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2007年4月28日 (土)

メイド姿で

ヒロシがメイド姿で僕の前に跪づいた。
「ご主人様に奉仕させていただきます。」と、僕のズボンのベルトを素早く外し、下半身を剥き出しにしてしまった。僕の息子は皮を被ったまま、茂みの中に縮こまっていた。「これではご奉仕できませんわね♪」とヒロシは手を僕の尻たぶに廻した。紛い物で膨らませた胸を押し付けて刺激を与えるが、一向に効果は出てこない。指が尻の谷間を這い進み、僕の肛門に押し入ってきた。「き、汚いよ。」「ご心配いりません。これもご奉仕の一環ですから。」と、中に入れた指を動かし始めた。
「あ、ああん。」快感のようなものが、そこから涌き上がってきた。膝ががくがくして立っていられなくなった。ヒロシが素早く体を入れ換えると、僕は床の上に四つ這いになった。「ご主人様はこちらの方がよろしいようでございますね♪」一旦指が抜かれると肛門の周囲に軟膏のようなものが塗り込まれた。
ふと前を見ると、そこに鏡があった。僕の背後でヒロシがスカートを捲り上げていた。その股間には立派なペニスが勃っている。「いきますね♪」僕の肛門にヒロシのペニスの先端が当たった。そして、そのままスルリと僕の中に入ってきた。
「あんっ♪」指とはまた違う快感に喘ぎ声が上がった。僕の直腸の中をヒロシのペニスが動いていた。鏡の中にはメイドに貫かれて悶えている僕が写っていた。ヒロシが僕の頭にかつらを被た。長い髪の毛の僕は女の子のように見えた。
「ああん、あん♪」僕は女の子のように喘いでいる。僕の中でペニスが暴れまわる。気持ち良い。僕はどんどん昇り詰めていった。「ご、ご主人様。い、いかがですか?」僕は答えられず、ただ喘いでいた。「では、いきますよ。」その声と同時に僕の中にヒロシの精液が注ぎ込まれた。
僕はこれまで感じた事のない快感に失神してしまっていた。

僕の前の椅子にヒロシが全裸で座っていた。広げた股の間で彼のペニスがしなだれていた。僕の視線はそこから放れられなくなっていた。
「どうだった?良かっただろう。」ヒロシの問い掛けに首を振って同意した。「もっと欲しいか?」再び首を振る。「じゃあ、今度はお前が奉仕する番だ。」
鏡には僕とヒロシが写っている。今度は僕がメイドだった。「はい、ご主人様♪」そう答えて、僕は彼の股の間に跪づき股間のモノに口を近付けた。僕の口の中でご主人様のモノはムクムクと大きくなっていった。「もう良いぞ。こっちにおいで。」と手が差し延べられた。僕はスカートを捲り上げる。パンツは履いていなかった。そのままご主人様の上に跨ると、ご主人様のモノが僕の中に入ってきた。
鏡の中に一つにつながれた僕とご主人様が写っている。ご主人様は僕の着ているものを一枚一枚剥ぎ取っていった。
僕はつながれたまま、下着姿になっていた。パンツはもともと履いていなかったので、ブラとストッキング、そしてガーターベルトだけになる。ブラジャーが外されると形の良いバストがあらわとなった。その先端の突起をご主人様が嘗め上げた。
「ああん♪」また、新たなる快感が涌き起こってきた。更にご主人様の指は僕の身体の上を這い廻り、新たな快感を次々と開発していった。僕は快感に翻弄され続けてゆく。
「やっぱり、お前はここが一番好きなんだろう?」そう言ってお尻の穴に指が立てられた。僕は体全体で歓喜を表現する。前をペニスで、後ろを指で攻めたてられると、僕はもう正気を保っていられなくなっていた。膣が収縮を繰り返し、ペニスから精液を搾り取ってゆく。ご主人様との繋ぎ目は精液と僕の愛液で溢れかえる。
僕は奉仕も忘れ、最高の快感に酔い痴れていた。

風の中で

風が吹いていた。
僕はスカートが捲れないよう、物陰に隠れて風をやり過ごしていた。そう、絶対にスカートの中を覗かれてはならないのだ。僕は今、パンツを履いていない。だから、見られればすぐに僕が女の子でないことが判ってしまう。今時点でも個人的には非常に恥ずかしいのだが、それは一時のこと。しかし、女装していることが知られれば一生の恥となってしまう。
お店で女装させられてしばらくの間は友樹が一緒にいてエスコートしてくれていた。しかし、ファミレスを出てからは友樹と別れて、ひとりで友樹のアパートに向かうことになってしまった。友樹は僕の服を持ってサッサとバイクで行ってしまっている。財布もアパートの鍵も服のポケットに入ったままだったので、男物の服を買う事も、部屋に戻って自分の服に着替える事も出来ない。僕は何があっても友樹の処まで辿り着かなければならないのだった。

風はまだ相当に冷たかった。だが、履いているのはスカートである。風を避けたとしても、ズボンとは違い下半身は冷たい空気に晒されてしまう。加えて、ファミレスでジュース飲んだのがいけなかったのか、突然に尿意が襲ってきた。
僕は近くの公園に公衆トイレがあるのを思い出した。尿意は風が収まるのを待ってくれそうもない。僕は意を決して風の中に足を踏みだした。スカートが捲れないように両手で押さえながら公園まで進んでゆく。
公衆トイレに辿り着いた。どちらに入れば良い?僕は自分が女の子なんだと暗示を掛けて、女性側の入り口から入っていった。中には誰もいないようだった。ほっと溜め息が漏れる。と、同時に膀胱の堰も切れ欠けようとしていた。小便器を探して、ここが女子トイレであることを思いだした。女の子は個室に座って用を足さなければならないのだ。僕は手近のドアを開いた。
洋式の便座にスカートを捲って腰掛けると同時に、おちんちんから勢い良く放水が始まった。いや、女子トイレにいる僕は女の子なのだ。おちんちんなど存在しないのだ。おしっこは股間の尿道口から出ているのだ。だから、男の子なら先っぽを振っておしまいにするけれども、女の子の僕はペーパーで大事なところをちゃんと拭いてあげる。
スカートを下ろし個室を出ると、入れ違いに女の人が入ってきた。じろりと僕の方を見たが、それだけで何も言われなかった。僕を女の子として見てもらえたのだろう。

