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2007年1月31日 (水)

絶頂

僕は自分の身体を見下ろしてみた。どう見ても胸が女のように膨らんでいる。右手で圧してみると、それが詰め物ではないと判った。胸からは押された感覚と供に、その膨らみが独立したパーツで被われ肩から吊られていることも判った。つまり、僕はブラジャーをしているということだ。意識が自分の着ているものに移っていった。すぐに判ったのはストッキングだった。脚全体を被うそれは幼いころ履かされたタイツとはまた違った感触があった。靴は踵の高いサンダルで足首の所のストラップで止められていた。
ズボンは履いていないようだ。大腿の辺りをくすぐっているのはスカートの裾なのだろうか?いつものベルトよりも高い位置で胴回りが締め付けられていた。
肩から提げていたのは女性が持つハンドバックだった。中に手鏡があったので自分の顔を映してみた。母さんを若くしたらこんな感じなのだろうか?化粧をしていたので、一目見ただけではそれが自分の顔だとは判らなかった。が、鏡に映っていたのは確かに僕自身だった。

僕は「女」になっていた。それは動かざる事実であった。ハンドバックに隠しつつスカートの上から股間に手を当ててみると、そこには平たくペニスの存在は感じられなかった。掌の下にはスカートの布地があり、ストッキングの薄い膜の下のショーツが僕の股間をピタリと被っている。そこには消えてしまったペニスの替わりに、一筋の溝が穿たれていた。僕はそこに存在する筈の女性自身を想像した。ビデオや写真で見たものを思い出していると、不意に股間が暑く蒸れ始めた。肉の合わせめから雫が垂れてショーツのクロッチに染みを作ってゆく。溝の奥に膣がある。その肉壁から体液が滲み出てきたのだ。それは膣に挿入されるペニスをスムーズにその奥まで送り込むためのものでもある。
僕は膣に挿入されるペニスを想像した。僕が持っていたあの「ペニス」だ。勃起し硬くなったペニス。それを入れるのではなく、今の僕はそれを受け入れることになる。ベットに横になり股間を広げると、そこに男の腰が割り込んでくる。ペニスの先端が股間に当たる。入れるべき所を捜しているのだ。僕は腰を揺すり、暑く濡れた女陰に導いてやる。それはスルリと僕の膣に入ってきた。その際に陰核が刺激された。
「ああんっ♪」僕は女のように喘いだ。ペニスが動く度に刺激され、僕はその度に喘ぎ声を上げていた。更に彼の手が乳首を弄び、耳元に息を吹き掛ける。僕の体中の性感帯が一気に活性化していった。快感に僕は身をくねらす。胎(なか)にある彼のペニスの動きが激しくなり、更なる快感を引き出してくる。
「ふあ、うん、ああ~~ん♪」僕は嬌声を上げながら、昇り詰めていく。何も考えられなくなる。快感に身を委ね、ただひたすらに快感を追い求めていた。膣の中のペニスの動きに変化が生じた。その時が近付いている。動きを止めたペニスが大きく脈動する。熱い塊が僕の中に放たれた。
「い、いいっ、あああ~~~~♪」これまで経験したことのない強烈な快感が僕の頭を打ち砕いた。頭の中が真っ白になった時、僕は絶頂を迎えていた。

僕は「女」だった。
ハンドバックの中の所持金を確認すると、馴れないハイヒールで歩き始めた。コンビニであるものを買い、デパートに向かった。売り場を突き切り、奥の階段のあるスペースに辿り着いた。その前で一瞬逡巡する。そして、意を決してピンク色のタイルに囲まれた女子トイレに入った。個室の中でスカートを捲り上げ、下着を降ろした。
僕はぐっしょりと濡れたショーツを脱ぎ去り、コンビニで買ってきたものに履き替えるのだった。

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コメント

女の彼?女になった彼女??
う~んどっちだろう。でも、このふしぎ感が奈落さんなんですよねぇ。いい!

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