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2008年3月 8日 (土)

媚香

「う~~ん。」少年は毛布にくるまってうなされていた。

南海の孤島に残された俺と少年であった。昨日までは、大した怪我もなく救援を待ち侘びる日々を送っていたのだが、少年が毒虫に刺されたらしく高熱を発してしまった。昨夜の俺は一睡もできず、少年の額の布を泉の水に浸しては取り替えてやっていた。
「お早う♪」朝になると熱も大分退いたようだ。「汗になったろう?体を拭いてあげるから、シャツのボタンを外すね。」毛布を剥ぎ、彼の胸をはだけた時、俺はドキリと心臓が脈動したのを感じた。な、何をときめいているんだ?彼は男だぞ!俺が自分自身にそう言い聞かせなければならないくらい、少年の胸には少女のような膨らみが生じていた。「おじさん?」動きが止まった俺を不審に思ったか、少年が声を掛けてきた。しかし、彼の視線の先にあったのは、隠しようもなく膨らんだ俺の股間だった。
「苦しいの?」少年の顔が更に近づく。ふぁと媚香が漂ってきた。俺は彼の手がズボンのチャックを下ろすのを止められなかった。トランクスの隙間から、ボロリと俺のペニスが飛び出してきた。躊躇することなく、彼の口がソレを咥えていた。「な、なにをするんだ?」そう聞くと、少年は淫らな視線で俺を見上げた。
「おじさんのコレ、とっても良い匂いがする。匂いが美味しいよって僕を呼んでいるんだよ。」俺はそのまま少年に押し倒された。既に彼は着ていたものを全て脱ぎ去っていた。彼はもう「彼」ではなくなっていた。股間にあるべきペニスは消え失せ、瑞々しい縦筋が穿たれていた。彼女はそこから女汁を滴らせていた。
少年…少女は俺の体に跨り、一心に俺のペニスを吸い上げていた。当然、彼女の股間が俺の目の前に位置する。彼女の濡れた股間には女としての全てが備わっていた。そこから発する芳香が俺を惑わす。俺の意思に反して、男の器官が彼女の努力に報いようとする。
「だ、駄目だ。そんな事をしてはいけない。止めるんだ。」が、俺の抵抗も虚しく、ペニスを突いた塊が彼女の口の中に放たれていた。ゴクリと音を発てて俺の精液が飲み込まれていった。「今度はこっちにお願いね♪」
俺のペニスは暖かな肉壁に包まれていた。俺の上で少女が悶え、嬌声をあげている。どれくらい続ければ終わるのだろうか?既に出るものは出しきっている。彼女から漂う媚香のせいか、俺のペニスは一向に萎える気配を見せない。やがて疲れ果てた彼女は股間にペニスを挟んだまま、俺の上に体を重ねて寝息をたて始めた。既に太陽は天頂を過ぎ去っていた。

彼は何かに刺されたと言った。昨日の午前中はいつもの通り、貨物の残骸から食べれそうなものを集めていた。そして、昼飯後に探検してくると彼は独りで山の方に向かったのだ。俺は彼の跡を辿ることにした。彼の踏み分けた跡はなんとか判別できた。しばらく行くと、その跡が突然左に曲がっていた。何か動物でも見つけたのだろうか?彼の跡は何度も折れ曲がっていた。
カサ、カサっと草葉を掻き分ける音がした。俺は音をたてないように、木の影に隠れた。音が近づいて来る。まばらな木々に見え隠れする姿は全裸の少女だった。目覚めて俺を探しに来たのかとも思ったが、どうも動きがぎこちない。何者かに誘導されているようだった。俺は彼女を忍び追うことにした。

木々が開けた場所に泉が涌いていた。少女がその縁に腰掛けると、泉の底から触手が湧き上がってきた。透明な触手は、その先端を彼女の股間に潜り込ませていた。そして、触手の中を何かが通っていった。彼女の股間から、何かが吸い取られている。それは俺の精液に違いなかった。良く見ると泉の縁には何匹かの小動物も下半身を泉に浸していた。その股間は同じように触手につながれていた。触手は泉の中央にある樹?から伸びていた。枝葉はおろか樹皮もなく、一見岩のようであるが蠢く触手は生物である。俺は食虫植物を連想していた。それは虫ではなく動物の精液を養分とするのだろう。それも、自ら牡を捕らえるのではなく、支配下に置いたメスに精液を集めさせているのだ。
しかし、これと彼が少女にされた事に何か因果関係があるのか?いや、ない筈はない。俺はどこかに見落としがないか考えてみた。と、チクリ!何かが俺の足を刺した。触手だった。俺は咄嗟に触手を掴むと俺の足から離すと同時に触手の先端を引き千切った。意識が朦朧とし始める。カバンから取り出したポリ袋に触手の一部を入れ口を縛る。それをカバンに押し込むと、一目散に海岸に向かった。

「おじさん、大丈夫?」少女は心配そうに俺の顔を覗き込むが、その手は無意識のうちにペニスを弄んでいた。彼女の撒き散らす媚香が俺のペニスを勃起させる。全てはあの植物が引き起こした事だ。精液を集める為に少年を女に変化させる。男がその気になるように媚香を与える。そして、催眠状態で集まった精液を届けさせるのだ。
彼女は俺が高熱を発しているにも拘わらず、俺の服を脱がし自らも全裸となって俺の上に跨ってきた。絶妙な膣の動きが俺のペニスを刺激する。多分これが俺の放出する、最後の精液となるだろう。俺の胸にははっきりと解る膨らみが成長を続けていた。筋肉が解け落ち、体全体が細く華奢になってゆく。肌が白くきめ細かくなっていた。「ぁあん♪」俺の喉から出たのは女の喘ぎ以外の何物でもなかった。

「ほら、船が来たみたいよ。」俺は水平線に現れた芥子粒を指差した。「ほんとう?」俺の傍らに立った少女からは、更に媚香が立ち上っていた。あの植物の犠牲者であるこの少女が男を、精液を渇望しているのだ。
俺もまた犠牲者となったことで、この島での精液の供給源が失われてしまっていた。そこで、俺は少女から大量の媚香を発せさせ、それを海に向かう風に乗せた。昼と言わず夜と言わず、彼女を興奮させて媚香を撒き散らさせた。そして、彼女の媚香に誘われて、はたして男達がやって来たのだ。

船が近づく。甲板に男達の影が揺れている。彼らも俺達を認めたようだ。手が振られていた。
俺の股間は更に疼き、だらだらと女汁を垂らして彼らが来るのを待ちわびていた。

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コメント

ミツバチや、働きアリって、女王になれなかったものだと聞いたことがあります。
だから、彼女(?)たちも・・・

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