風はまだ強かった。このままトイレの前で立ち往生している訳にはいかない。かといって先程の隠れ場所に戻るのもどうかと思った。ぐずぐずしていると先程の女性がでてきて、僕を不審に思うであろう。僕は次ぎの隠れ場所を求めて風の中に踏みだした。

その途端「よう♪」と抱きつかれた。「キャッ」と女の子みたいに叫んでしまった。抱き付いてきたのは友樹だった。友樹は後ろから廻した手で僕のバストを揉み始めた。「いやっ」と身をよじる。「随分、可愛くなったな。」と僕の口に軽くキスをした。「あんっ」僕の上げた声は拒絶ではなく、短さへの不満からだった。
公園の木陰に入り込んだ。樹と友樹の背中に隠れて友樹が持ってきてくれたパンティを履いた。「突然現れるんだもの。びっくりしちゃったわ。」公園のベンチで友樹に肩を抱かれて座っていた。「そろそろ薬が効いてきたかと思ってね。」「薬って?」「君を可愛くするためのものさ。さっきのトイレで君の中にあった男っぽさが、みんな洗い流されただろう?」
その時になって初めて自分の喋りが女の子しているのに気付いた。「声も変わっているみたいね。」「声だけじゃないよ。体全体が女の子になってるんだよ。」そう言って友樹は僕の胸に手を入れてきた。
「やん。えっち。」仕草もなにもかもが女の子になっている。そう言えばショーツを履いた時にはもう、僕の股間も女の子になっていたみたいだ。「ねえ、元には戻れるの?」「君の男の子はもうトイレに流されちゃったからなぁ…」
「う、嘘?」目の前が真っ暗になる。「だ、大丈夫だよ。別に自分のでなくても男の子の成分を体に取り込めば元に戻るよ。」「や、やだ。脅かさないでよ。で、どうすれば良いの?」「ずばり、エッチをする!」
「て、と、友樹と?」「別に俺でなくても良いんだぞ。そこらへんのおじさんにお願いすれば、お小遣いも貰えるよ。」「厭、友樹が良い。」「じゃあ、行こうか?」
「どこに?」「もちろん、エッチする所さ。」僕は顔を赤らめると同時に、股間が濡れ始めているのを感じていた。

「戻るには、男の成分が必要だって言ったよね。」友樹の質問に僕は頷いた。「男の成分て何か判る?」「セーエキ?」恐る恐る答えると、「せーかい♪」と、友樹が笑って言った。「それを体内に取り込めばいいんだ。別に飲まなくちゃいけないって事じゃない。」僕の不安げな表情に友樹は言葉を続けた。
「大丈夫。変な事はさせないよ。目をつぶって、ベットに寝ていれば良い。」シャワーを浴びていたので、バスタオルを巻いただけの僕等はすぐに裸になれた。
僕の体は生まれた時からそうだったように、完全に女の子だった。バストの先端にある乳首に友樹の舌が触れただけで、全身に電気が走ったような感じがした。「あふん♪」と媚声が漏れる。股間がどんどん濡れてゆくのが判った。
「じゃあ、いくね。」友樹が僕の脚を抱えるようにして股を広げた。そこに友樹のおちんちんの先が触れた。硬く勃起したおちんちんが入る所を探している。ココヨ、ココヨと僕のオマンコが呼んでいる。それに応じて友樹のがやってきた。僕のお汁が滑らかに友樹を誘ってくれた。僕の中に友樹のおちんちんがすっぽりと入っていた。
「痛くないかい?」と友樹。「ううん。大丈夫よ。」と僕。「じゃあ、動かすね。」と言って前後に腰を動かし始めた。
それが女の快感であることに気付いた時には、僕はその快感の虜になっていた。「あん、あん。」と喘ぐ度に快感が増してゆく。お汁が卑猥な音をたてているが、それを圧するように僕の嬌声が響き渡る。
友樹が僕の中に精液を放出すると同時に僕も絶頂に達していた。

気が付くと友樹は身仕度を終えていた。「もう、おしまいなの?」と聞いたと同時に僕はその答えを知ってしまった。僕は男の子に戻っていた。しかし、着替えは持ってきていなかったので、僕は再び女装することになる。
「これ、履くか?」と友樹がよこしたのは、僕のお汁に濡れたショーツだった。一瞬考えたが、何も履かないでいてスカート中が覗かれたときの事を考え「履く。」と友樹の手から奪うようにして取った。

まだ、風は吹いていた。濡れたショーツが冷たくて身震いすると、友樹が僕を抱き寄せてくれた。
「またシようか?」と友樹。僕は彼の耳元にささやいた。
「今度は中出しナシね♪」

勇者

竜王は断末魔の雄叫びを上げた。
俺は奴の唯一の弱点である首の付け根に突き立てた剣を引き抜いた。剣は奴の心臓を貫いていたのだろう、猛烈な勢いで青黒い血が噴き上げてきた。奴の命が消え欠けてゆく。と同時に奴の魔力の効果も消え始めていった。この城も崩壊を始めていた。
「お前は逃げないのか?」絶え絶えの息で竜王がそう言った。「ここからでは崩壊を逃れることは出来まい。元より貴様と心中する覚悟。貴様を殪せたのなら本望さ。」「その命に未練はないと?」「応!」
「ならば、その命貰い受ける。」床が波打ちだしたのは崩落の故か否かは確かめることはできなかった。竜王の声とともに、俺の意識はブラックアウトしていった。

