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2008年1月25日 (金)

マネキンの続き

「どう?色々な服を着せてもらえたでしょう。」屈辱の日々が続いた後、あの女が再び僕の前に現れた。「でも、そろそろ限界ね。無機物に封じた魂は一定期間で消滅するの。あなたに二つの選択肢を用意したわ。一つは魂を元の肉体に戻す。もう一つはその体を生身に変える。前者なら横に、後者なら縦に頭を振りなさい。」突然の展開に僕はどうして良いか解らなかった。「おい、俺はどうなるんだ?こいつに身体を返すなんて否だぞ。」と脇から男が口を挟んだ。「その時はあなたがこの娘の体を使うなんてどう?何なら最初から生身の体にしてあげますよ。」「俺はこの身体が気に入っている。お前もだろう?」男が僕に同意を求めた。人形の体は所有者の意思に逆らえない。僕は頭を縦に振っていた。

翌朝、毛布の中で何かが違っているのに気付いた。僕は毛布の暖かさを感じていたのだ。胸に手を当てる。ふっくらとした膨らみがそこにあった。起き上がり、鏡に姿を写してみた。そこには、マネキンそのままの姿で生身の身体となった僕がいた。
「ナ~オ」と声を上げ足元に擦り寄る存在があった。僕はその猫を抱え上げ、一緒に鏡に写した。が、猫は自らの姿を拒絶するように顔を背けていた。
僕は人間に戻れた。その代償に「僕」という存在が消失した。肉体を失った男が新たに手に入れたのは猫の身体だった。
鏡に写されるのを嫌い、猫は僕の腕の中で暴れた。「キャッ!」猫が飛び出した反動で僕は尻もちを突いていた。じんわりと痛みが広がってくる。そして自分が声を出した事、息をしている事にようやく気付いた。
床に座ったままでいると、猫が僕の脚に擦り寄ってきた。猫はそのままネグリジェの中に潜り込んで来る。太股に猫の獣毛を感じた。「ヒャン?」僕は思わず声を上げていた。猫がそのざらざらした舌で僕の股間を舐め上げたのだ。毎夜のごとく、僕は下着を着けていなかった。猫の舌は直に股間の敏感な所に触れていた。
猫の内にはあの男の魂があった。猫は男の想いで動いているのだ。猫は明確な意思をもって僕に悪戯を仕掛けているのだ。「ぁあ、あぅん…」猫の行為に女の肉体が反応を始めた。股間の秘裂が熱を帯び、じわりじわりと甘汁をにじませた。ピチャピチャと音をたてて猫が舐め取ってゆく。いつの間にかネグリジェは捲れ上がり、下半身がむき出しになっていた。その上に猫が伸し掛かるように上ってきた。猫は自らの股間を僕に押しつけてきた。パンパンと腰を叩きつける。しかし、それだけの行為でしかなかった。
「ナーーーッ!!」猫が怒りの叫びを上げた。「あなたには無理よ。」あの女の声がした。彼女は猫の首を掴んで持ち上げた。「あなたはもう猫なのよ。それもメス猫。女をヤるどころか、オス猫にヤられる方なのよ。発情期がくれば望まなくても快感に浸れるわよ。」と、猫を放り投げた。
猫は身軽に着地すると、サッとどこかに隠れてしまった。

「どう?本物の女の身体は。」彼女は僕を見下ろすようにして言った。「あ、あぁん♪」僕は元に戻せと言おうとしたが、官能のスイッチが入ってしまった肉体は少しでも動くとそれだけで快感を伝えてくる。発しようとした言葉はみな、淫淘な喘ぎ声に変わってしまう。「そう。早速女の快感に酔い痴れているのね。でも猫ちゃんの舌では満足できないでしょう?」僕は否定しようとしたが、口からでるのは淫声だけだった。
「子宮が疼いているんじゃない?欲しかったらコレをあげても良いわよ。」彼女はスカートをたくし上げた。その股間には本来有る筈のない…男のペニスがぶら下がっていた。「欲しかったらご奉仕しなさい。でもね、手は使っちゃ駄目よ。お口でシてね♪」僕の目はソレに釘付けになっていた。目の前にソレが迫ってくる。舌を伸ばすと剥き出しの亀頭に触れた。ピクリとソレが動いた。今度は唇を開き、竿の部分を挟み込んだ。ソレは自らの力でゆっくりと持ち上がってきた。
「口の中に入れて、吸って頂戴。」僕は彼女の指示に従った。僕の口の中でソレは太さと硬さを増していった。「奴に教えられたの?なかなか良いじゃない。そのまま出すから頑張ってね。」
四つ這いになり、手は獣のように身体を支えていた。とは言ってもそれは片手で十分。空いた手は奉仕に使えないので、自らを慰めるのに使った。少しでも疼きを鎮めようと股間に伸ばした。そこは甘汁があふれ、止めどなく滴り落ちていた。その中に指を入れる。肉襞がうごめき侵入してくる指に絡みつく。しかし、指等では到底間に合うものではなかった。
「さあ、出すわよ。全部飲み込むのよ。」ドクリとペニスの先端から放出されたものがあった。僕は躊躇わずにそれを飲み込んだ。「良い娘ね。ご褒美をあげるわ。」僕の口から引き出されたモノは、萎えることなく威様を保っていた。彼女はスカートを脱ぎ、ベッドに上った。「こっちにいらっしゃい♪」僕は彼女に導かれ、彼女の上に跨った。
ペニスの先端が僕の膣口の下にあった。「腰を降ろして良いわよ。」僕の動きに合わせて彼女のペニスが僕の胎内に入ってきた。お尻が彼女の太股に触れた。更に密着させるとペニスの先端が子宮口に当たるのが感じられた。「さぁ、好きなように自分で動いてご覧なさい♪」
彼女のペニスが挿入されたことで僕は満たされた気分になっていた。が、疼きはまだ収まっていない。多分、彼女の精をこの中に取り込まない限り、収まることはないのだろう。僕は腰を動かし始めた。
「その肉体のプロポーションはどんなに食べても変わることはないわ。その肉体は通常の食事からは栄養を採ることはないの。その替わり、一週間に一回は男性の精液を取り込む必要があるの。それを忘れると、いくら食事を採ってもあなたは餓死してしまうわ。もっとも三日も男と交わらないと、どうしようもなく疼いてたまらなくなるし、男の方も理性をなくして襲ってくれるから心配はないけどね♪」
彼女の嗤い声を余所に、僕は腰を揺すり続けていた。ペニスが僕の膣の中を行き来すると、そこから快感が広がってくる。まだ疼きは収まらないけれど、なんだかイッちゃいそう。媚声が止まらない。ビクビクと子宮が痙攣を始めた。全身から快感の波が押し寄せてくる。部屋の中に僕の嬌声が響き渡った。「ああん、あ~ん♪イッちゃうノォ~!!」

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コメント

マネキンから戻ったら理想のスタイル?
あの男にあの男に身体を奪われると思ったのですが、人を呪わば穴二つですね。
マネキンか、なってみたいかも?
首あり、手足ありのね。

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