃないか。これ以上俺の恥を広げないでくれ…とは言っても、俺は寝ている事になっているので俺の声が届く筈もない。

お買い物の前に、ちょっと寄り道をしても良いよね♪明さんに雑誌を買ってきてもらってるけど、やっぱりお洋服やアクセサリーは実物を見て、触ってみたいよね?あたしは小洒落たブティックを覗いてみた。可愛い服がいっぱい並んでいる。コレが今流行りのデザインなのよね。

おいおい、こんな店に入るのかよ。俺の体にそんなピラピラした服を当てるんじゃない。何?試着するって?俺は服を手に試着室に入っていった。鏡の中で浩子が服を脱ぎ、下着姿になると、持ってきた服を着た。背中のファスナーを上げると、服は体にフィットした。彼女の女らしい体のラインが強調されている。

「いかがですか?」店の人が声を掛けてきた。カーテンを開ける。「お似合いですよ。この服は体型効果があって、お胸の寂しい方でもそれなりのボリュームに見せてくれます。」言われて胸元に視線を落とすと、最近は気にすることのなかった胸の膨らみが復活していた。手を当てると柔らかな感触が感じられた。

「このまま、着て行って良いですか?」「お買い上げですね。タグをお取りしますね。」会計を済ませると、着てきた服をお店の手提げ袋に入れさせてもらい、お店を出た。久しぶりなので、胸の揺れも新鮮に感じる。なんか、さっきより大きくなったんじゃないかしら?あたしはウキウキしながら買い物を済ませると、明さんの所に戻っていった。

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