俺は死んではいなかった。気が付くと俺は草の上に倒れていた。大きな怪我はしていないようであったが、指一本動かすことができなかった。
「ふむっ」と俺が唸った。両手を突き、身体を起こす。が、俺の身体は俺のとは別の意思で動かされていた。「解るか?勇者よ。」俺が喋っていた。「わたしは竜王だ。お前の身体に転生させてもらった。しばらくは魔力が使えないのでおとなしくしているが、いずれは竜王として復活させてもらうからな。」奴は俺に言い聞かせるように、そう言った。悔しいが、今の俺には奴を止める手だては何もなかった。
「勇者よ。さぞや悔しかろう?しかし、もっと悔しい思いをさせてやるから楽しみに待っていな。」

奴が街に戻ると、竜王を殪した勇者として盛大に迎え入れられた。奴は街に腰を落ち着けると、酒池肉林の毎日を送っていた。贅沢な衣服をまとい、王侯貴族並の料理を食し、名酒・幻酒を飲んでは手当たり次第に女を抱いた。自ら勇者に捧げる女もいれば、まわりから強制されて来たものもいる。生娘はもとより、器量が良ければ人妻もお構いなしで抱いていった。
そんな事をしていれば、当然に街の人々の反感を買うようになる。「そろそろ潮時かな?」奴はそう言うと、前から目を付けていた奴隷女を買い受けた。女を使って旅仕度を整えると、彼女も連れて街を後にした。
「アテナ。何で、お前も連れ出したか判るか?」奴は女に向かって言ったが、半分以上は俺に聞かせるためなのだろう。「当然の事ながら、夜の相手はしてもらう。だが、それ以上にお前の持っている星がわたしの竜王への進化に多大な力を与えるのだ。お前は犧えとして竜王様に捧げられることになる。光栄に思うんだな。」アテナは俯いたまま「はい。」とだけ言った。「良い良い。」と奴は上機嫌であった。「怖がることはない。その時のお前は、お前ではないのだからな?」アテナは訳が判らずどう反応したら良いか迷っていた。
「まずは勇者殿にお前の性技を教えてやってくれないかね?」と彼女の頭に手を置いた。と同時に俺の意識が渦のようなモノに呑み込まれる。視界が閉ざされていった。
「はい。」と俺は返事をしていた。その声は俺の声ではなかった。目の前には奴がいたが、今の俺の背丈では奴の顔は仰ぎ見る形になる。「勇者よ、聞こえるか?」奴がアテナに、アテナの内に居る俺に向かって言った。「わたしに奉仕することになるとは、さぞや悔しかろう。」俺は奴の内に居たときと同様、アテナの内でも何も出来ずにいた。「奉仕だけではないぞ。お前自身のモノでお前を慰めてやる。女の快感に喜悦する時こそ、お前とっての最大の屈辱であろう?」

夜が訪れた。奴の言葉通り、アテナは奴の前に跪ずいて奉仕を始めた。奴の内に居た時に奴と共に彼女の手や口からもたらされる快感を知った。今度は逆の立場で奴に快感を与えるのだ。アテナの、俺の手が奴のズボンの中からペニスを引き出していた。その先端にキスをする。不快な筈の臭いに俺は、アテナはうっとりとしていた。奉仕する事は不快ではなかった。アテナは喜々として奴のペニスをしごいている。その証拠に、彼女の股間が濡れ始めているのに俺は気付いていた。
俺の口の中に放たれた奴の精液を飲み込むと「ご褒美だ。」と言って、俺をベットに押し倒した。俺は股間を広げ奴を迎える体勢を取っていた。いつものように前技もなく挿入が開始される。「あ、ああ~~♪」俺は嬌声を上げていた。これまでに感じたことのない快感に全身を揺さぶられる。これが女の快感と判ってはいたが、屈辱を感じるより先に、その快感に圧倒されてしまった。

アテナにされた初日は最初の一突きだけで意識を失ってしまったが、毎夜のように繰り返されると、だんだんに耐性ができてくる。アテナの性技を受ける方ではなく、施す側から感じられるようになった。それは決して不快なものではなかった。
繰り返される度にいつしか、アテナの身体が覚えている技が俺自身のものとして刷り込まれていった。夜になると奴の前に跪づき、奴のペニスを咬えている俺がいた。股間を濡らし、うっとりと奉仕する快感に身を委ねていた。
奴に突かれ快感に喘ぐ。絶頂を迎え嬌声を上げる。短いインターバルに至福のまどろみを堪能する。まだ、奴とはつながれたままだった。俺の中で奴はまだ威力を保っていた。
「勇者どの?」唐突に奴が俺に声を掛けてきた。「いかがかな?女の快感は?」アテナは瞼を開き、奴の顔を見た。いや、アテナは何もしていなかった。俺がアテナの瞼を開いていたのだ。
「もうすぐ、竜王への進化の儀式が行えるようになる。女との約束だったな。犧えは女の代わりに勇者殿にやってもらう。しばらくは女の替わりに勇者どのに夜の相手をしてもらうことになる。よろしいかな?勇者殿。いや、新しいアテナよ。」
俺はアテナの身体を動かす事ができた。しかし、俺の精神は既にアテナの肉体に冒されていた。股間につながれた奴のペニスが活気を取り戻すと、そこから沸き起こってくる快感に敏感に反応してしまう。快感に導かれるように、俺は性技を使い奴を喜ばそうと奉仕を再開していた。快感に喘ぎ、歓喜の嬌声をあげる。俺はもう、アテナ以外の何者でもなかった。

「アテナよ。」奴に呼ばれ俺は「はい。」と答えていた。「これが進化の儀式の祭壇だ。」
奴は短期間の間に近くにいた山賊を手なずけ、近隣の山賊の砦を次々と落としていった。ついには立派な山城を手に入れ、その地下を祭壇に作り替えていた。「準備は全て整った。あとは新月の夜を待つばかりだ。」
俺の方も準備が整っていた。夜になると俺は奴の奴隷女と化してしまうが、昼間の内は自分の意思を保っていられる。どのような姿になろうとも、俺は勇者である。竜王の復活はなんとしてでも阻止しなければならないのだ。

