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2008年4月10日 (木)

アリバイ(2)

結局、僕はワンピースを着させられ、二人で外に出た。お定まりのデートコースのそこかしこで写真を採った。二人でフレームに入ることもあったが、かなりの枚数を僕だけで写していた。「これだと、場所がはっきりして証拠になる。」と言っていたが、本当だろうか?
夕食が終わった後「最後にもう一箇所付き合ってもらえないか?」と言われた。そこはラブホテルだった。「どうも誰かにつけられているみたいなんだ。」と言う。僕はミコに抱かれるようにしてホテルに入っていった。「へ~、中はこうなっているんだ。」初めて入るラブホテルの中を、僕は物珍しそうに眺めていた。「ジュースでも飲むかい?」ミコは馴れた手つきで冷蔵庫からジュースのビンを取り出すとグラスに注いでいった。
しばらくは二人並んでベッドに座り、ジュースを飲みながら今日のデート?について話ていた。「少し暑くない?エアコンの温度、見てみようか?」とサイドテーブルに伸ばした僕の手をミコが掴んだ。「ミコ♪」と彼女が僕をそう呼び、僕はそのままベッドに押し倒されてしまった。彼女…いや、彼の唇が僕の口を塞いだ。「俺はお前が好きだ。」そう言って僕を抱き締めると、再び口を塞ぐと唇の間から舌を割り込ませてきた。
ジュースにお酒が混ぜられていたのだろうか、僕の頭は朦朧としていた。いつの間にか服を脱がされていた。ブラジャーとショーツだけの僕にトランクス一枚の彼がのし掛かってきた。胸が揉まれると快感が湧いてくる。性感帯を刺激され、僕は悶え、女の子のように喘いでいた。「ミコ♪」彼の手が僕の股間を撫であげた。ビクリと反応するものがあった。「濡れてるね。」僕の愛液?「ミコ。いいね。」僕は頷いていた。彼の手がショーツを下ろしてゆく。僕の股間が彼の前に晒された。恥ずかしさに隠そうと伸ばした手が掴まれた。「いくよ。」彼の体が僕の股間に割り込んできた。
快感だけしかなかった。気がつくと二人とも全裸でベッドに寝ていた。僕は彼に抱かれたまま、寄り添うようにして寝ていた。

僕は時々ミコになった。ミコの部屋で、暫くの間ミコとして生活するのだ。ベランダで布団を干していると「ミコちゃん。最近、綺麗になったわね。」と隣のオバサンに声を掛けられた。昼近くに本物のミコが帰ってきても、僕(ミコ)の旦那さんが帰ってきたとしか認識されていないのだろうか?僕は彼の為の夕食を準備する。彼はビールを片手にTVを見ていた。ピピッと風呂場から音がした。「お風呂沸きましたよ。」と声を掛ける。「ミコも一緒に入らないか?」と彼。「まだ夕食の支度が終わっていませんから。」と言うと、「じゃあ、また今度な♪」と僕の尻を撫でてから風呂に向かった。

食事の片付けが終わった。彼はまたビールを片手にTVを見ている。「じゃあ、お風呂入ってきますね。」と僕は風呂場に向かった。エプロンを外し、スカートを脱いだ。ブラウスのボタンを外すとブラジャーに包まれた「胸」が現れる。僕がミコになるために飲み始めたサプリで形良く膨らんできている。全裸の僕の姿を鏡に写しても、もう男には見えなくなっていた。ペニスは陰毛に隠れ、勃起することもなくなっていた。性的な刺激を受けて勃起するのは胸の先端にある乳首の方だった。でも、変わり果てた自分の姿を見ても後悔することはない。僕はミコとして彼に愛されているのだから。
今夜の彼の愛撫を想像しただけで、僕の太股の内側を愛液が落ちてゆくのだった。

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コメント

「アリバイ」って、犯罪に関係しているのかと思っていたら、これは・・・被害者って言えるのかなぁ?
ミコって、知能犯??^^

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