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2008年2月29日 (金)

僕はお嬢様(前編)

「お帰りなさいませ、お嬢様。」
そう言って客の女の子を席に案内して早一ヶ月が過ぎようとしていた。ここはメイド喫茶ならぬ執事喫茶だ。僕は獲物となる「お嬢様」を物色する為にこの店に潜入したが、ここに来る客は腐女子ばかりであった。本物の「お嬢様」がこのような店に来る筈もないことに気づいた時には、手に入れた憑依薬も残り僅かとなっていた。

そう、僕は「お嬢様」に憑依しようと画策していたのだ。憑依薬は犬猫などの小動物なら簡単に乗っ取る事ができるのだが、相手が人間となるとそうはいかない。憑依する相手が魂のない状態にあるか、同じ憑依薬を飲ませて魂を不安定な状態にさせないと乗っ取る事ができない。僕は執事喫茶で顔見知りになった上で実行に移すことにしたのだ。
とは言っても、自分の容姿ではそれも適わない。そこでイケメンの男の体を借りて執事喫茶のアルバイトを始めたのだ。しかし、僕がこの体を使っていると本来の体はどんどん衰弱する。二日に一回は食事をさせる為に自分の体に戻るしかなかった。再びこの体に戻るにはその都度憑依薬が必要となるのだった。

「お帰りなさいませ…」とドアを開けた先に、僕の理想のお嬢様が立っていた。僕は計画を中断することを即時なしにした。彼女に好印象を与えるべく、細心の注意を払って接待した。
その甲斐あってか、お見送りの約束をしてもらえた。お見送りとは、店から駅までお嬢様をエスコートするサービスだ。バイトの拘束時間の調整が取れれば、そのまま帰宅しても良いことになっている。もちろん、すぐに帰るような事はない。ほとんどの場合、そのままお嬢様と付き合う事になっていた。

さっきから彼女は喫茶店の窓越しに、公園でパン屑をついばむ小鳥達を見ていた。「鳥が好きなのですか?」僕が聞くと、「何も束縛されずに大空を飛び回る彼らに憧れています。」彼女は鳥を見つめたまま、そう答えた。「鳥のように大空を飛んでみたい?」「それが可能でしたらね。」僕は心の中で笑みを浮かべていた。「鳥になってみませんか?」
「えっ?」と彼女が振り向いた。「麻薬じないんです。この薬を飲むと、本当に魂がフワッと浮いていきます。そして、鳥になりたいのなら、その鳥に触れれば良いのです。貴女は鳥になって羽ばたくことができるのです。」「そ、そんな事が?」「はい。ここにその薬があります。ご不審でしたら、先ず私が飲んでみせましょう。」「いいえ。でも、一人では心細いから一緒にしませんか?」「はい。ご一緒させていただきます。」と、僕は彼女に薬を渡した。
僕は彼女を導いて窓をすり抜けた。何も知らずに鳥達が群れていた。僕は手近の鳥に彼女を押し込むと、急いで店の中に戻った。そして、僕の向かい側に座っている女の子の上に体を重ねた。

バサバサバサッ!と公園の鳥達が一斉に飛び立った。その内の一羽の中に彼女は居るのだろう。…いえ、アタシはココにいるのよ。失礼な執事よね。折角お見送りに誘ってあげたのに寝てしまうなんて。罰としてココのお勘定はアナタもちね。アタシは彼のポケットから財布を取り出すと、紙幣を一枚抜き出した。「先にお勘定しておきますね。彼が起きたら愛想尽かして帰ったて伝えてください。いえ、知り合いじゃありません。ソコでナンパされただけですから。」
男はそのうち気がつく筈だった。とは言っても、その中に居るのが誰かなど僕の知る所ではない。結界を張っていないと、そこいら辺にいる浮遊霊が勝手に入り込んでしまうのだ。僕は男を残して喫茶店を後にした。

鍵は郵便受けの裏側に貼り付けてあった。僕は慣れた手…とはいっても昨日と違う小さな女の子の手で鍵を取り出した。ドアを開け、部屋に上がった。僕がこの部屋に女の子を上げるなど初めての事だった。「お邪魔しますね♪」僕は愛らしい声でそう言った。
結界を張った部屋の中で僕の体が眠っていた。「では、早速始めましょうか?」僕は僕の体から服を剥ぎ取っていった。お世辞にも美しいとは言えない肉体が現れた。その脚の間に僕は座った。
目の前に「僕」のペニスがあった。「お嬢様に弄んでもらえるのよ。感謝しなさい!!」と僕はペニスを摘み上げた。しごき始めると、それは段々硬さを増してきた。それを見ていると、この体も次第に熱を帯びてきた。ジュンと股間を湿らすモノがあった。片手を放してスカートの中に入れた。ショーツが濡れていた。隙間から指を入れる。指先に彼女の愛液が触れた。
一瞬、躊躇したが肉体の欲求に抗し切れなかった。舌を伸ばし、その先端に触れる。ゆっくりと円を描くように舐めまわす。くびれに溜まった恥垢を舐め取っていた。そして、口をOの字に開くと、その中にペニスを挿入した。ストローからシェイクを吸い込むように吸い上げる。何度か繰り返すとペニスに変化が現れた。ドクリとペニスの中を塊が押し上がってきた。それが僕の口の中で爆発した。僕は口の中に溢れた精液を飲み込むと、上半身を起こした。「まだ元気はあるようね。今度は本番をさせてあげるから光栄に思いなさいね。」
僕はスカートの中からショーツを抜き取ると「僕」の上に跨った。ペニスは未だ硬く上を向いている。僕はゆっくりと股間を降ろしていった。十分に濡れた膣口はスルリとそれを受け入れていた。膣がペニスで満たされていた。「動くわよ。」僕は腰を前後に揺すった。僕の中で僕のペニスが動いているのが解った。
もっと感じようと胸元をはだける。ブラの中からバストを取り出す。乳首は既に硬く尖っていた。指先で摘む。「アアン♪」思わず媚声を発していた。乳首から脊椎を通って刺激が降りてゆく。腹の中で動いたのは子宮?キュッと膣が引き締まり、ペニスを絞め上げた。快感の波が襲ってきた。僕は流れに身を任せた。ペニスの先端からは幾度となく精液が放出される。膣に入り切れなかった粘液が溢れ、太股の内側を滴り落ちてゆく。
僕は快感の大きな手に握られた人形だった。股間の穴に「僕」のペニスを入れ、様々な刺激を与えてゆく。精液を絞り取るお嬢様人形が今の僕だった。究極の快感に意識が途切れるまで僕は喘ぎ続けた。

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