最後の夜。俺は明日の夜には犧えとなり、この世から消える。奴もまた竜王に進化するため、この姿での契りは今宵限りとなる。俺はこれまでに習得した性技の全てを駆使して奴に奉仕した。それは奴を油断させるためであったが、それ以上に俺自身に快感として跳ね返ってきた。俺は意識を保つのに苦労しながらも、奴を満足させてやった。底無しの性欲かと思われたが、精液は搾り尽くされ、どんな性技を尽くしても萎えたままとなったペニスを前にしたのは夜も白み始めた頃だった。奴は既に疲れ切って眠っていた。俺も奴以上に疲れてはいたが、最後の一仕事が残っていた。
俺は奴の上に跨り、萎えたペニスを俺の中に導いた。呪文を唱えながら、俺は剣を抜いた。呪文は奴の動きを封じるものだった。
「アテナ?」俺の行動に異変を感じたらしいが、俺が呪文を唱え続ける限り、奴は身動きできない。俺は剣の切っ先を奴の喉に押し充てた。今の俺の力では奴を切り倒す事はできない。剣自体の重さで奴の急所を貫くしかないのだ。気管が切り裂かれ、奴はもう声を出せない。口をパクパクさせているのは、俺にこの体を放棄させようと言うのだろうか?
剣を左右に揺すると首を通る血管がちぎれる。太い血管からは大量の血が迸しる。体内から血液が失われるとともに、奴の動きが緩慢になる。それでも奴は、俺の呪文を途切れさせようとする。
奴は残った血を股間に集中させた。萎えていたペニスが俺の中で膨れあがる。快感が生まれ始めた。奴が俺の中で蠢く。喘ぎ声を上げそうになるが、俺は呪文を唱え続けた。
腕から力が抜ける。剣が倒れる。奴の首が裂かれているのが判る。切り口から零る血には、もう力はなかった。奴の胸に手を置くと、心臓が止まってゆくのが判った。それでも奴は最期の力を振り絞って、俺の中に精を注ぎ込んだ。
「あ、ああ~♪」俺は堪えきれずに呪文を止めてしまった。が、既に奴は息絶えていた。奴から体を離すと奴の放った精の一部が滴り落ちてきた。それは白い精液ではなく、ドス黒い血であった。

俺は山賊達に見付からないように城を抜け出した。俺は今度こそ、死なない決意で臨んでいた。生き抜く事が勇者の誇りである。

俺は竜王の噂も届かない村の教会の世話になっていた。「アテナさん。あまり無理をしないでくださいね。」司祭の奥様が優しく声を掛けてくれる。俺は臨月間近のお腹を抱えて立ち上がった。
そう、俺のお腹には新しい生命が宿っている。奴の、いや、だれのでもない!「俺」の子供だ。

俺はこの子と共にここで平和に暮らしていけるよう、神に祈った。

2007年4月18日 (水)

入れ替え授業

今日は月に一度の入れ替え授業のある日だった。気合を入れて身嗜みを整える。今回は体育の授業が重なっているのでこれにかち合う確立は高い。案の定、校庭に整列した途端に入れ替え授業開始のチャイムが鳴った。

入れ替え授業とは、「他人を思いやる気持ちを育てる」という名目で今年から導入されたものだ。月に一度、一時限の間だけクラスの他の人と入れ替わって授業を受けるのだ。誰と入れ替わるかは全くのランダムである。もちろん男の子であれば女の子と入れ替わってみたいと思うものである。だが、僕達のクラスには女の子は五人しかいない。かなり高い確率で男のままになってしまう。
しかし、今日はついている予感がした。僕はどの娘になれるかを朝からずっと考えていた。お嬢様系の宮園あけみ、お姉様系の久藤洋子、スポーツ娘系の長谷川翔子、可愛子系の今野ひとみ、文学少女系の本村愛。どの娘も捨て難かった。体育の時間になった。短い休み時間に着替えを終えて校庭に出てゆくと、今野だけが独り制服のまま外にいた。今日は見学ということらしい。
体育は男子と女子が別々に授業を受けるので今野は僕等から離れた女子の更衣室近くに移動していた。いち速く長谷川が体操服に着替えてでてきた。僕等が整列を終える頃には彼女等も揃っていた。そこに入れ替え授業のチャイムが鳴ったのだ。
「久藤、今野、長谷川、本村、宮園」と先生が点呼を取ると同時に誰と入れ替わっているかを確認してゆく。「宮園」と呼ばれた時、僕は「ハイ、田中です。」と返事をした。宮園さんの少し鼻に掛かった声が僕の口からこぼれた。「田中、」先生が名指しする。「慣れない体でバランスを崩して怪我をさせないように注意するんだぞ。」確かに、だれもが自分の体ではないのでバランスを崩し易いが、特に宮園さんは胸が大きかった。
ラジオ体操で体をほぐすが、ブラで固定されているのにかなり勝手に動きまわる。これでは全力疾走は無理だな。と、ふらつく体と戦いながら考えていた。
最後の近くにジャンプがあった。自分の体のつもりで飛んだとたん、バストが思い切り引っ張られた。
「いてて!」僕は思わず胸を押さえてしゃがみ込んでしまった。「どうした?」と先生の声に顔を上げると、向こうから一人の男子生徒が物凄い勢いで走ってきた。
彼は「僕」だった。「何してんのよ!」「僕」の中の宮園さんが僕を睨みつけていた。「勝手にあたしの体に触んないでよね。」「でも、胸痛いし、」「あんたは触っちゃ駄目!どこが痛いの?」と「俺」が宮園さんを触り始めた。他人に触られたことでヘンに感じてしまった。僕が「ああん」と艶かしい声をあげた途端、僕の胸をさすっていた「僕」の手が不意に遠退いた。
「あ、あんたは見学!ひーちゃん、見張っててくれる?」と制服姿の今野を見てそのまま足早に去っていった。「って俺、中身は西田だよ。」と言う今野の声は宮園に届いたようには思えなかった。
「まぁ何だ、怪我させるといけないから、見学していろ。」と先生。僕は今野の姿の西田と木陰で見学することになった。
「そんなに痛かったのか?」と西田が声を掛けてきた。「まぁ、我慢できない程じゃないが、今まで経験したことのない痛みだったんでビックリした方が強かったかな?」「そうだね。女の子にしか解らない痛みってあるよね。」「逆にキンタマをぶつけた痛みは女の子には解らないよな?」と西田を見ると、西田は少し顔を歪めていた。
「何だ?どこか痛むのか?」と聞くと、「どうも生理痛らしい。すごいよな女の子って。月に一度はこの痛みに耐えなくちゃならないんだぜ。尊敬しちゃうぜ。」「お、おい?大丈夫か?顔が青いぜ。」僕と西田の様子に気が付き、先生が僕に西田を保健室に連れていくように指示した。保健室には誰もいなかったので、僕は西田をベットに上がらせた。しばらくすると落ち着いたのか、軽い寝息をたて始めていた。

