« 努力 | トップページ | 皮のパンツ »

2007年3月24日 (土)

震え

身体が震えていた。
寒くはない。部屋の中は少し汗ばむくらいである。裸になっていても寒さを感じることはない。僕は恐怖と好奇心の狭間で震えていたのだった。

気が付いた時、そこはベットの上だった。僕は服を着たまま寝かされていた。しかし、その服には違和感があった。大腿に布の端が当たっている。半ズボンにしては裾にゆとりがあり過ぎた。そして、胸の廻りがベルト状のもので締め付けられている。覚醒してゆく過程でおおよその見当は付いた。
だが、ベットの脇に立てられていた鏡に写った自分を見て愕然とした。(この娘は誰だ?)僕が女子の制服を着せられていたのは判っていた。悪友の悪戯だろうと想像できた。が、鏡にはまったくの別人が写っていた。胸元に手を当てると鏡の中の女の子も同じようにする。そして、自分の胸に触れられる感覚と、布越しに触れた女の子の胸の感触…
僕は辺りを見回した。窓もドアもない。この見知らぬ部屋が学校の一部であるとは思えなかった。ここが現実世界から切り離されていると判っていた。

僕は制服を脱いでいった。女の子の下着も外し、全裸になった。部屋は温かく寒くはなかった。鏡を引き寄せる。僕はベットに座り、鏡の前で股間を開いていった。鏡にははっきりと女の子の秘所が写し出されていた。僕は指を当てがい、谷間を押し広げていった。
「?!」
痛みがあった。僕の手の一部が敏感な所に触れたのだろう。これが「女の子」なのだ。鏡に写った股間の様子を網膜に焼き付けて、僕は瞼を閉じた。ベットに背中を預けリラックスする。闇の中で指先と股間に意識を集中させる。

身体が震えていた。

膝を立て、股間に当てた手を更に奥へと進める。中指の腹に割れ目を感じる。指を折りその中へと潜り込ませる。何も知らない肉体は乾いたままだった。指先が肉の壁に包まれる。掌を押し付け、指を更に奥へと送り込むと、さすがにそこは湿り気を帯びていた。
空いた手を胸に持っていった。乳房を揉んでみる。何だか体全体が敏感になっているようだ。乳首が硬くなっていた。乳房を弄んでいると、股間の潤みが増していった。「んあっ」自然て喘ぎ声が漏れてくる。股間の指を動かしていると潤みが雫となって指に絡みついてくる。チュパチュパと股間が音をたて始める。
僕は自分の股間の状況を思い描いてみた。濡れた膣口が僕の指を咬え込んでいる。その指はごつごつした男のものではなく、繊細な女のものなのだ。優しく肉襞を撫であげる。不思議な感覚があった。これが女の快感なのだろうか?
膣口の手前には豆粒のような突起があった。僕はゴクリと唾を飲み込んだ。聞き知っている所によれば、ここは相当に感じるらしい。僕は濡れた指先でそっと触れて…

一瞬の出来事だった。頭の中が真っ白に染めあげられた。気が付いた時には僕の股間は愛液にぐしょぐしょになっていた。
二度目は心の準備も万端に、意識を保ったまま触れることができた。それは物凄い快感だった。男の感じる快感などとは、比較のしようもない。僕は女の子の快感の虜になっていた。手が止まるのはイッてしまったその時だけだった。愛液はどんどん溢れてくる。シーツがぐっしょりと濡れていた。

目の端に写真でしか見たことのなかったものが写っていた。男性のペニスを模したバイブだった。それは唐突に床の上に転がっていた。僕の手がバイブに伸びる。ベットからずり落ち、床の上を這進む。
そして、僕はバイブを手に取った。スイッチを入れると鈍いモーター音とともに振るえ始めた。一旦止めてから股間に装着した。僕の濡れた股間は難無くそれを飲み込んだ。

僕はバイブのスイッチを入れた。

« 努力 | トップページ | 皮のパンツ »

コメント

いつも奈落さんの作品を読んでいて思うのですが、自分では気づかずにいる願望を物語として見せられてしまう。
それがいやとかじゃなくて、ちょっとテレながら苦笑しながらも、握手を求めてしまう。そんな感じなんです。

ところで、余談ですが「ベット」じゃなくて「ベッド」です。はい。^^;

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 震え:

« 努力 | トップページ | 皮のパンツ »

無料ブログはココログ