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2008年3月18日 (火)

魔物の卵(2)

朝、目が覚めた時、俺は体の異変に気づかされた。下腹が妊婦のように膨らんでいたのだ。産みつけられた魔物の卵が成長しているのだ。このままではズボンが穿けず、朝メシも食えない。宿の人を呼んで食事を運んでもらう事にした。
「あんた、魔物に引っ掛かったね。」俺の状態見た宿の主人は即にもそう結論づけた。「あんたには済まないが、ここを魔物の巣にされる訳にもいかないんでね。服は用意したから、すぐにでも引き払ってくれないかね?」そうして渡されたのは妊婦服を始めとする女の衣服ばかりだった。「あんたは知らないのだろうが、あの魔物に卵を産みつけられた男は皆、若い娘の姿となって魔物の獲物を誘き寄せる餌にされるんだ。あんたも即に女の体に変わってゆくよ。美人になることには間違いないからな。」俺は妊婦服を着せられ、宿を追い出された。仕方なく、街を離れる。数日もすると、俺の顔も女顔になり、親切な人は車に乗せてくれたりもした。逆に女と見ると手当たり次第に犯そうとする輩もいる。
俺はとある廃屋に連れ込まれていた。女として犯されることに嫌悪感もあったが、俺は抱かれる事で得られる快感を覚えてしまっていた。しかし、この輩は何の技もなく、俺は余裕で辺りを見回していた。そろそろ「巣」を定めなければならない。この廃屋なら良いだろうか?
俺がそんな事を考えていると(そうね。ここなら申し分ないわ。)と声なき声が俺の頭に響いた。誰だ?俺を組敷いている男には聞こえていないようだ。(心で話しているのよ。あたしはママの娘よ。)ま、魔物の卵が孵ったのか?こいつに俺の意識が食われてしまうのか?(まだ大丈夫よ。ここを巣にすれば、ママの意識が消えることはないわ。ここを巣にする?)あんたに依存がなければね。
俺は魔物の子と会話しながらも、男の気分を害さないように適当に喘ぎ声をだしていたが、男が射精しようとしていたので嬌声を上げ一緒にイった振りをした。(この男を苗床にしましょう。)俺は魔物の子の指示に合わせて男の背後に廻った。(行くわね。)俺の膣から、触手が顔を出した。見た目は勃起したペニスのようだった。俺はそれを男の尻の穴に突き立てた。
「あ、あう?」己の体の異変に、男は気を取り戻した。「もう遅いわ。手遅れよ♪」俺は腰を突き出し、男の腹の奥へと触手を送り込んだ。「あぐっ、あがっ!!」男は意味を成さない悲鳴を上げると、再び沈黙した。俺の中から男の中に触手が移動してゆく。生まれたばかりの触手は旺盛な食欲で男を内側から食っていった。
跡に残ったのは、白い触手ね塊だった。触手が擬態を始めた。そこに、小さな女の子が現れた。「ママ♪」少女が俺を呼んだ。「新しい獲物を見つけてきてちょうだい。その前に、あたしにも何か着るものを買ってきてね。」

子供の服は手に入れたが、店には子供の服より多くの大人の服が飾られていた。卵がなくなったことで、俺は見事なプロポーションを得ることになった。この体を飾るのにふさわしいドレスが俺の目の前で揺れていた。結局、派手なドレスも買ってしまった。魔物の子は「今の貴女に合ってるわ。」と言ってくれた。俺はそれを着て、次の獲物を捕らえに出かけた。
街を歩けばそれだけで言い寄って来る男は多い。しかし、その男の存在が消える事で騒ぎが生じれば、魔物の存在が明らかとなる。獲物は旅行者に限ることにした。が、俺は単なる撒き餌である。目的の為にも、俺は手当たり次第に男に抱かれることにした。

「ねぇ、あなた旅の人?あたし、あなたのペニス大好きよ。良かったら家に来ない?ホテル代も浮くわよ。」俺はそうやって男を誘った。男の車で家に向かう。魔物の姿にたじろぐと「この子の父親が誰だかなんて誰も詮索しないわ。ここには、この子とあたしだけ。あたし達が何をするかはちゃんとわきまえているわ。」魔物は一度だけ姿を見せると自分の部屋に引き篭もってしまう。男が「あたし」に飽きて彼女の部屋のドアを開けた時が男の最後だ。男は触手に絡め捕られ、魔物に食われるのだ。
「ママ、新しい服と獲物をお願いね。」魔物は獲物を食う度に成長する。俺は獲物の持っていた金で彼女と自分に新しい服を買う。あと2~3回も成長すれば母娘ではなく、姉妹で獲物を誘き寄せる事になるのだろう。
俺は、男の車で娘の為に獲物を探しに出掛ける。もちろん、男の車は足が付かないように処分する必要もある。「ヤバイ男に捕まっちゃってね。」純情そうな若者の車助手席で、俺はいつもの言い訳を口にしていた。お礼に俺を抱かせてやる。俺は獲物を物色しながら家に向かって行った。

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