遠くで授業の終わりのチャイムが鳴っていた。今回の入れ替え授業は散々なものになったが、女の子の強さを知る良い機会にもなったと思った。来月もまた女の子になったら、もう少し考えて動かないといけないな。と、チャイムの音を聞いていた。

「?」
確かにチャイムは鳴り止んでいた。交換授業は終わりの筈である。しかし、僕はまだ宮園さんのままだった。
ドタドタと廊下を走ってくる二人の足音がした。ガチャリとドアが空く。「あんた、田中だよね。」と体操服姿で僕を指さしたのは「僕」だった。その後ろにいたのは西田だった。彼の中にはまだ今野さんが入っているのだろう。「僕」が宮園さんの口調で続ける。「あんた達、ずっとここにいたんだよね?」僕が「ああ」と肯定の返事をすると「僕」は「ああ」と言って目頭に手を当てて天井を仰ぎ見た。
「あけみちゃん、どういうことなの?」と西田が「僕」に聞く。「パパから聞いた事があるんだけど、入れ替え授業で使っているシステムには死角があって、うまく各教室が効果範囲に収まるように調整しているんだって。うちの学校は保健室がその死角にあたっていたみたい。」「それで?」「範囲外にいると入れ替わりができないらしんだけど、たぶん元に戻る時もその範囲にいないといけないんだと思うの。」「じゃ、じゃあ、あたし達どうなるの?」「下手すると来月の入れ替え授業まで、このままかもね。」「う、うそぉ。今度の日曜、半沢君とデートなのよ。どうしよう?」「はいはい。デートもいいけど、これからの日常の方がもっと大変よ。」

宮園の意見はもっともであった。しばらくして現れた校医の先生に話すと、学校中を騒ぎに巻き込んでいった。四人の親達が集められ説明される。僕等は制服に着替えて応接室でまたされることになった。もちろん僕は宮園さんの服を着ることになる。最終的に出された結論はそれぞれの中身に従ってこの一ケ月を過ごすという事だった。僕は宮園さんの服をしばらく借りることになった。

日曜日。僕は西田と出掛けることになった。西田とは言っても中身は今野さんだ。西田(外見は今野さん)がデートするのを尾行するのだ。もちろん西田の相手は半沢(男)だ。西田は今野さんに指示されたのか、結構お洒落をしていた。はた目からみれば初々しいカップルに見える。今野さんにとっては西田が変なことをしないか気掛きではないのだろう。木陰に隠れて二人を見詰めながら、僕の手をぎゅっと握り締めていた。今野さんにとっては宮園さんと一緒にいるつもりになっているのだろうが、僕は握られている手を西田のではなく今野さんのだと思う事でささやかな幸せを感じていた。
二人の後を付いて僕等も移動してゆく。公園から喫茶店へ、映画を見てファミレスで食事をする。当然のことながら僕等も同じ事をしていた。やはり、映画の内容が良くなかったのだろう。僕は尾行という当初の目的を忘れ映画に見入ってしまった。ストーリの進行に合わせて泣き笑いしているうちはまだ良かった。しかし、次第に劇中の人物に感情移入していった。映画が終わった時には、僕はヒロインに成り切っていた。
僕は男の子とデートする一人の女の子だった。彼にエスコートされて食事に向かう。「どれにする?」と聞かれて「同じので」と答える僕は、つつましやかな女の子に見えるだろうか?店内の鏡に写る自達に不自然な所があるとすれば、あまりにも僕がお嬢様然としている所だろうか?もっと彼にふさわしい女の子になれないだろうか?彼の好みはどんな娘なのだろうか?直接聞いてみたいけど、僕と正反対だったら困る。怖くて聞けない…などと逡巡しているうちに「ねぇ、行かないと。」と彼はレシートを手に立ち上がろうとしていた。
見ると半沢君と西田が仲良く外に出た所だった。「待って♪」と今野君の後を追う。あたふたと財布を探していると「後で良いから。」と僕の分まで払ってくれていた。「行こう。」と僕の手を曳いていった。
ゲームセンターでひとしきり遊んだあと、ふたたび公園に戻っていた。「今日はありがとう。楽しかったわ。」と西田がほほ笑む。「今度は俺の方から誘いたいな。良いかい?」西田が頬を紅らめる。「ええ♪」と言って下を向いた。その肩を半沢君が抱き寄せる。「おやすみ。」そう言って西田の額にキスをした。

「どうしよう。」その夜、西田から電話があった。「今野さんの代わりに半沢君とデートしたんだけど、俺自身が彼に魅かれている気がするんだ。彼といると、どんどん自分が女の子になっていくんだ。気が付くと自然に女の子の考え方で、女の子のように喋っていたんだ。彼と手をつないでいるだけで幸せな気持ちになっちゃうんだ。別れ際、彼が俺のおでこにキスしてくれたとき、男にキスされたというのに嫌だとは思わなかった。それどころか、おでこでは物足りなく感じていたんだ。」「それは、なんかヤバそうだな。」と相槌を打ちながら、僕は自分に起こったことを思い返してみた。僕も今野さんに魅かれていた。最初は男として西田の内側に居る女の今野さんを見ていた筈が、映画が終わってからは女として外見通りの男として彼を見ていた。彼はもう西田でも今野さんでもはなく、今野君だった。「来週もデートに誘われたんだけど、行くのが怖いんだ。なんかどんどん深みに嵌まってしまいそうなんだ。」僕は元に戻った時の今野さんの事を考えてデートにはいくべきだとアドバイスした。が、電話を切った後に本当に元に戻れるかを考えてみた。
いや、既に僕はもう元に戻らない方が良いのでは?とも考えていた。今野君を思う、この幸せな気持ちは女の子だからこそ持てるものだと思う。僕はこの幸せを手放したくはなかった。西田にしても同じ筈だ。半沢君が好きになったのは今野さんの姿をした西田であり、西田の姿に戻った時、彼の隣にいるのは今野さんの筈である。今の西田がそれを平然と受け入れられるとは思えない。ならば、いっそこのままでいられないかと思うのも解ってもらえると思う。

次の入れ替え授業が週末に行われる。西田は最後の日曜日も半沢君とデートしていたようだ。月曜の朝、西田がこっそりと僕に耳打ちした。「昨日、半沢君とシちゃった♪」「って、アレ?」「驚く事ないじゃない。あんただってヤったんでしょう?今野君と」
そう、僕は先々週に初体験を済ましていた。西田と半沢君の進展について相談する名目で今野君を僕の部屋に呼んだのだ。外見は西田なので親も気を許していたようだ。一度関係ができてしまえば後はなし崩し的に深みに嵌っていった。「半沢君との事は決して忘れないわ。」西田は目にうっすらと涙を浮かべていた。

僕は一つの賭けをすることにした。放課後、宮園君を呼び出していった。「まだアレが来ていないんだ。」」宮園君も僕と今野君の関係には気が付いているようだった。「妊娠したって事?」「調べた訳じゃないから。そね可能性もあるってこと。」「あ、あたしの体で何て事してくれたの?」
そして、その月の入れ替え授業は中止となった。僕はすぐさま病院で検査を受けさせられた。結果は単なる生理不順だった。しかし、僕が検査を受けた時に医師の下した所見が更なる波紋を呼ぶことになった。他の三人も病院に呼ばれ、僕等は精密検査を受けさせられた。

僕には詳しい説明を理解する事はできなかったが、入れ替え授業の廃止が決定された。結局、僕等は元の体に戻る事はなく今の性別に合った新しい名前をもらうことになった。
「あけみちゃん?」声を掛けてきたのは西田だった。「あ、西田か。何の用だ?」「んもう。今まで通り、ひーちゃんて呼んでって言ってるでしょ?それより、忘れてないわよね。放課後に買い物に付き合ってくれるって。」
医者が言っていたが、入れ替わりが長時間に及ぶと精神が肉体に同化してしまうらしい。個人差はあるが、西田の場合、肉体に残った今野ひとみの記憶が重なって、西田ひとみとして生まれた時から女の子であったと錯覚してしまっている。
僕等は日曜のダブルデートに着ていく服を買いに行った。なんの躊躇もなく女の子の服を買えるようになった僕も宮園あけみの肉体との同化が進んだせいなのだろうか?

思い立った事があり、僕は西田に電話していた。「ねぇ、ひーちゃん。日曜日にお弁当作っていかない?」「あ、あけみちゃんがお弁当を作るの?やっぱり恋をすると変わるものなのよね。でも、その心意気だけにしておいた方が今野君の為よ。どうしてもって言うんならあたしん家で一緒に作らない?朝早く起きられないならうちに泊まっちゃえばいいんだし。」
僕は西田の提案を受ける事にした。久し振りに訪れた西田の部屋はすっかり様変わりしていた。少女趣味満載の女の子の部屋は昔の面影も褪せさせていた。「久し振りよね、あけみちゃんがうちに来るのって。」前に訪れたのは、あの事件以前だった。その時は男同士でエッチなビデオの鑑賞会となった筈だ。今は女の裸など見放題なのだが、それで興奮することもなくなっていた。
部屋の中にはパジャマ姿の女の子が二人。他愛もないお喋りで夜が更けていった。

台所でキャアキャア騒いでできあがったお弁当はそれなりに仕上がっていた。おニューのワンピースに袖を通し、少しだけお化粧した。
待ち合わせ場所には男の子達が二人揃って待っていた。「お待たせ~♪」小走りに駆け寄ると、「おはよう♪」と爽やかな笑顔で迎えてくれた。
それだけで僕は幸せな気持ちで一杯になった。

呪い

チュパチュパと音をたてて、僕は父さんの股間を嘗め上げていた。
僕に掛けられた呪いは毎日精液を採ることであった。もちろん口以外の場所から体内に入れても良いのだが、お尻を使うのはどうしても気が進まなかった。最初は手で抜いていたが、どうせ飲まなければならないのだからとフェラチオをすることになってしまった。
父さんに掛けられた呪いは男の服を着れないことだった。ズボンを履いていると、何かの弾みでばらばらに壊れてしまうのだ。もちろん下着も同じ運命を辿る。したがって父さんは女装するしかなかった。
男が女装した場合に問題となるのが息子の扱いである。息子といっても僕の事ではない。興奮すると収まりがつかないペニスのことだ。ズボンなら少しはごまかせても、スカートでははっきりと解ってしまう。だから僕の呪いが知られると、毎朝こうして僕が精液を搾りだすことになった。これをすれば、その日一日は勃起せずに済むらしい。
最後の一滴まで嘗めとって、萎え始めたペニスをショーツの中に戻した。父さんはスカートを下ろして股間の膨らみ具合を確認した。「うむ。問題ないな。」そう言って椅子に座ると鏡に向かって化粧を始めた。用済みになった僕は部屋を出ると台所に向かった。朝飯の支度を始めるのだ。
母さんは呪いのせいで玄関に人形として飾られている。僕は精液さえ採っていれば餓死することはないので、もっぱら父さんのための食事となる。ご飯は夕べのうちにタイマをセットしていたので、鮭の切り身を焼きながらみそ汁を作る。卵が焼き上がり本日の朝食が出来あがった。父さんは煙草を吸いながら新聞を読んでいた。「父さん、脚。」と僕が注意する。椅子の上で半跏している姿は父さんらしくはあるが、スカートをたくし上げてまでやって欲しくはない。化粧を済ませた父さんは充分女性に見えるからなおさらである。「ご飯出来たよ。」と言うと、新聞を畳み箸を手に取る。そして一気に食べ終わると新聞を手にさっさと会社に出ていってしまう。
僕の心配事を相談する暇もない。

僕の心配事…もちろん僕自身の身体についての事だ。ほとんど食事を採っていないので痩せてゆくのは道理だとは思えるのだが、痩せ方がどうも不自然なのだ。全体的に細くなっているようだが、胸の辺りはかえって肉が付いてきているようにも思える。手足は細くなると同時に色白になっている。何だか背も縮んでいるようだった。
最も適切な表現で言えば、僕は女の子になりつつあるのではないだろうか?
呪いに掛かった後、しばらくは自分の精液でしのいでいたが即にも底をついてしまった。父さんのペニスをフェラチオし始める頃には勃起もしなくなってきた。やがてペニスの裏側に裂け目が出来て、最近では朝の行為が始まるとそこがぬるぬると潤みだし、愛液のようなものが僕の大腿の内側を伝い落ちてくるようになっていた。
そして昨日。そこから血が出ていたのだ。それが何かは知識としては知っている。生理だ。女性が子供を産むための仕組みとして、毎月定期的に訪れるものだ。逆に言えば僕も子供が産める身体になってしまったということだ。母さんのチェストを漁るとナプキンと生理用のショーツが見付かった。さすがに父さんみたいに女装しようとは思わないが、これだけは必要に迫られたのだと自分を納得させた。
制服のズボンを履き、詰め襟を着る。だいぶぶかぶかになってきたが、何とか着ていられる。既に学校では呪いの為に制服が着られなくなった生徒が大勢いたため、制服を着て来なくてもよくなっていた。

「おはよう♪」と声を掛けられた。クラスメイトの弘道だった。彼は父さんと同じ女装の呪いが掛けられていた。彼は順応が早く、真っ先に女子の制服を着て登校してきた。中身は男のままである筈なのだが、すっかり女子の中に溶け込んでしまっている。
女の子といえば幼なじみの夏美に掛かっている呪いについては詳細を聞いたことがなかった。昼休みには弁当も広げずにどこかに姿を消していることが多い。何回かは午後の授業にも遅刻する事があった。それが、いつも一人ではなく毎回違った女の子と一緒というのも彼女の呪いに関係するのだろうか?

夏美が今日は一緒に帰ろうと言ってきた。「上がって良い?」いつもなら玄関前で別れるのだがどういう風の吹き回しだろう?断る理由もないので一緒に上がった。
「小父さん元気?」「まぁ何と言うか普通に仕事しているようだよ。今日は接待もあるとか言っていたよ。」「あの格好で接待までやるなんてさすがね。」父さんの呪いについては皆の知る所である。外見のほとんど変わらない僕のような場合は身近な一部の人にしか知られていない。夏美はその一部の人の一人だった。「あんたの呪いはその後どう?」僕の身体の変化を気付かれたかと、どきりとする。「その後って?」「何か身体に変化とかなかった?あたしなんか変な物が生えてきて隠すのに一苦労なのよ。」
変な物って何だろうと思いつつも、なんとか話題を反らせたかった。「そういえば、おまえの呪いって何なんだ?」「あぁ、あたしの?あんたと同じようなモノよ。もっとも、必要なのは男の精液じゃないけどね。」と、いきなり僕の身体を抱き締めた。「うん。良い薫りがするようになったわね。すぐにわかったわよ。あなたが女の子になったって。」夏美は片腕で僕を拘束しながらズボンのベルトを外し、下着の中に手を差し込んだ。「や、やめろよ。」と言っても聞いてくれるとは思えなかった。「ちゃんとナプキンを付けているのね。」と更に奥へと指先を送り込む。
「あ、ああん。」喘ぎ声が喉を衝いた。「もう感じているの?」と夏美。僕の股間から引き抜いた指を目の前にかざす。そして僕の体液の付いた指を口に含んだ。「うん。美味い♪」と満足そうに顔をほころばせる。「ねぇ、もっと頂戴。」と僕を床の上に押し倒し、ズボンと下着を剥ぎ取ってしまった。「あんたと同じように女の子のお汁があたしの御馳走になったの。」そう言って夏美は僕の股間に顔を埋めた。僕は夏美に弄ばれるたび、簡単にイッてしまう。女の子の快感は男のものとは次元が違うのだ。そして溢れ出る愛液を夏美が嘗めとってゆく。
あまりの快感に意識が朦朧とし始めたころ、「そうそう、あんたにも御馳走をあげなくちゃね。」と夏美はスカートを外し、僕の上に伸し掛かるように身体を合わせた。僕の股の間に夏美の下半身が密着する。「最初は少し痛いけど、すぐに気持ち良くなるわよ♪」と、僕の股間に侵入してきた。僕と同じように夏美の身体も変化していたのだ。これまで以上の快感が夏美のペニスからもたらされる。「す、凄い。」夏美も快感に捕われていた。「ぁあ、イく…」と夏美がこぼした直後、僕の中に夏美の精液が大量に吐き出されていた。

「大丈夫?」夏美が僕の顔を覗き込んでいた。「…気を失っていたの?」と聞くと夏美の顔が縦に動いた。起きようとして違和感に気付いた。夏美を見ると既に彼女も気付いているようだった。僕が視線を降ろすと、胸元が大きく膨らんでいた。シャツのボタンが外されていたのでランニングの開いた首廻りからそね正体の一部を確認できた。
「一気に女性化が進んじゃったみたいね。声も女の子みたいよ。」
夏美に言われて声を出してみる。強いて低い声を出さないと、僕の声には聞こえないようだ。「問題は明日よね。その体じゃあんたの服は着れないわよね。かと言って小父さんや小母さんのは学校に着ていけないわよね。」とクローゼットの中を物色していった。「これを貸すから明日はこれにしなさい。」と夏美の制服が渡された。「朝、迎えに来るね。」と言って夏美は母さんの服を着て帰っていった。僕がこれを着るのか?僕は渡された服を広げてみた。ご丁寧にブラジャーまで用意されていた。ブラジャーはまだほんのりと温かだった。

ある朝、無性にお腹が空いていた。いつものように父さんの精液を飲んでも満たされなかった。そこに良い匂いが漂ってきて、更に空腹感を冗長させた。匂いの元は台所だった。そこでは誰かがカチャカチャと調理の音をたてていた。その人が振り向いた。「おはよう。早く顔を洗っていらっしゃいな。」「か、母さん?」台所に立っていたのは母さんだった。
「何故か知らないけど、呪いが突然解けたようなの。お父さんも普通の服で行ける筈よ。」としっかりと女装を決めてきた父さんにも声を掛けた。「男の服は着て行きたいが、この家にはもう一着も残っていないんだ。今日はこれで行くよ。」
呪いは解けたものの、後遺症はかなりあるようだった。人外のモノになった人は元の姿に戻っていた。一部に食事の嗜好が変わった人もいるようだが、特に問題は起きていない。父さんのように行動に制約が掛けられていた場合は、その制約は解除されていた。ただ、制約を受けたままでも生活に支障を来さない場合はそのままでいる人もいた。父さんなどは女装での接待があまりにも好評だったので、回りの人に男装するのを許してもらえなかった。
僕はといえば、ちゃんと食事ができるようにはなった。が、肉体の変化は元に戻る気配はなかった。結局、女子の制服を着て学校に行くことになった。そして昼休みには夏美に呼び出される。「今はもう、あんただけだから。」と僕のショーツを下ろしてゆく。股間の蜜を美味しそうに嘗め上げ、僕を床に押し倒す。夏美もショーツを下ろして僕に伸し掛かってくる。「あなたにも御馳走よ。」と僕の中に精液を注ぎ込む。
快感のまどろみの中で僕は聞いた。「ねえ、妊娠することってないのかなぁ?」「大丈夫よ。その時にはお口にしてあげるから。」答えになっていないような気もしたが、僕は納得してしまっていた。

これも「呪い」の後遺症?

2007年4月 4日 (水)

ジャンル分け

自分の中で規定しているTSFのジャンル分けについて一部改変することにした。男と女の間に境界線が引けないようにジャンルもあやふやなものであると思っていますが誰もが一言を持っているものですね?
私自身、その時々で分類が変わっていっています。昔は変身と憑依に大別していましたが、憑依は名前を成り代わりに変えようと思いたちました。
基本的な考え方として、外見が物語り中に存在する人物になるものと、そうでないもので大別することに変わりはありません。これまでは後者を変身、前者を憑依と言っていました。その当時からも既存の人物への変身は憑依に分類するなどあまり良いネーミングではありませんでした。
今回、成り代わりとしようとしたのは「皮モノ」が一般化してきたためです。他人の皮を被り成り済ますのを憑依と称するには憚られる程皮モノの作品が増えてきたように思います。また、「成り代わり」であれば入れ替わりを相互憑依と称して辻妻を合わせる必要もなくなるので、自分的にはスッキリしたと思っています。

皮のパンツ

「女皮のパンツ」とだけ書かれていた。画像は普通のショーツに見えた。が、何か特別なモノが感じられた。
早速注文して、届いた小包を開けてみた。中に入っていたのは画像にあったショーツとは全く違うものだった。肌色を帯びた半透明の薄い生地でできたパンツだった。よく見ると股間には女性の徴がモールドされていた。僕はズボンとトランクスを脱ぎ、手にしたパンツに脚を通した。圧迫感はなく、自然に身体にフィットするようだった。締め付けが無いのに、股間に膨らみができることなく、すっきりと納まっていた。
最初は半透明の膜に被われた感じだったが、次第に地肌の色が移っていった。色地でパンツとの境目が目立たなくなると同時に生地の間から体毛が顔を出し、更に地肌との違いが判らなくなった。
もちろん、股間の毛も生えている。ただ、ある一線から下にはそれはなかった。そこには女の子の割れ目が出来上がっていた。ペニスは跡形もなくなり、縦の筋がそこに穿たれていた。パンツに締め付けられた訳でもないのに、深く切れ込まれている。手鏡に映すとモールドされていた女性器が、まるで本物のように自分の股間に息づいていた。僕はその中心に指を立てた。指先にピクピクと誘うような動きを感じた。その動きに導かれるように指を押し入れた。僕は腹の中に侵入してくるモノを感じていた。そして指には湿り気を帯びて温かく圧する肉壁を感じた。指を動かすと腹の中に蠢く存在がはっきりと判った。

と、突然に尿意を覚えた。慌てて指を引き抜き、トイレに駆け込んだ。便座を上げ、息子を手に取ろうとしてパンツを履いたままである事に気付いた。膀胱がアラームをあげている。パンツの端が見付からない。急かされると余計に手足が動かなくなる。限界に近付いた。僕は為す術もなく便器の前に立ち尽くした。

シャーッと小水が迸しっていた。偶然にも真っすぐ便器の中に落ちていった。やがて、勢いが弱まると大腿を伝っていったが、思った程悲惨な状況にはならなかった。
改めて便座を降ろし腰掛ける。ペーパーで濡れた所を拭き取った。そして膀胱に力を加えると僅かに残っていたものが僕の股間から滴り落ちていった。もう一度その場所を確認する。そこはパンツの隙間ではなかった。小水は僕の股間の真ん中から、パンツによって造られた割れ目の中だった。

既にパンツは僕の皮膚と一体化していた。どう見ても脱げるようには思えなかった。
僕は股間だけ女の子になってしまったという事実を受け入れるしかなかった。

ひと月程経った頃、僕は生理を迎えた。ある程度は覚悟していたので慌てることもなかった。生理痛を紛らわすために僕はオンラインショップを眺めていた。
「?」
見覚えのあるロゴがあった。画像は何の変哲もないブラジャーだった。
商品名を確認した。
「女皮のブラ」
僕は迷うことなく購入ボタンをクリックしていた。

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